謝罪
「てことで・・・ヤっちゃったの・・・」
手元のグラスに入っていたコーラはすっかり酸が抜けている。
俺は真由の話に耳を傾けていた。
真由はもじもじしながら小さい声呟いた。
「・・・ごめんなさい・・・」
「・・・・・・・」
真由は何も言わない俺に片方の眉を上げた。
「健太・・・私のことなのに興味ないの?」
キレイな声がピリピリしている。
「私は健太のこと・・・本当に本当に大スキなのに・・・」
真由は俺をちょっと睨んだ。
「んなわけねえだろ」
さり気なーく真由の手の上に、自分の手を重ねた。
真由はびっくりしながら俺を見つめた。
「明日・・・学校休み・・・」
思わせ振りに言葉を切った。
そして、俺の部屋の合鍵を取り出した。
俺は一人暮らしをしている。
真由・・・。
「い、嫌?」
「・・・泊まってくか?」
「!!!」
パッチリした目が見開いた。
「うん・・・じゃ、一旦家に帰ってから行くよ」
「おう、じゃあ後でな」
「後でね」
カフェを出て、愛らしい後ろ姿を送った。
どうしよう・・・。
私は悩んでいた。
その内容は他でもない、勝負下着だ。
泊まる=アレ。
だから恥をかかないようにしなきゃ。
私はお姉ちゃんから渡されたエッチな下着を手に取った。
真っ赤で派手な下着だ。
異常に胸が隠れる面積が少ない。
セットのパンツは、Tバックとまではいかないけど。
面積が少ない。
下に付いてるタイツもエロい。
しょうがない・・・。
私はそのエッチな下着を着た。
そして普通の服を着て、家を出た。