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詩集<独白>  作者: インジュン
詩編(1)
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93/95

断章


トルソの夕焼けに

切断された四肢の休息を

みるものはない


石理から拭きとられた水も

砂漠をこえ ひとをこえ

高低をのみほしてきた


砂時計はアシンメトリーである

あらゆる風と雲の断裂も、

だが どこかに きみのすがたは在る


ときおり 子午線をひいて

ひとはみな美しいとたたえる

そうして言葉は整えられる


白旗めいたインクのかすみが

てにをはを綴りはじめる

墓という墓に名が刻まれるよう


かさかさ枯葉はがなりたて

方法という方法のうらぶれる 夕焼けに

わたし は静かに嘲笑する




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