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雨の降る意味

徳雄「尾行していたんでしょ?」

勇気「まぁね。そこのヘロヘロしてる奴を殺したいからね」


ヘロヘロしてる奴って俺の事か…

いや、そんなはずは…


勇気「天夜君。君は危ない存在だ。私にとって。これからの世界にとって…」

徳雄「何故?彼は能力を持たない子だ。」

勇気「は?しらばっくれてんなよ。隠してんじゃねぇよ」


篝火はいたって真面目な顔をしている。冗談を言ってるようではない。

徳雄も予感を警戒して煙草を吸い始める。

辺りに…いや…俺だけかもしれない

緊張した空気が俺を張り詰める。

やべぇ…殺される

天気が悪くなって来た。

ほんっとついてねぇな…


徳雄「逃げろ。天夜。」

天夜「どうだがね。逃げる気になれんのよ」

徳雄「死ぬぞ。お前」

天夜「構わないね」

勇気「余裕ないぞお前ー」


篝火は手から火の竜を出す。火の竜は天夜に突進するも。それを徳雄が煙で固めた壁でブロックする。

雨が降り出す。

何故だろう…俺は濡れてない…いや、俺には降っていないんだ…。


篝火「ちぇ、雨か、火の出が悪い」

徳雄「奇遇だね。僕もだよ。」


炎と煙の攻防戦を繰り広げる。


天夜(何故濡れない…俺…

クッソ…能力とか意味わかんねぇよ

能力者とか…消えちまえばいいんだよ…)


そう思った次の瞬間。雨が激しくなり、

篝火と徳雄に雷が落ちた。


天夜「お、おい!?大丈夫か!?」

徳雄「俺もこいつも大丈夫だ。」


徳雄と篝火の上にコンクリートの壁が出来ている。


篝火「情けなどいらん。」

徳雄「そうか。残念だ。」


浮遊していた煙の塊で篝火にゲンコツした。

篝火は気絶した。そりゃコンクリートで殴れば痛い(物理)


徳雄「お前の能力はなんだそれ…」

天夜「よくわかんねぇ…勝手になった…」


能力者消えちまえとか思ったら雷落ちたなんて言えねぇ。徳雄に悪い。


徳雄「嘘だな。能力者死ねぇなんて思ったんじゃないの?俺に雷落ちるわけだし」

天夜「…ごめんなさい」

徳雄「無理もない。こんな世界だから…そういや念じてなったならこの雨止めてみろよ」


どうやってだ…


天夜「雨よ止まれッ」


雨は止んだ…ではなく止まった。


徳雄「すげぇ…空中で止まっている…だが天夜なんだそのポーズ」

天夜「腰に手を当て天空を指差しあらぶr」

徳雄「もういい、ダサい」

天夜「 はっきり言わなくていい。」

徳雄「天気を操る能力なのか」

天夜「天気なのかもしれない。ほら、天夜の天にちなんで」

徳雄「親に聞けばわかるな」

天夜「学校中大騒ぎしてるな、雨が止まっているからなそりゃそうか。」


能力。俺も能力者と同じか…デュッフフフフフ

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