第二十六話『手がかりは意外にゃもんにゃん』
第二十六話『手がかりは意外にゃもんにゃん』
《いい天気には干そうにゃん》
∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
「——と、そういえばにゃ——
ミーにゃんミーにゃん」
『王子さま』
「じゃにゃくって」
『ハナタレ小僧』
「にしたんじゃにゃかったの?」
「勝手に決めつけないで欲しいのわん。
あれはミアンの考えであって、
アタシじゃないもん」
「にゃったっけ?」
「アタシが認めたのは、
自分が広い心の持ち主だってこと。
そもそも、よ。
お話の流れからしても、
アタシがお姫さまなことからしても」
『王子さま』
「の一線はゆずれないのわぁん」
《ミーにゃんって、意外にガンコものにゃん》
∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
「にゃあ」
『ハナタレ小僧』
「でも、」
『王子さま』
「でも、」
『通りすがりのもの』
『でも、
にゃあんでもいいから、
『お話の続きをどうぞ』にゃん」
「んなら……ごっほん。
精霊の間には、
アタシとミアンと、
あと『もうひとり』が、
棲んでおりましたのわん」
「イオラにゃんにゃ」
「なんでもいいわん」
「にゃんでもって……。
あんたの創造主にゃんよ」
「お話の中では、
その他大勢のひとりにすぎないもん」
「あのにゃあ」
「んで、その三にんの中のひとりが、
めざすアタシってわけなんだけどぉ。
手がかりとなるもんは、たった一つだけ」
「んにゃの、あったのにゃん?」
「もう忘れたのわん?
王子さまの『ガワ』を、
べたべた、とくっつけた」
『洗濯のり』
「なのわん。
家来はその一部を、
『これこそ動かざる証拠』と、
後生大事に持っていたのわん。
んで、アタシ以外のふたりが、
それぞれ自分の愛用している、
洗濯のりを見せたところが」
「洗濯して帰ったのにゃん?」
「うん。
天気が良くて、ぽっかぽっか、で、
まさに、お洗濯日和……なぁんて、
どうでもいいのわぁん!」
《ノリノリにゃミーにゃんをお尻目に、つづくのにゃん》




