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遁走
まず剣を折り
旗を引き裂いて
掲げることを捨て
わたしは泥の道を歩む
ただ遠き祖国の
輝ける太陽と
時を讃える風を
なつかしみながら
泥水のなかの空を眺め
わたしの遁走は
何処まで続くのか
この剣の錆も
遠き昔の残像である
わたしを追うものはなく
ねだるように歩んでも
嘲笑を投げかけられるのみ
それでも止まることはできない
わたしには予感がある
あり得べからざる今
ありとあらゆるわたしの罪
その幻影の足音の予感が
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