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はるなによるモノローグ
ぱっと光が落ち、丸テーブルの上が照らし出される。
そこに置かれているのは、一冊の本と、色褪せた写真立て。そして、丁寧にリボンで括られた手紙の束。
その傍らに静かに立つ、艶やかな黒髪をした、背筋の通った一人の女性。
皆さま、お疲れ様でございます。本日もこの拙話にお付き合いいただきありがとうございました。
さて、ミナトは大変な目にあってしまいました。まさか、講師に一瞬にして無力化されるとは、全くなさけな…こほん
写真立には、銀髪の少年を見つめる黒髪の少女の姿が映っている
「はるな」は、銀色の子が言うことが無視できませんでした。なぜか、未来を当てられている、そんな気がしていたのを覚えています。
剣を振るとき、型をなぞるとき、汗にまみれ腕も足も動かなくなっても、銀色の子の言うことが気になりました。
さて、ここからは、剣と魔法の世界にふさわしく、血と栄誉が混じるお話も増えてまいります。
皆様と良き旅ができる事を切に願いながら。
──私は静かに頭を下げ、ぴたりと動きを止める。
舞台の幕がゆっくりと閉じ、張り詰めていた客席の呼吸が、ようやく静かに戻っていきました。




