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詩集<独白>  作者: インジュン
詩編(1)
72/95

悲しみは蝶のよう(改稿)


夜道を漂白する

月明かりは今日も寂しげだ

こびりついて離れない

靴底にこびりついた日々を

こそぎ取ったレシートの

値も重さも変わらない

うずくまった家の団欒は

みなそれぞれの神話

排水口からはもう清潔な

塩素の匂いしかしないから

いっぱいに貯めた水のなかで

わたしの瞳がゆれている

この悲しみは蝶のよう

今日も青空の息はしろく

梢の先で宙ぶらになる

昨日はどこにあるだろう

濡れていたのはなぜだろう




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