表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
46/100

第四十六話『自称はまにゃまにゃいるのにゃん』

 第四十六話『自称はまにゃまにゃいるのにゃん』


《自分を誇張するのにゃって、一つの勇気にゃん》


 ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽


「にゃあんのかんにょといってもにゃ。

 ウチらを愛し、

 いつくしんでくれてるのは」


『イオラの森』


「そのものにゃのかもしれにゃいのにゃあ」

「おうおう。

 そうまでいってくださるとは。

 不肖ミムカ。光栄に存じますです」

「はて?

 にゃあんであんたが光栄にゃの?」

「イオラの森は元々、

 かつて天空の村に棲んでいた、

 五にんの『森の精霊』のひとり、

 我が創造主シャナさまが管理する」


『シャナの森』


「だったのでありますよ。

 なもんで、

 造り子であるミムカは、

 ある意味、後継者。

 お礼をいうのは、

 当然至極にございますですよぉ」

「……にゃあんてことにゃん。

『イオラの森』への感謝が、

 ミムカにゃんを、

 調子に乗せてしまう結果ににゃるにゃんて」


《ウチったら、『森の妖精』を自称する相手ににゃんてことを》


 ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽


「形にゃきものこそ実は、

 無限の美しさを、

 秘めているのかもしれにゃいのにゃあ」

「うれしいわぁ。ミアンちゃん。

 最大の理解者が家族にいてくれるなんて。

 そこへいくと……はあぁ。

 ——と造り子を、ちらっ、と見て、

 ため息をつくしかないなんて……。

 なぁんて哀れな運命なのかしら——

 ミーナちゃん。あなたも見習ったら?」

「ミアン。

 おべっかを使うのも、

 いい加減にしたほうがいいわん。

 相手の真実を見る目を、

 曇らせちゃうだけなのわん」

「あら。それって嫉妬しっと

 ダメよ、ミーナちゃん。

 いくら自分が」


『今一歩』


「だからって」

「なにが『今一歩』なのわん!

 アタシだってね。

 もはや」


『かわいい』


「を飛び越えて」


『美しい』


「となってるって、

 もっぱらのうわさなのわん!」

「ミーナちゃんったら……ぐすん。

 ねぇ、ミアンちゃん。

 悲しいとは思わない?

 自分だけの」


『うわさ』


「なんて」

「ミーにゃん……ぐすん。

 面目にゃい。

 ウチったら、

 今の今まで気がつかにゃかったのにゃん。

 ミーにゃんが……ぐすん。

 そこまで……ぐすん。

 追い込まれていたにゃんて」


 ムカあっ!


「——と怒らずにはいられないのわぁん——

 ほら、そこのふたりっ!

 なぁにマジに涙ぐんでいるのわぁん!」


 ぷくううぅぅっ!


「おいたわしや、ミーにゃん。

 また左右のほっぺがふくらみすぎて、

 お顔が埋まってしまったのにゃん」

「あの分だと、

 じきに破裂するんじゃないかしら」


 ぱああぁぁん!


「うわん!」


 ばたっ。


「——にゃるようににゃったにゃあ——

 イオラにゃん。

 ミーにゃんが気を失っている間に」

「つぶれた『お顔』を元に戻しておいて、

 っていうんでしょ?

 はいはい。

 なんといったって女の子の命だものね」


《ウチったら、『美しい』を自称する相手ににゃんてことを》


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