第十四話『変身は失敗にゃん』
第十四話『変身は失敗にゃん』
《元々、できにゃい、というのが最大の悩みにゃんよ》
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「にゃにはともあれ、にゃ。
んにゃにも強力にゃ手立てが、
あったとはにゃあ。
にゃあんとも好都合にゃお話にゃん。
にゃら、ミーにゃん。
四の五のいわずに、
さっさと始めてにゃん」
「よっしゃあ!
お任せなさいのわぁん!」
ぱたぱたぱた、すたっ。
「地面に降りてどうするのにゃん?」
「きゃはっ。ご覧に入れるのわん」
『変身』
きぃきぃっ!
「ええとぉ、
半円を描くように両腕を、
ぐるっ、と回して」
ぐるりんぐるぐるぅっ。
「——にゃあんか予想外の展開に、
にゃってきたのにゃけれどもぉ。
よりにもよって、
『変身』とはにゃあ——
んにゃの、できるのにゃん?」
「——んもう。ミアンったらぁ。
せぇっかく、
真上に両腕を伸ばすとこまで、
きてたっていうのにぃ。
『雰囲気大絶好調』ってとこで、
なぁんもかんも、
ぶちこわしやがったのわぁん。
しょうがない。
こうなったら、
本音をさらすしかぁ——
ううん。
やってみたかっただけ」
「あのにゃあ」
《カッコつけたい気持ちは判るのにゃけれども》
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「ミアン!
覚悟を決めるがいいわん!」
「どんにゃ風に?」
「へっ?
——アタシに問われてもなぁ。
ええと、ええとぉ……ああんもう——
んなの、自分で考えるのわん!」
《考えられにゃいもんで質問してるのにゃよ?》
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「ミアンに考えられないもん、
アタシに考えられるはずがないのわん!
この確信は誰にもとめられないのわん!
……ってことで、
さっさと始めちゃうのわぁん!
——『変身』が、
おじゃん、になったもんで、
すべてが、
おじゃん、ってわけでもないのわん。
かの聖書、
『わらしべ長者』にもある通り、
倒れたって、
『わら』くらいはつかまなきゃ。
なもんでそのまま、
両腕を下に降ろしてぇ、
ひざも一緒に曲げてぇ、
でもって再び、
両腕とひざを、
上に伸ばす力を利用してぇ——
とぉっ!
——ちょおっと、
無理があるかもしれないけどぉ。
ミアンの『アホ頭』めがけて、
最新奥義を、
かますのわぁん——」
《もしもし。にゃあんで『アホ頭』にゃの、と、つづくのにゃん》




