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#626 宝島の守護竜と黒ひげの財宝

俺たちは安全第一に考えて一つずつ島を周り、くじで選ばれたグループが探索をする方法を取ることにしたのだが、まぁ…酷かった。


タクマとアロマは蜘蛛だらけの島で再びネバネバ地獄。花火ちゃんと堕天使ちゃんは精神の限界かも知れない。


次はルークとチロル。巨大Gの襲撃。船から見えた光景ですら、悪夢だった。追われた二人はこんなものじゃなかった。何か臭い液をかけられて、全会一致でギルドに強制帰還させた。結果ギルドから苦情のメールが殺到したが俺に言われてもどうしようもない。


次はいよいよ俺たちの番だ。選んだのはイオン、セチア、リアン、ルーナ、クリュスだ。


俺たちは慎重に進んでいくが何か来た。


シックモスキートLv30

通常モンスター 討伐対象 アクティブ


森を覆う蚊の大群だった。冗談きつすぎるだろう!


俺たちはテレポーテーションでスクナビコナに逃げた。みんなは魔法を使えないみたいだが俺には阻害無効があるから安全だ。


『狡い!』


ずるくない!マザーオークのときは見事にしてやられたからな。次はララとフェルトだ。


「…帰ってこないな」


「大丈夫かな? あの二人」


「あの二人も第四進化の召喚獣がいるんだ。大丈」


島から聖剣解放の光が放たれた。


「夫じゃないみたいだな」


「当たりを引いたっぽいな。行くぞ!」


『了解!』


烈空さんたちが飛び出すより先に敵が姿を見せた。


クエレブレ?

? ? ?


シャナ?

? ? ?


わぉ。スペインのドラゴンと妖精コンビだ。すると竜魔法が展開された。あの魔方陣はイオンのクワトロシースパウド!?更にそこに天撃が放たれた。生きてるか?お、生きてる。


するとクエレブレがドラゴンブレス、シャナが星雨を使い、倒された。容赦ないな。


「…なんというか物凄く怒ってますよ。あのドラゴンさん」


「金髪の妖精さんもです!」


するとその二人がこちらに来た。しかしすぐに攻撃はしてこなった。


『我が名はクエレブレ。汝らも我らの幸せを奪う者か?』


「私たちは二人だけでいたいだけ。邪魔をすると言うなら実力で排除します」


話す知性があるが、俺が話す。


「俺がこの船のリーダーだ。俺はお前たちの時間を邪魔するつもりはないが、お前たちはなぜ二人を倒した? 同じ理由か?」


『あ奴らは我の宝に手を出そうとした。殺して当然だとは思わぬか?』


「あれはクエレブレ様の大切な宝物。誰にも渡さないわ」


宝箱か何かを見つけて取ろうとしたら、襲われた感じだな。


「俺たちは海賊…人間のこの周囲に隠した宝とマーメイドの住処である入り江を探しています。何か知っていませんか?」


『宝については的外れだ。あれは我の宝。人間が持ち込んだ宝では決してない』


「マーメイドの住処についても知りません。私は必死に人間から逃げて、ここにたどり着いた妖精です。これが私たちの回答ですがあなたたちはどうしますか?」


俺はみんなを見ると意見が一致しているようだ。


「それならば俺たちがあなたたちと敵対する理由はありません。自分たちの仲間が知らなかったこととはいえ、あなたの宝に手を出したこと謝罪いたします」


『ほぅ…』


「私たちも殺気だったことを謝罪します。クエレブレ様、行きましょう」


『うむ』


そう言うと二人は帰っていった。さて、ここで話し合う。


「クエレブレの島が宝島でしょうか?」


「何かが引っかかっているんですよね…」


「あのクエレブレは問答無用だったのに、日誌の奴は無事だったのは変じゃないか?」


「それだ!」


烈空さんが驚く。そうだ。あれだけ問答無用だったのに逃がすとは思えない。つまり俺たちが探しているのは全く違う宝島を当てたわけだ。


「タクトさんならあの二人が相手でも勝てたんじゃないですか?」


「出来たかも知れないけど、こういうのに手を出すのはこのゲームでは良くないことですからね」


「ですよね…ダゴンのようになるのはごめんです」


そういうことだ。まぁ、あの流れだったら、普通に戦って勝てたら貰えそうだけど…俺はやめておこう。あの二人の邪魔するのは気が引ける。するとイオンとルーナが俺を見て笑っていた。


