第十一話『カッコつけてみましたのにゃん』
第十一話『カッコつけてみましたのにゃん』
《ネコにゃってネコにゃもん》
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ごっごっごっごっ!
「見れば見るほど、迫力満点。
んもう、ミアンったらぁ。
一体なにがどうして、
こぉんなにも、
ドデカになってしまったのわん?
原稿用紙三枚以内で答えるのわん」
「——んにゃにいらにゃいのにゃん——
話せば長いことながら、
聞けば短い物語にゃん。
にゃあ。
ミーにゃんにゃって、
果物園の、
『おしゃべり木の実』らは知ってるにゃろ?」
「知ってるどころか、
感動を覚えたくらいなのわん」
「にゃあんでまたぁ?」
「アタシの妹たちにタメを張れるくらいの、
クソ生意気で小うるさい連中が、
この世にいたんだもん。
『驚愕』の二字、
以外の何物でもないのわぁん」
《ミもフタもにゃいのにゃあ》
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「あん中のひとり、『アン』にゃんがにゃ」
『これはあくまでもうわさなんだけどね。
昼間ちょうどに、
向こうの、
ほらほら、あの半ば枯れた樹木よ。
あれに生ってる実を食べるとね。
あぁら、不思議。
『たちまち』って表現が、
ぴぃったりのたり、なくらい、
すくすく、と……なもんじゃなくって、
ぐんぐん、と育ちゃうんだってさぁ』
「にゃあんていってたのを想い出してにゃ」
『んにゃら、
小っこいミーにゃんも大っきくにゃるかも』
「とまぁ期待して、
一目散に採りに行ったのにゃん。
んでもって、
近づいてみたらにゃ。
枯れかけてる割には、
たぁくさん実が生っているじゃにゃいの。
んにゃれば」
『これは天がウチに与えたもうた、
絶好のチャンスにゃ』
「と思ったとしても無理からにゅこと。
夢中ににゃって、
もいでもいで、ひたすら、もいで。
気がついてみたらにゃ」
『にゃあんか、
葉っぱばっかりに、
にゃってしまったようにゃあ……』
「ネコにゃのに、
冷や汗をかきそうににゃるくらい、
いぃっぱいのぱい、
に採ってしまっていたのにゃん」
「どうしようもなぁ。
——とあきれるしかないのわん——
要するにミアンは」
『いやしんぼ』
「なのわん」
「いかにも短絡的にゃモノの見方にゃん」
「ほぉ。いってくれるのわん」
「ミーにゃん。
ウチはにゃ。たにゃ」
『自分の心』
「というもんに、
忠実にゃにゃけにゃんよ」
「ふん。モノはいいよう、なのわん。
なにさ。カッコつけちゃって」
「ぶふっ。
いいじゃにゃいの。たまぁには」
《んにゃら、ここもカッコよく、つづくのにゃん》




