第四十六話『自称はまにゃまにゃいるのにゃん』
第四十六話『自称はまにゃまにゃいるのにゃん』
《自分を誇張するのにゃって、一つの勇気にゃん》
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「にゃあんのかんにょといってもにゃ。
ウチらを愛し、
慈しんでくれてるのは」
『イオラの森』
「そのものにゃのかもしれにゃいのにゃあ」
「おうおう。
そうまでいってくださるとは。
不肖ミムカ。光栄に存じますです」
「はて?
にゃあんであんたが光栄にゃの?」
「イオラの森は元々、
かつて天空の村に棲んでいた、
五にんの『森の精霊』のひとり、
我が創造主シャナさまが管理する」
『シャナの森』
「だったのでありますよ。
なもんで、
造り子であるミムカは、
ある意味、後継者。
お礼をいうのは、
当然至極にございますですよぉ」
「……にゃあんてことにゃん。
『イオラの森』への感謝が、
ミムカにゃんを、
調子に乗せてしまう結果ににゃるにゃんて」
《ウチったら、『森の妖精』を自称する相手ににゃんてことを》
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「形にゃきものこそ実は、
無限の美しさを、
秘めているのかもしれにゃいのにゃあ」
「うれしいわぁ。ミアンちゃん。
最大の理解者が家族にいてくれるなんて。
そこへいくと……はあぁ。
——と造り子を、ちらっ、と見て、
ため息をつくしかないなんて……。
なぁんて哀れな運命なのかしら——
ミーナちゃん。あなたも見習ったら?」
「ミアン。
おべっかを使うのも、
いい加減にしたほうがいいわん。
相手の真実を見る目を、
曇らせちゃうだけなのわん」
「あら。それって嫉妬?
ダメよ、ミーナちゃん。
いくら自分が」
『今一歩』
「だからって」
「なにが『今一歩』なのわん!
アタシだってね。
もはや」
『かわいい』
「を飛び越えて」
『美しい』
「となってるって、
もっぱらのうわさなのわん!」
「ミーナちゃんったら……ぐすん。
ねぇ、ミアンちゃん。
悲しいとは思わない?
自分だけの」
『うわさ』
「なんて」
「ミーにゃん……ぐすん。
面目にゃい。
ウチったら、
今の今まで気がつかにゃかったのにゃん。
ミーにゃんが……ぐすん。
そこまで……ぐすん。
追い込まれていたにゃんて」
ムカあっ!
「——と怒らずにはいられないのわぁん——
ほら、そこのふたりっ!
なぁにマジに涙ぐんでいるのわぁん!」
ぷくううぅぅっ!
「おいたわしや、ミーにゃん。
また左右のほっぺがふくらみすぎて、
お顔が埋まってしまったのにゃん」
「あの分だと、
じきに破裂するんじゃないかしら」
ぱああぁぁん!
「うわん!」
ばたっ。
「——にゃるようににゃったにゃあ——
イオラにゃん。
ミーにゃんが気を失っている間に」
「つぶれた『お顔』を元に戻しておいて、
っていうんでしょ?
はいはい。
なんといったって女の子の命だものね」
《ウチったら、『美しい』を自称する相手ににゃんてことを》




