第2話「ループ病」
前作を読んでいただきありがとうございます
お母さんとお父さんが驚きながら
「何言ってるの?さやか?」
「本当にループ病なのか?」
私もどう説明すればいいのか困っていた
ピンポーン
家のチャイムが鳴り、お母さんが向かった
「はい、あ、ひろなちゃん?」
「おはようございます」
「ごめんね、ちょっと今さやかは出れないの」
私は急いで玄関に向かい、ドアを開けた
「うわ!びっくりした~」
「ごめん、さやか!今日学校休む!」
急なことにひろなは驚いていた
「え、あ、え?」
「だから、今日は一緒に行けれない!ごめん!」
「え、うん...わかった」
ひろなは戸惑いながらも学校に向かった
ドアを閉め、リビングに戻った
お母さんも戸惑っていた
「とりあえず、病院に行きましょうか?でも、なんて言えばいいのかしら?」
お父さんは学校に連絡していた
「はい、今日は欠席でよろしくお願いします。」
「今学校に連絡したから、今日は病院に行っておとなしく家で休んどきなさい」
「うん」
これから毎日この日が続く
そう思うと涙が出そうになる
「母さん、さやかを頼んだ」
「ええ、さやか病院の予約が取れたから行きましょう」
「うん」
さやかとお母さんは車で病院に向かった
病院に付き、受付を済ました
「新見さやかさんいらっしゃいますか~?」
私の名前が呼ばれ、先生がいるところに案内してもらった
先生がいる部屋に着き、椅子に座った
「新見さやかさんですね。ループ病に気づいたのは今日のいつ頃ですか?」
「朝の7時30分頃です」
「朝の7時30分 ループした回数は何回ですか?」
「1回です」
「1回 今日が初めてなんですね」
「最近変な夢とか見てないですか? 例えばですが、もう一人の自分が現れて、同じ毎日が始まるよと」
「はい、そんな夢でした」
「そうですか.....」
お母さんは心配になり
「先生、このループ病っていうのは治るんですか?」
先生は真剣な顔して
「お母さん、単刀直入に言うと、ループ病は不治の病となっています」
「そんな....」
「我々も、解決に向けて研究しているんですが、原因が一向にもわからない状況です」
「さやかさん、この病は薬ではどうこうなりません それとまだ1回ですよね」
「はい」
「これからさやかさんには同じ日がずっと続きます。我々が言えることはどうか命を絶たないでと言うしかないです」
「そうですか....」
「ですが、さやかさんと同じ病気を抱えている人達がいる施設があります。もしかすると、そちらにループ病を抜け出せるヒントが隠れているかもしれません」
「ですので、これからは病院ではなく、そちらの施設に通ってください」
「わかりました」
「それとお母さんの方も、さやかさんが同じ毎日を過ごしている一方で、お母さんからしたら違う日を送っています。そこの違いによって、さやかさんは負荷が大きいストレスを抱えてしまいますので、お気を付けください」
「わかりました」
「こちらが先ほど言った施設の電話番号と住所になります。こちらはさやかさんが持ってください」
「ありがとうございます」
「先生、ありがとうございました」
病院を出て車に乗り、家に向かった
「さやか、これからお母さんは同じことを言ってさやかを困らせるかもしれない、けど、これだけは覚えてほしい。決してあなたを見捨ててないことを」
「うん、ありがとうお母さん」
一方学校では
「さやか、今日休むって」
「まじかよ」
ひろなとあきらは心配そうにさやかの席を見つめていた
先生が教室に入ってきた
「お前ら、夏休みの課題はしっかりやってきたんだろうな?」と
「そうりゃあ~やってきましたよ」「お前らやってきたよな!?」
先生は悲しそうに
「ならよかった。が、先ほど新見のお父さんから欠席の連絡があった」
「まじかよ」「大丈夫かなさやか」
周りがざわめいた
「だが!それは別として課題集め始めるぞ~」
「うい~」
先生が課題を確認してる中、教室全体が静かになっていた
「未提出者なし!」
クラス全体が歓声に包まれた
「やったー!」「お前まじでやってきたんか!?」「これで休み明けテストがなくなる」
先生がプリントを整理しながら
「よかったなお前ら、これで夏休み明けテストはなしだ!」
「いやったー」「お前まじでやってきたんか!?」
「静かに!」
一瞬で教室全体が静かになった
「夏休み明けテストがなくなったからと言って気を抜くのはおかしな話だよな!とりあえず、数学のプリント20枚持ってきたから、今日中に提出をすること!出さなかったものは、今日の放課後強制居残りだ!」
「そんな!」「せっかく夏休み明けテストを回避したというのに」「どうじでだよ~」
悲惨な声が教室中に響いた
