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少年マノンと勇剣の英雄譚  作者: キューブ・V
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少年マノンと勇剣の英雄譚 第2章「~魔法~あなたの為に」第三十九話

読んでくださりありがとうございます。

文脈や言葉遣い、構成などの知識を持ち合わせていない素人が書いた作品です。 

よろしければブックマークや感想をコメントしていってください。

前回

マノンとスカーレットは

クリミナル・クローバー最高幹部 キューブ・ヴァイスが占拠する

智ノ議事塔へと足を踏み入れた。


だがそこは、静寂に潜む暗影の巣。

黒鉄の糸が張り巡らされ、冷たい闇が息づく場所だった。


待ち受けていたのは、再び姿を現した最後の幹部ゴーレム黒鉄姫。

より強靭な装甲と、純黒の蜘蛛のような左腕を携えた彼女は、

創造主キューブ・ヴァイスの邪魔をする者を排除にかかる!


猛攻をしのぎマノンとスカーレットは協力してティオナ姫とアグリコを救出。

そしてティオナの口からスカーレットへ衝撃の真実が語られる…



智ノ議事塔1階 最奥ロビーにて

なんとか黒鉄姫から捕らわれていたティオナ姫とアグリコを救いロビーから出たスカーレット

ロビーの中ではマノンが黒鉄姫の猛攻に耐えていました。

すぐに戦線に戻りたいのを我慢しスカーレットは状況と敵の情報、そして自身の恩師であるヴィリジアンのことを聞きます。


スカーレット「教えて 敵の目的 それにヴィリジアン先生が無事なのかを!」

その言葉を聞き少し思案を巡らせた後ティオナ姫が口を開きます。


ティオナ姫「まず敵の目的は2つ この国に伝わる伝説の魔道具「アナザーページ」の奪取、そして昔女神様がこの国に下した「極彩の神杖」の解析と破壊よ。」


スカーレット「アナザーページって確か使用者が望む過去現在未来すべての情報を知れる本ね、そんなのを悪党に渡してなるもんですか!それで 先生は無事?ほかの七賢会のみんなは?」


ティオナ姫「七賢会の方々はアイナ様 ステラ様を除いて全員キューブ・ヴァイスに捕まっているわ…」


スカーレット「つまり先生も捕まってるのね…絶対助けるわ!すぐにあのゴーレムを倒して…」

スカーレットが言葉を終える前にティオナ姫が彼女の手を握り首を振る


ティオナ姫「落ち着いて聞いてスカーレット、この国を壊滅させようとした元凶 キューブ・ヴァイスの正体はヴィリジアン様なのです…」

その言葉を聞きスカーレットは言葉を失う


スカーレット「…? ど…どういうことなの?こんな時にそんな冗談はやめてほしいわ…」


ティオナ姫「本当なのよスカーレット、私はこの目でヴィリジアン様がキューブ・ヴァイスに変身し七賢会の皆様を蹂躙する様を見ていたの…」

状況が全く理解できないスカーレット その時ロビーから悲鳴が聞こえました


マノン「うわぁぁぁ!!!」ドサッ!

