表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
19/33

【番外編】隣の席の女の子とエイプリルフール


4月1日午前11時30分


みこちゃんから急に連絡が来た。


「急に連絡してごめん。私、明日引っ越すんだ。」


え、嘘、、


「まじか、、急で驚いたよ。」


どうしよう。まだ好きってちゃんと伝えてないのに。


「ごめんね。12時、会えたりする?別れの挨拶したい。小学生みたいだけど!!ゆーくんにはお世話になったしね!!」


そんな、、もちろん会いたい。


「みこちゃんが謝ることじゃないよ。もちろん会える!むしろ会いたい!植物園の前でいい?」


「きゅんっっ!」


いつも通りの文に戻ったみこちゃん。“了解!”とクマのスタンプも送られてきた。早く準備しないと。


午前12時


「お待たせ〜!」


みこちゃんの着ている服はフリルのついたパーカーにショートパンツ。少し部屋着っぽくて可愛い。本当にスタイルがいいから何着ても似合うんだよなぁ、、制服はスカートだからパンツスタイルを見ると少しギャップ萌えで嬉しくなる。(←キモくない)


「全然待ってないよ。ちょうど今来たとこ。」


「ほんとかなぁ〜?」


思ったよりも元気。想像以上に明るい。むしろニヤニヤしてるように見えるまである。


「伝えたいことがあって、、いい?」


みこちゃんよりも先に口を開いた。僕は今日、覚悟を決めてきた。


「ちょっと待って!?私が誘ったし、先に話させて!」


「え、、あ、、うん。」


みこちゃんの勢いに負ける俺。笑えない。でも、、もしかして「実はずっと好きだったんだ」とか、、え!ないないないない。だってこの前失恋したばっかだし。


なんて妄想していると、みこちゃんが俺をじっと見つめて俺に尋ねる。


まさかまさかのまさかか、、


淡い期待を抱くな俺っ!!!!


「今日、何月何日でしょ〜か!」


日付、、?


「4月1日だけど、、、」


みこちゃんはニヤニヤが隠しきれていない。日付、、


「あ!エイプリルフール!!」


俺はスマホを開いてみこちゃんとのトークを振り返る。午前11時30分。午前中だ!


「やっと気づいたか〜。鈍感だねぇ〜」


ぷぷぷと笑うみこちゃん。悪ガキ感があって可愛らしい。それはそれで


「結局、引っ越すのは嘘で引っ越さないってこと?」


「うん!さっきのは嘘だよ!ごめんね。」


はぁ〜、、安心した、、、


「全然。今日は嘘ついていい日だし。」


「きゅ〜んっ。これからも一緒だから安心せぇよ〜。」


みこちゃんの表情はまさに絵文字のうるうるしている顔そのものだ。もしかしてモデルになったりした?



まぁ、こんな感じで俺とみこちゃんのエイプリルフールは終わった。引っ越すと聞いた時は心臓が止まるかと思った。嘘はほどほどが一番だな。来年は俺が何か驚かせるようなことができたらいいなぁ、、

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