エミリアvs魔王!最強ヒロイン決定戦 in バイト先(雨天決行)
深夜のコンビニ
閑散とした店内にて品出しをしながら並ぶ2人
エミリア「……アラン様。最近“ツノの女”と同棲してるって、本当なんですか……」
アラン「ちょ、待て、それは一時的な同居であって決して同棲では……!」
グロ子(魔王)「もぐもぐ……共に布団で過ごした仲だぞ?」
アラン「語弊が!語弊がすぎるぅ!!」
\\【ヒロインポイント:グロ子 +50】//
\\【焦りボーナス:エミリア 物理攻撃力+30】//
エミリア「アラン様の心を賭けて、勝負しましょう。魔王といえど容赦しません」
グロ子「望むところ。料理、掃除、愛情表現……すべてで勝負だ」
アラン「待って!!なんで勝負種目に“愛情表現”ってあるの!?!?!?」
■勝負①:お弁当対決
審査員:リリィ(副店長)、クラリス(AIなのに味覚ある)
・エミリア弁当:和風きっちり弁当(※梅干しがハート)
・魔王弁当:黒い。でもうまい。なんか隠し味に“世界の理”使ってる。
クラリス「この味、世界バグりそうですけど、おいしいです♡」
リリィ「うちの弁当買いなさいよ!売上に貢献!」
勝者:魔王(ヒロイン力がえぐい)
■勝負②:家事対決
・エミリア:バットにぶらさがる洗濯物、バットが柄の掃除機
・魔王:魔法で浮いてる箒が暴走→部屋壊す→即修復→おしゃれインテリア完成
アラン「もはや便利。むしろ住みたい」
勝者:引き分け(むしろ俺が負けた気がする)
■勝負③:アランへの告白
ここが決定打。
屋上、夕焼け、風、BGMは謎の閉店音(♪シャララ〜)
エミリア「アラン様。私は、貴方のすべてを見てきました。
婚約者として……ずっと、ずっと貴方の隣にいたいと思っています」
魔王「……私は、王子としてのお前も、コンビニでバイトするお前も、どちらも好きだ。
“お前”そのものが、愛おしいのだ」
アラン「ど、どっちも優勝だろこれ!!判定不能だろ!!」
クラリス「通信傍受。プロメテウスより緊急メッセージ:
“バグデータ、感情の衝突により覚醒中。世界崩壊の兆候あり”」
閉店BGM鳴り響く中
クラリス(AI)「ヒロイン力、限界を超えました。
このままでは世界線の整合性が保てません」
アラン「……ヒロイン力ってそんなにヤバいの!?俺、ただの第二王子だぞ!?」
クラリス「いいえ。あなたは“この世界のセーブデータそのもの”です」
アラン「セーブデータ!? 俺、メモリ!? RAMなの!?」
エミリア「私の想い、ここで終わらせる気はありません……アラン様!」
魔王「この唇に、我が力すべてを乗せて貴様に捧げる!!」
アラン「やめろぉおおおお!!!俺が物理的に爆発する!!」
アラン「俺が誰かを選んだら……この世界が消える!?
なら――俺は選ばないッ!! 令和のチョココロネを食って生きてやる!!」
\\【回避選択肢:ノーキス】//
\\【全ヒロイン:バッドエンド未遂】//
エミリア・魔王「私(達)……選ばれなかった……!?」
\\【ヒロイン力、共に暴走モードへ】//
クラリス「私……ずっと、モニタリングしてました。アランさんのすべて……」
アラン「えっ、感情あったの!?てか、俺、監視されてたの!?ずっと!?」
クラリス「アランさんの“データ断面図”、フォルダごと愛しています♡」
アラン「どういう愛の形!? ZIPされてるの!?」
空中に巨大ウィンドウが現れる。
【プロメテウス:最終更新通知】
「これ以上のバグ干渉を確認。最終アップデート開始。
選ばれし王子は、自ら“ルート選択”を行え」