黒鉄姫の猛攻に耐えきれず斬撃を浴びてしまったマノンが吹き飛ばされていました。


スカーレット「マノン!!!すぐに加勢しなくちゃ!」

混乱する頭を何とか正気に戻しスカーレットは黒鉄姫に向かう


スカーレット「マノンに何してんのよ!喰らいなさい!【ボルガノン・マルチアロー】!」

複数の豪炎の矢が黒鉄姫を襲う、しかし難なく避ける黒鉄姫


黒鉄姫「キケン ハイジョ シマス。【モード・鉄棘ノ装】」

黒鉄姫の装甲に無数の棘が生えます、しかし先ほどのティオナ姫の話で頭がいっぱいな

スカーレットはそれに気づかず突撃していました。


スカーレット「そんなわけない、先生がそんなことするわけ…【エンチャント・ボルガノン】!」

杖に炎を纏わせ黒鉄姫に攻撃を仕掛ける、しかし次の瞬間!無数の鉄の棘が射出されたのです。


スカーレット「あっ…無理 避けれない 死…」

迫りくる明確な死がスカーレットを襲う刹那


マノン「ウォォォ!【コスモ・スラッシュ】!!!」

なんと吹き飛ばされたマノンが棘とスカーレットの間に滑り込み力技で棘を叩き落したのです。

しかしすべてを弾き落とすことはできず数本の棘がマノンの体に突き刺さります。


マノン「ぐッ…」 スカーレット「ま…マノン!大丈夫!?ごめんなさい私…」

心配そうに聞くスカーレットに対してマノンはニッと笑い言葉を返します。


マノン「昔はスカーレットさんに守られてばかりでしたけど、今度は僕が守る番です!」

その言葉を聞きスカーレットは自身の不甲斐なさとマノンの成長ぶりに涙してしまいました。


マノン「スカーレットさんが戦闘中に他の事に気を取られるなんて何があったんですか?」

黒鉄姫から視線を切らずにマノンがスカーレットへ質問を投げる。


スカーレット「じ…実は先生が…」そしてティオナ姫から聞いたことを話すスカーレット


スカーレット「でも私…先生がそんなことするなんて信じられないわ…」

泣きながらそう言うスカーレットに対してマノンは覚悟を決めた顔でこう言った。


マノン「信じられなくて当然です。でも…その答えは僕らが戦って掴むしかありません、

スカーレットさんはヴィリジアンさんの元へ行ってください!」


スメラギ「おいおいマノン…大丈夫か?黒鉄姫を1人で止めれるのかよ!」


マノンの言葉を聞いたスカーレットは、唇を噛みしめて震える。


スカーレット「でも!マノン1人で戦うなんて…」


視線はマノンの体に刺さった棘へ。その痛々しい傷が、彼女の決断を阻む。


それを見たマノンは、痛みをこらえながらも笑う。


マノン「僕なら大丈夫です!スカーレットさんが信じられないのは、ヴィリジアンさんのことが大切だからでしょう?だから……行ってください。ここは僕が引き受けます!」


そして一歩、黒鉄姫の前に進み立ちはだかる。


マノン「僕はもう逃げません…僕は守られるだけのお荷物じゃありませんから!」


勇敢なマノンの姿を見たスカーレットは拳を握りしめ、涙を拭い、決意を固める。


スカーレット「…わかったわ、あなたがそこまで言うなら…信じる!」


スメラギ「ハッ!こりゃ俄然負けれねぇぞマノン!気合い入れろよ!」


マノン「うん!いくよスメラギ!!!」

次の瞬間 マノンは黒鉄姫へ、スカーレットは最上階へ向かう階段へと駆け出します!


黒鉄姫「ターゲット ブンサン キューブ・ヴァイスサマ ノ モトニハムカワセマセン。」

黒鉄姫がスカーレットを止めにかかる、しかしマノンがそれを阻止します!


マノン「スカーレットさんの邪魔はさせない!【シューティング・スター】!」

素早い斬撃が黒鉄姫へ走る!


黒鉄姫「ピピピ…キョウイ カイヒシマス」

ギリギリのところでマノンからの攻撃を回避する黒鉄姫、

その隙にスカーレットが階段を昇って行きました。

マノンを1人で残す不安をかき消すようにスカーレットは思案を巡らせます。


スカーレット「先生はなんでこんなことを、私が今まで見てた先生は全部嘘だったの?私は…自分の手で確かめなきゃ。先生がどうしてこんなことをしたのか!」


そしてロビーではマノンと黒鉄姫が一騎打ちの形で対峙していました。


マノン「スメラギ、あの装甲を突破するには豪の剣じゃないと無理だよね?」


スメラギ「だな、だがあの素早さだ、攻撃をどう当てるかが問題だな。」

マノンとスメラギが相談していると黒鉄姫が動き出します。


黒鉄姫「ピピピ… キューブ・ヴァイスサマ ノ モトニ テキガ…ソッコク ターゲット ヲ シマツシマス!」 

そう不気味に言い放つと左腕を真上に向け黒鉄の蜘蛛糸を部屋中にばら撒いたのです。

凄まじい数の黒鉄の糸を何とかよけたマノンにスメラギが声をかけます。


スメラギ「おい見てみろマノン、この糸拘束するために出してた糸と違うぞ。」

スメラギの言葉を聞きマノンが恐る恐る撒かれた糸に触れます。


マノン「ほんとうだ、もうガチガチに固まってる…僕を捕まえるためじゃないなら何のために…?」

不思議がるマノンを余所に黒鉄姫が次の行動に出ます、左腕を上に向けたまま自身に黒鉄の糸を降らせたのです。


黒鉄姫「セントウ トッカ ケイタイ 【黒球ノ装】…」

黒鉄姫がそう唱えると付着した糸がどんどん黒鉄姫を包み込み完璧な球体へと変化しました。


マノン「ま…まん丸になっちゃった。防御して時間を稼ぐ気なのかな、これじゃ攻撃が…」


スメラギ「いやそれはないはずだ、この状況で防御に徹すれば俺達がスカーレットの後を追うと判断するはず、そしてさっきのセリフこれは防御じゃなく特攻の構え!」

マノン達が球体と化した黒鉄姫を見ていると徐々に動き出します


ズムッズムッズムッ とその場で跳ねだしたのです。


マノン「動いてるけどあの状態からどうやって攻撃を…?」


ズムズムズムッ


スメラギ「待てマノン…明らかに動きが早く…」

スメラギの言葉が終わるのを待たず ギュムゥゥ…バンッ!!!

球体と化した黒鉄姫がいきなり弾けマノンめがけて飛んだのです!


