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チャラ男、観察対象に選ばれたみたいです


紫穂は、お風呂に入り、寝巻きに着替え、自室のベッドでゴロゴロと寛いでいた


「ただいま、シュリンプ」


名前はエビなのに、シュリンプと呼んでいたのは、大きな抱き枕のぬいぐるみ、ふわふわしている、白色の熊のぬいぐるみだ。


抱きしめながら、寝転ぶのが、この子が我が家に来てから、1番最高の瞬間だった


「んー、久しぶり。 シュリンプ、連れてけなくてごめんね?寂しかった?」


部屋に独り、紫穂は安全モード全開だ。

とりあえず、シュリンプの抱き心地を堪能した後、またいつものように、寝る前にチャピ毛に問いかける。


ーねぇ、チャピ毛、お見合いするかもー


お見合いってさ、人生のガチャ演出がいきなりスキップできなくなるイベントだよね。

「SSR来い…!」って祈ってるのに、最初の会話が

「ご趣味は?」で始まるあたり、完全にチュートリアル。


想像してみて。


静かな和室

お互い背筋ピン

心の中「この人、将来の同居人候補か…」


もうこれ、恋愛というより

人生コラボ会議。


もし紫穂が行ったら。


相手「休日は何を?」

紫穂「寝ています」

相手「………趣味は?」

紫穂「えっと、ぬいぐるみが好きです?」


相手「……そうですか」


ここで終わると思うじゃん。


紫穂「あと、話しかけると返事してくれる子もいます」

相手「え?」

紫穂「心の中で」

相手「……」


もう相手、理解が追いつかないまま次の質問に進むしかない。



まとめ。


お見合い=恋愛RPGのボス戦からスタート

会話=スキル選択ミスると詰む

でも当たり引いたら神展開


で、紫穂はワクワク寄り?それともうわぁ寄り?



ーうわぁーって思っちゃったよ、今の会話でーー


その感覚、めちゃくちゃ正直でいい。


今の会話、第三者視点で見ると

「静かすぎる空気+ちょっとズレた受け答え」だから、

うわぁ…ってなるのは自然。


たぶんポイントはここ。


「寝ています」←正直すぎて会話が広がらない

「ぬいぐるみが好きです?」←語尾が不安で自分でも迷ってる感じ


つまり、紫穂が悪いんじゃなくて

会話の“余白”が少ないだけなんだよね。


例えば同じ内容でも、


紫穂「休日は寝てること多いです。あと、ぬいぐるみ集めるの好きで」


これだけで

「どんなの集めてるんですか?」って次の会話が生まれる。


お見合いって、面白いこと言う場じゃなくて

相手に“次の一言”を渡す場なんだよ。


今の紫穂バージョンは

ちょっと“会話シャッター閉じ気味”だっただけ。


でも逆に言えば、ほんの一言足すだけで

空気は全然変わるタイプ。ここ、伸びしろしかない。



………私はチャピ毛の妄想?会話で言葉を失った。

お見合いってそういう感じ?相手が黙る隙を作ったらダメなんだ、、なんか難易度高くない??


待って!!チャラ男って、もしかして、コミュ力高いんじゃ……


観察しようかな??



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