「それと、穴井」
「はい!」
「新見に数学のプリント渡してくれないか。先に5枚渡しとくからな」
「わかりました」
「先生!さやかには僕らと一緒の20枚を渡しましょう!」「そうだ!そうだ!」
「病人にそんな枚数渡せるか!!そんなにやりたいのなら、+10枚追加するぞ!」
また教室全体が静かになった
キーンコーンカーンコーン
昼休憩のチャイムが鳴り、ほとんどの生徒は購買に向かった
「ひろな、一緒に購買行かね?」
「え、いいよ」
いつもはさやかの三人で購買に向かっているが、二人になると沈黙が続いた
(あきら君と二人きりはちょっと恥ずかしいな)
「ひろな、今朝さやかを迎いに行ってなかったか?」
「え、どうしてわかるの?」
「いや、いつもさやかと登校してるのを見るから、朝迎いにでも行ってるのかなと」
「あ~、うん。見た感じでは、別に病気とかではなかったかな。」
「まさか、あいつサボったのか?」
ひろなは一生懸命顔を横に振った
「あきら君、さやかはそんな人じゃないよ!」
あきらは驚いた
「だよな、あいつがサボるなんてないよな」
「多分何かあったんじゃないんかなと思う」
あきらは恥ずかしそうに
「今日、部活休みだからさやかの家について行っていいか?」
ひろなは驚いた
「え、いいけど」
「じゃあ、決まりで」
「うん」
(あきら君、さやかの「こと気になってるんかな)
授業が終わり
ひろなとあきらはさやかの家に向かった
ピンポーン
「はい、どちら様でしょうかって、ひろな!なんであきらもいんの!?」
さやかの声がした
「数学の課題プリント渡しに来たよ それとあきら君は一緒に連れて行ってほしいって」
「おい!ひろな!」
あきらの顔は赤くなった
ドアが開き、そこにはパジャマ姿のさやかが出た
「ありがとう~ひろな~」
「体調は大丈夫なのさやか?」
「うん、めちゃくちゃ元気だよ!」
「やっぱお前サボったな?」
「あきら君!」
ひろなは怒った
私はひろなを落ち着かせていた
「まぁまぁ、ひろな落ち着きなって、あきらは私に会いたくて来たんだから」
「ちげーよ、見舞いに来てやったんだよ!」
「ほんとに~」
私はニヤニヤしながら、あきらを見た
「さやか、明日学校来れそう?」
私は一瞬止まった
「うん、多分」
ひろなは心配になり
「数学の課題終わりそうになかったら、今夜電話かけてもいいからね」
「まじ、それは助かります!」
「明日学校来いよさやか」
あきらは照れながら言った
「わかってるってあきら」
「じゃあ、明日迎えに行くからね」
「うん、ありがとう。ひろな、あきら」
ドアを閉め、その場に座り込んだ
「ごめん、二人とも」
自分の部屋に戻り、ベットに倒れた
「明日も、同じ日か....」
急いで数学の課題を終わらせる必要もない
そんな中、私は気力を失っていた
夜ご飯と風呂を済まし、またベットに倒れた
「これからの私どうなるんかな」
プルプルプル
携帯から着信音がなった
ひろなからだった
「もしもし、ひろな」
「もしもし、さやか 今大丈夫?」
「うん、大丈夫だよ」
「よかった」
「ひろなから電話かけるって珍しいね」
「そうだね、いつもこの時間帯になったらさやかが泣きながら私に電話かけてくるから、それがないってなると心配になって」
「アハハ なんだか悲しいな」
「ごめんね、さやか それより数学の課題終わった?」
「あ~、終わってないや」
ひろなはびっくりした
「明日提出しないと、放課後に強制居残りだって先生言ってたよ」
「イヤー、ソレハヤバイネ」
「本当に大丈夫なの?さやか」
明日は来ない。だから別にやらなくても私からしてみればどうでもいい
「うん、大丈夫だよ」
「さやか、もし今日できなくても明日の朝早く迎えに行って学校でやろうね」
「ありがとう、ひろな」
「明日待ってるからね。おやすみさやか」
「うん、おやすみひろな」
電話が終わり
さやかは数学のプリントを見た
「なんだこの意味わからんプリントは」
とりあえず、一問だけ解いて布団にもぐった
「明日も同じ日が来る」
さやかの夢の中
また、もう一人の私が立っている
そして
「そろそろ、同じ毎日が始まる」と
聞きたくない言葉
私はただ黙っていた
すると
「珍しいね。私が沈黙するなんて」
前回は一方的に黙っていたのに、今度は自分から話しかけてくることに
私は驚きならが
「ねぇ、もう一人の私 どうやったら同じ毎日を抜け出せるの?」
もう一人の私は私に向けて指をさした
「君の命が絶つまで」
「え」
続けてもう一人の私は言った
「待ってるからね。さやか」
その瞬間、目の前が真っ暗になり、目が覚めた
「なんで」
また首の周りには汗が付いていた。
再び時間を確認しようとスマホを取ろうとした瞬間
ドン!ドン!