マノン「ッ!?」 虚を突かれたマノンでしたが何とか回避します。


スメラギ「ッぶねぇ!マノン良く反応した!だがこれで!」


攻撃を避けられた黒鉄姫は先で壁に激突し止まる…はずでしたしかし!


ガキィィン! なんと壁にまとわりついた黒鉄の糸が硬化し黒鉄姫を弾いたのです!

そしてそのまま部屋中を縦横無尽に黒鉄姫が弾け回ります!

最初は目で追える速度でしたが跳ねて弾けを繰り返すうちにどんどんスピードが上がっていきます!


マノン「グッ…!ッ…!」何とか外そうとするマノンでしたが避けきれず削られてしまいます。

しかし執念で黒鉄姫へと攻撃を合わせます!


マノン「ハァァァ!豪の剣【コスモ・スラッシュ】!」

黒鉄姫とマノンの攻撃が交わろうとした瞬間

ジャギンッ!鋭い棘が黒鉄姫から生えたのです!


スメラギ「マノン!手を引け!」

ギリギリの所で攻撃を引いたマノンでしたが手が血に染まります。

堪らずマノンは黒鉄姫と距離を取る。


スメラギ「マノン 大丈夫か?」


マノン「うん…スメラギが言ってくれなかったら手が無くなってたよ…」

無理をしているはずなのに虚勢を張るマノンを見てスメラギが考えます。


スメラギ「マノンはもう長い時間オレを握ることはできないな…この状況 どう打開する?」


黒鉄姫とマノンの決着はどう付くのか、そしてスカーレットはヴィリジアンを止めれるのか?


いよいよ物語は終幕へと向かうのでした。


次回 鉄姫の願い


では今回のお話はここまでです。また次回お会いいたしましょう。

キャラ紹介


マノン

年齢:15歳 身長:158cm 見た目:銀髪・碧眼の少年

ジョブ:Cランク冒険者 スキル:勇剣を携えし者


技:破邪の剣【ポップスター・ブレイク】

速の剣【シューティング・スター】  応用技【シューティングスター・ラッシュ】

豪の剣【コスモ・スラッシュ】【ライジング・スター】【メテオライト・インパクト】


性格はいたって真面目で、誰に対しても分け隔てなく優しい少年

過去に両親を魔物に殺されており、天涯孤独の身でもある


ホルドーマ決戦では、

アラン・クローネ・ドビー・ケンシンたちの安否を案じながらも、

今は智ノ議事塔1階で「最後の鉄壁」黒鉄姫と真正面から向き合う。


身体中に傷を負いながらも、「守られる側」ではなく「誰かを守る剣」であろうと、

一人きりで黒鉄姫を食い止める覚悟を決めた



紅炎の魔術師 スカーレット・コルニア

年齢:17歳

身長:157cm

見た目:紅い髪に紅の瞳。

赤と黒の模様が入ったマントと、黒を基調としたローブを纏う美貌の魔術師

ジョブ:炎系魔術師

スキル・魔法:上級炎魔術 飛翔魔法【フライ】魔力防壁

攻撃魔法:【ボルガノン・アロー】【ボルガノン・マルチアロー】

【ボルガノン・インパクト】【ボルガノン・メテオ】

強化魔法【エンチャント・ボルガノン】


少し(?)ツンデレ気質な紅炎の魔術師。

魔術師らしく知識量は豊富で頭の回転も速く、

さらには杖を用いた近接戦闘も「まぁまぁ得意」という器用さを持つ


故郷ホルドーマが惨劇に飲み込まれる中、

ついに黒幕がいる智ノ議事塔へとたどり着いたスカーレット。


しかし彼女はまだ知らない。

討つべき元凶・キューブ・ヴァイスこそが、

もっとも慕い、魔法の道を示してくれた恩師

ヴィリジアン・コルニアその人であることを


マノンの言葉に背中を押され

「真実を自分の目で確かめる」ため、一人で最上階へ向かう決意を固めた



希壊師団 幹部ゴーレム 黒鉄姫クロガネヒメ


年齢:???

身長:160cm


見た目:

黒鉄で形作られたドレスを纏う女性型ゴーレム。

スカーレットに似た顔立ちと、無骨な鉄の装甲を併せ持つ。


ジョブ:なし


スキル・戦闘モード:【モード・斬閃】斬撃技【黒鉄斬波】

【モード・鉄棘ノ装】【モード・舞踏刃】【モード・黒球ノ装】

【黒縛鉄糸】


あまり自我を表に出さない、寡黙な幹部ゴーレム

戦闘時は、自身を構成する黒鉄を自在に変形させて戦う。

教会でマノンに斬り飛ばされた左腕は、

キューブ・ヴァイスによって修復・強化され、

純黒の蜘蛛の巣状の網を放つ蜘蛛の形をしたモノが取り付けられた


一人称は「ワタシ」

主であるキューブ・ヴァイスへの忠誠心は絶対であり、

その心の奥底にある苦悩や孤独を知りながらも、

決して言葉をかけることすら許されない、悲しき鉄の守護者

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