第二十二話『シンデレラハネムーン伝説にゃん』
第二十二話『シンデレラハネムーン伝説にゃん』
《ネコ毛すら逆立つ、不安にゃタイトルにゃん》
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「モチ、なのわん。
イオラの森のお姫さまたるもの。
ああいう、
これっぽっちの妥協すらも許さない」
『信念の強さ』
「ってもんを、
まざまざと、
みせつけてやらなくってどうする?
って、逆に、自分に訴えたいのわん!」
「——にゃあるほろぉ。
そういうとらえ方もあるのにゃん——
んでもにゃ。
さっきのを実現するとしたら、
男の子の相手が必要にゃんよ。
どうやって捜し出すのにゃん?」
「ふふぅん。
実はね。
かなり前から、練りに練っていた」
『秘策』
「があるのわん。
それを実行に移す時がついにきたのわん」
「んにゃもんがあったにゃんて。
して、その秘策とはにゃんぞや?」
「よくぞ聴いてくれましたのわん。
ずばりっ!」
『シンデレラハネムーン伝説』
「なのわん!」
「……ついにパクったのにゃん?」
《家族三にん似たもん同士、と納得にゃんよ》
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「まずは、と。
獲物となる王子さまがね。
おあつらえむきに、馬に乗って、
のこのこ、と現われてくるのわん」
「王子さま? 馬?
んにゃの、
天空の村のどこにいるのにゃん?」
「たとえよ、たとえ。
仮に『王子さま』としておくのわん。
でもって王子さまとくれば、
『馬』に乗るもんと、
相場が決まっているのわぁん」
「にゃあるほろぉ。
にゃかにゃか、ためににゃるお話にゃん」
「でしょ?
てへっ。
……なぁんて照れてる場合じゃないのわん。
んでね。件の王子さまが」
『今日もいい日和だなぁ』
「とかなんとかアホなことをいって、
両腕を広げて大あくび。
と、その瞬間」
どっがあぁぁん!
「原因不明の大爆発が発生」
「あんたにゃ」
「んなのは、ほっといて。
妖精の王子さまは哀れ、
『こっぱみじん』となりましたのわん」
「ふにゃっ。妖精にゃったの?」
「うん」
「にゃあんの妖精とか、
そこんところの説明、というか、情報が、
もちっと欲しいのにゃけれども?」
「しょうがないのわん。
カップラーメンじゃあ、
具が足りないのは、
当ったり前の前、なのわん」
「にゃあんでカップラーメン?」
「んれも、この話も」
『即席』
「なのわぁん」
《オチがついたもんで、つづくのにゃん》