聞きなれた音
「さやか、起きてる?夏休みボケは治ったの?今日から学校だよ」
お母さんがドアを強く叩いてる
「起きてる、起きてるってば!」
もう一度お母さんとお父さんにループ病になったことを言うと考えると、頭が痛くなる
「早く準備済まして、朝ごはん食べて、学校行くのよ」
私は黙った
「聞こえてるの!さやか!」
お母さんが大きな声で確認してる
「わかった!わかったから!」
お母さんが階段から降りる音がした
「学校行くか」
着替えや学校行く準備をし、1階に向かった。
「おはよう.....」
元気のない挨拶
「おはよう、どうしたのさやか?何かあったの?」
お母さんは不安そうに私を見る
「うんうん、大丈夫だよ。お母さん」
「本当に? ささ朝ごはんが冷める前に食べなさい」
「うん」
食卓の椅子に座り、朝ごはんを食べた
お父さんも不安な顔で私を見る
「何?」
「いや、何でもない」
お父さんは、気まずそうにもテレビをつけた
「おはようございます。9月1日月曜日。今日のニュースです。ループ病が世界に流行ってから、世界人口が4分の1に減ったことがわかりました。研究者たちは、対処方法を見つけるため、日々研究をしています。一方、我が国の自殺者は去年越えの1万人に到達しました。」
「まったく、恐ろしい病だな」
お父さんが険しい顔でテレビを見ていた。
「そうだね....」
「それより、さやか。そろそろ、友達が来るじゃないのか?」
「え、あ」
私はゆっくりと席を立ち、洗面所に向かった。
ピンポーン
家のチャイムがなり、お母さんが向かった
「はい、あら、ひろなちゃん?」
「おはようございます」
「ごめんね、今さやかは準備しているの」
「そうなんですか」
「ちょっと待っててね」
「はい」
お母さんが洗面所に向かった
「さやか!ひろなちゃんが外で待ってるよ」
「わかってる」
準備を終え、ドアを開けた
「おはようさやかって顔大丈夫?」
「うん、大丈夫」
「本当に?」
「大丈夫だよ、ひろな」
「さやか、気を付けて行ってきてね」
「わかってるって」
勢いよくドアを閉めた
「さやか、どうしたのかしら 昨日はあれほど元気だったのに、急に不機嫌になるなんて」
「何かあったんだろうな」
お母さんとお父さんが考える中
「は!さやかに買い物のメモを渡すの忘れたわ!」
すかさず、お父さんは出る準備を始めた
「あなた、お願いね」
「.....あぁ」
お父さんはこの時、後悔した
学校の登校中
(さやか、すごく元気がない。)
ひろなは心配そうに尋ねた
「さやか、昨日はぐっすり眠れたの?」
数秒遅れて
「え、うんよく寝たよ」
私はボーとしていた
気まずい雰囲気が漂う中、後ろから声がした
「お~い、さやか!ひろな!」」
ひろなが後ろを振り向いた
「おはよう、あきら君」
「2人見つけたおかげで、安心したぜ~って、さやかどうしたんだよ」
心配そうにあきらは私を見た
「こっち見んな」
私はあきらの顔から離れた
「今日のさやか、おかしいぞ 何かあったんか?」
「何にもないって!」
私は走った
「おいさやか!」
「待ってよ、さやか」
追いつかれないように、私は全力で走った
学校に着き、急いで靴を靴箱に収め、教室に入り、自分の机に寝込んだ
遅れて、ひろなとあきらが教室に入り
私の前に立った
ひろなは心配そうに
「さやか、本当に大丈夫なの?」
「大丈夫だから!ほっといてよ」
ひろなとあきらは戸惑いながら、自分の席に戻った
