第九十一話『あれこれ話パート015にゃん』
第九十一話『あれこれ話パート015にゃん』
《にゃっしゅん。風邪? それとも花粉症の名残りにゃん?》
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「うわさをされてるのかもしれないのわん」
「にゃ、にゃんと!
ウチが」
『まれにみる美少女ネコ』
「にゃって?
困ったもんにゃ。
んれが元で誰かに襲われでもしたら、
どうしてくれるのにゃん」
「……心配しなくていいと思うのわん」
《ミーにゃんが助けてくれるもんにゃあ》
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『きゃはははっ!
アタシったら、
とうとう、
無我の境地にたどり着いたのわぁん!
これでもう、
どんなに、
非難されようが、
罵倒されようが、
迫害な目に遭わされようが、
もはや痛くもかゆくもないのわぁん。
何物にも臆することなく、
堂々と笑っていられるのわぁん。
きゃはははっ!』
「にゃっ。
あんにゃ風ににゃったら、
おしまいにゃんよ」
「うん。気をつけるのわん」
《未来をのぞいたおかげで未来を変えられるかもにゃん》
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『今に見ておれ。
地獄の底から這い上がって、
必ずや貴様の』
「にゃっ。おもしろいにゃろ?」
「うん。
近年まれにみる、
傑作な奇っ怪霊獣なのわん。
勝手にアタシたちの肩をもんでおいて、
こっちが納得しないとみるや、
いかにも、くやしい、といった様子で、
この捨てゼリフ。
しかも」
『必ずや貴様の肩を、
もみに舞い戻ってくるからな。
首を洗って、は、やめて、
せいぜい長くして待っていろよ。
……あっ。
首がこらない程度でな』
「なぁんて、
相手をいたわる言葉で、
しめくくられちゃう、とあっちゃねぇ」
『後ろ髪を引かれる思い』
「とやらにならざるを得ないのわぁん」
「早く戻ってきて欲しいものにゃん」
「でもって肩をもんで、
またあの捨てゼリフを、
聴かせて欲しいのわん」
「んでもにゃ。
次はいつ頃ににゃるのにゃろう?」
「なぁんせ今や、
どこへ行っても、
引っ張りだこ、だもんね。
気長に待つしかないのわん」
《天空の村、始まって以来の一大ブームにゃん》




