「黒猫と青猫のワルツ」 Written by オカザキレオ
「黒猫と青猫のワルツ」
1,2,3で息をあわせる感覚で
step by step
黒猫と青猫が踊る満月の夜
君は一人じゃないと
おせっかいな猫たちの
言葉のワルツ
I love you(愛してる)が嘘くさく聞こえる世界で
I will go with you(僕が一緒に行くよ)と囁く事を赦してよ
I hate world(僕は世界が嫌い)それでも
all around world(世界中を)君で満たして
Fill to overflow(溢れるまでいっぱいに)君のすばらしさってヤツを
囁かせて欲しいのに言葉足らず、語彙も足らずで結局絞り出せた言葉は
かすれた声の「I love you」で妙に可笑しくて
「shall we dance?」(一緒に踊りませんか?)
黒猫と青猫に誘われたら 黄昏れさせない感情断面に囁く
言葉ダンシングが始まるから
何気ない事、なんでもないことの寄せ集めで
僕らは喜んだり笑ったり抱きしめ合ったり嘆いたりしても
何一つ変わらない原石の魔法ってヤツをもう知っているから
全てが僕と君に繋がる「I love you」はSimpleながらsampleの無い
複雑な迷路仕掛けの感情回路
逆探知したって探せない 想えば想うだけ迷うから
想えば想う程に「I love you」の溢れるジレンマが苦しくて
それでも諦められない事を幾つか知っているから
一緒にワルツを踊ろう?
ダンスフロアはどこでもよくて
君と一緒の言葉ダンシング
黒猫と青猫が踊る満月の夜
Rhythmを刻んで 歪む現実逃避?
嘘をつかない僕らの鼓動 衝動 情動 揺らぎながら
燃え上がりそうで 立ち上がれなくて
歩めなくて 泣きそうで
I love you(愛してる)が素直に言えない僕たちが
I will go with you(僕が一緒に行くよ)と反射的に手を伸ばして
I hate world(僕は世界が嫌い)そんなキライが溢れすぎる世界に
all around world(世界中を)君で満たして
Fill to overflow(溢れるまでいっぱいに)君のすばらしさってヤツを
囁かせて欲しいのに言葉足らず、語彙も足らずで結局絞り出せた言葉は
かすれた声の「I love you」で妙に可笑しくて
「shall we dance?」(一緒に踊りませんか?)
黒猫と青猫に誘われたら 黄昏れさせない感情断面に囁く
言葉ダンシングが始まるから
Hello?
君と僕の周波数を合わせる感覚でさ
深呼吸をして 手を伸ばして 距離を縮めて
この息遣いを感じる間隔で 錯覚じゃない感情 相乗して溢れる言葉
全部君ごと抱き締めて
一緒にワルツを踊ろう?
蛇足ながら、これにてにゃん椿3号さんとの競作詩集「黒猫と青猫のワルツ」完結です。もともと5題10編で考えていたて、詩を書いてここまで全力投球したのも初めての感覚でした。
なろうでは、意外に詩書きさんが多い中で、コラボレーションができたらと思っていたのですが、椿さんとは想像以上の2人の詩集ができたのではないかと、驚愕しています。
今回、僕の中のコンセプトは、椿さんの内面や創作ポリシーを想いながら尊重し書くという事でした。蓋を開けてみると、椿さんに刺激、感化された詩集になり僕としても面白い体験でした。
「秋」を意識したような5題となりましたが、是非ちょっと休暇を頂いて(笑)椿さんと第二弾をしたい、とか勝手に思ったりしてますが、まぁ予定は未定という事で。
最後に。
にゃん椿3号さんは、自身の頁でもたくさんの詩、小説を書かれています。是非検索、もしくはオカザキのお気に入りユーザーから辿って、お読み頂けたらと思います。ただし椿さんは趣味として創作を楽しまれています。無責任で辛辣な感想はご遠慮ください。
価値観は人それぞれ。その価値観を尊重し、今回はポイントは受付をしないというスタンスを取らせて頂きましたが、多くの方に読んで頂けたこと、それには深く感謝しております。
最後に駄文失礼いたしました。
オカザキレオでした。