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〜お目覚め〜
「ねぇ、起きて」
そんな声が聞こえて目を覚ました。
俺は竹枝 陽
何の特徴も取り柄もない高校2年生だ。
いつものように、起きて、学校行って、勉強して、帰って、飯食って、風呂入って、寝る、んでまた起きて…を繰り返す予定だった。
なのになんで草原にいるのかわからない。
あと、どこだよここ。
辺りを見回すと、少し遠くに城がみえた。
だいたい、あんな城あったか?
俺の住んでる街にあったか?
いや、あったな確か。カップルが愛を確かめ合う場所だったな。
しかし、あんな大きくはなかったはずだ。
儲かったから、増築?
いやいや、さすがにそれはおかしい。
おかしいといえば看板がでていない。
休憩180分で何円とか。
あと他にも…
「やっと起きた!?」
急に後ろから声をかけられ、驚いて振り返ると…
「じょ、じょしだいせい?」