授業が始まるまで私は黙り込んだ
先生が教室に入り
「お前ら、夏休みの課題はしっかりやってきたんだろうな?」と
「そうりゃあ~やってきましたよ」「お前らやってきたよな!?」
周りがざわめくなか、課題集めが始まった
先生が課題を確認してる中、教室全体が静かになっていた
「未提出者なし!」
クラス全体が歓声に包まれた
「やったー!」「お前まじでやってきたんか!?」「これで休み明けテストがなくなる」
「しかし!」
また教室全体が静かになった
私は心の中で(私のせいで休み明けテストが始まる)と
「読書感想文の課題で、一人だけ800字に達していない」
「まさか!」「嫌だ!テスト受けたくない!」「嘘だと言ってくれ!」
今度は悲惨な声が教室中に響いた
「今から10分後休み明けテストを開始する!」
「嫌だー」「どうじでだよ~」
「誰なんだろうな、800字達してない奴は」
私は机に顔を伏せていた
ひろなとあきらは私の方を向いたが、すぐに先生の方へと切り替えた
それから3時間ぶっ通しで、休み明けテストを受けた
昼休憩のチャイムが鳴り、私は一人で教室を出た
ひろなは私に付いていこうとしたが、それをあきらが止めた
屋上は基本的には立ち入り禁止だが、そんなことは構わず、私は無断で屋上に入った
一人で過ごす昼休憩
すごく静かで落ち着く
「ここから飛び降りたら、同じ毎日が終わる」
昼休憩の終わるチャイムが鳴り、私は急いで教室に戻った
6時間目終わり
「試験おわり!後ろから解答用紙を集めて解散だ!」
私は急いでカバンを取り、教室を出ようとした
すると大きな声でひろなが
「ねぇ!さやか!」と私を呼び止めた
「何?」不機嫌な顔でひろなを見つめた
泣きそうにながらもひろなは言った
「また、明日ね...」
「うん、じゃあね」
私は教室を出た
「どうしたのかな、さやか」
ひろなは泣いていた
あきらは泣いてるひろなに近づき
「わかんねーよ」とひろなにハンカチを渡した
学校を出た私は遠回りして帰っていた
(一人で下校するなんてあっただろうか)
(いつもはひろなと一緒に帰ってる。たまにあきらもいる)
「悪いことしたな、けど 今日あったことは全部なかったことになる」
そんな中、見覚えのある施設が見えた
「これ、病院の先生が教えてもらった施設だ」
中に入ろうとしたが、営業終了の札があった
「明日、学校抜け出して行ってみるか」
家に着き、風呂と夜ご飯を済まし、自分の部屋に戻った
ベットに転がった
プルプルプル
携帯から着信音が鳴った
ひろなからだった
私は無視した
「こんな時にかけてこないでよ」
布団にくるまった
「誰でもいいから、私を助けてよ」
さやかの夢の中
また、目の前にはもう一人の私が立っている
また、「そろそろ、同じ毎日が始まるよ」と言ってくる
続けて「早く命を絶たないと私が壊れちゃうけど、それでいいの?」
「今回は随分とお喋りなんだね、もう一人の私は」
私は笑ってしまった
「ねぇ、もう一人の私、本当に死なないと終わらないの?」
もう一人の私は考え込んだ
「この世界は終わるけど、まだ別の世界が待ってるから、明日なんていうのは来ないよ」と
私は「狂ってる」と
もう一人の私は指を指しながら言った
「待ってるからね」
その瞬間、目の前が真っ暗になり、目が覚めた
私は決めた、このループ病を終わらすと
最後までお読みいただきありがとうございます
次回第3話でお会いしましょう。




