第三十六話『責任を取っちゃうのにゃん』
第三十六話『責任を取っちゃうのにゃん』
《んしたら、責任がにゃくにゃるのにゃん》
∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
「私が問題にしているのは、
ズバリっ!」
『天空の村のルールにはない』
「この言葉そのものなのです」
「んだぁって、ないもん」
「にゃい」
「それは重々承知の助で、一つ提案が」
「なにわん?」
「にゃんにゃの?」
「このままでは、
お話上、カッコがつきませんもので。
どうでしょう。
丸顔ネコの『愛』に免じて、思い切って」
『たった今、
ルールとして認められました』
「とするっていうのは?
勇気ある決断をお願いします。
ミーナさん、ミアンさん」
「どうするのにゃん?
ミーにゃん審判団長にゃん」
「聴くまでもないのわん」
「じゃあ、いいんですね。
やったぁ!
ばん」
「ダメに決まっているのわん!
ほらほら。
用事が済んだら、
さっさと、お話へ戻るのわん!」
「はぁい。……この、どけち」
「こらあっ!」
《ばんざぁい、といえにゃかったせいか、うらめしそうにゃん》
∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
「——私もこれで主人公のはしくれ。
……たとえ、今回きり、だったとしても。
なもんで、
まるっきり何事もなかったように、
お話を再開するなんぞ、
造作もありませんよ、ってことで——
ミリア、いきまぁす!」
『無気力波ぁっ!』
びょわん。びょわん。びょわん。
「ピンク色の輪っかが、
続けざまにこちらへ……ううっ!
当たったとたん、
か、身体が……動かねぇ。
力が、力が抜けていくぅっ。
ち……ち……ちっくしょう……」
ぶくぶくぶくっ。
ばたっ。
「——泡を吹いて、
うつ伏せに倒れるとは。
なんとも哀れな——
いいですか。
最初にお約束したとおり」
『責任』
「などというやっかいな負担は、
私が、
はなっから取っちゃっているのですよ。
なので、
あなた方になにが起きようとも、
こちらにはなんの落ち度もありません。
あくまで、
そちらの自己責任でお願いします。
……あなたが今後、
立ち直れるかどうかも。
——ミーナさんや、
ミアンさんたちのような、
強力な霊体とは違って、
とぉってものても、に、
華奢な、
お方のようですしね——
ふふっ。悪しからず」
《ウチにゃって、とぉってものてもに、華奢にゃんよ》
∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
「またまたぁ。
ミアンさん。
ごけんそんにも、ほどがありますよ」
《んにゃら、つづくのにゃん》