「なんだよ」


「「なんでもないですよ?」」


むぅ…なんだ。この全てを察しられている感じ。俺たちは再ログインしてきた二人が来てから残りの島に行く。


残すは一つだ。烈空さんとコゼットが行く。まぁ、最後だから何かはあるだろう。


「「洞窟はあったけど、何も無かった…」」


いやいや。それはないでしょう。俺たちは島の洞窟に行く。すると行き止まりだ。


「何処かに仕掛けがある感じっぽいですね…」


「探してみますか」


しかし見つからない。俺はイクスを呼び、調べて貰った。


「どうだ? イクス?」


「この洞窟全体に妙な力があり、レーダーが妨害されています。マスター」


つまり何かあることは確定か。こうなったら、最終手段。ユウェルを呼ぶ。


「土に潜って調べてくれるか? ユウェル」


「任せろ! 土潜伏!」


ユウェルが土潜伏しようするが潜れない。頑張るユウェルだが、手が真っ赤になっていた。


「…タク、痛い」


はいはい。回復してあげるよ。やはり簡単には行かせてくれないか。


「面倒臭いわね。こういうのはぶっ壊せばいいのよ!」


「花火やめろ! それは失敗フラグだ!」


「何よ! 失敗フラグって!」


二人が言い争おうとした瞬間、ボタンが押される音がした。このパターンを俺は知っている。


「「あ…」」


洞窟の地面が砕け、俺たちは下に落ちる。


「タ、タク~~~!」


「おっと」


俺は飛べないユウェルを空脚を使い、キャッチする。


「大丈夫か? ユウェル」


「う…うむ」


「マスター、わたしもピンチです」


「いや、空を飛びながらそれを言うのか?」


俺たちのいつもの会話をしているとその間に飛べないシャローさんたちは下に落ちていった。俺たちは下に降りる。


「大丈夫か?」


『大丈夫じゃない…』


だよな。俺も経験しているからわかるよ。しかしこういうのは普通横じゃないのか?わざわざ落とすなんて悪意しか感じないぞ。


俺たちが洞窟を歩くと行き止まり。逆に行くとまた行き止まり。ここで花火ちゃんの怒りが爆発した。


「あぁ~! もう! なんなのよ! この洞窟!」


思いっきり行き止まりの壁を殴ると壁から無数の手が出てきた。


「きゃああああああ!?」


「花火! 燃やせ!」


「う、うん! 灼熱!」


その後、出てきたゾンビを倒すと道が開ける。


「はぁ…はぁ…」


「随分可愛い声を出すんだな!」


「五月蝿い! あんたも落ちた時に叫んでいたでしょうが! ゾンビはトラウマなのよ! 何よ? 悪い!」


そういえばゾンビイベントで花火ちゃんはやられたことがあったな。トラウマになっても仕方無い。すると出口に出るとそこには地底湖と大きな船があった。これが黒ひげの宝?


俺たちが見つめていると船から幽霊が現れた。俺は全員の攻撃を止める。あの幽霊を俺は知っているからだ。


『私の名前はアン。この船にあなたたちはティーチ様のお知り合いですか?』


やはりアン女王なんだな。アン女王の像そっくりだからわかったよ。


「いや、エドワード・ティーチを倒した者だ」


全員がぎょっとする。俺はここは正直に話したほうが正解だと思う。なぜならここは黒ひげのところのヒントから来るのが普通のルートだからだ。


『そうですか…あの人はもういないんですね。ではあの人との約束をあなたたちに託します。受けてくださればあの船にある宝の中からお好きなものを差し上げましょう。私のお願いを聞いてくれますか?』


インフォが来る。


『依頼クエスト『アン女王の復讐号を解放せよ』が発生しました』


依頼クエスト『アン女王の復讐号を解放せよ』:難易度C

報酬:一覧から選択

条件:この場にいるプレイヤー、召喚獣、テイムモンスターのみ。

挑戦回数:一度のみ

アン女王の復讐号を海に出航させよ。


黒ひげが使っていたのはクイーン・アンズ・リベンジ号じゃなかったんだな。俺は全員を見ると頷く。


「はい」


『では、あの岩盤を破壊してください』


俺たちがアン女王が指刺したほうを見るとアン女王の復讐号が止められている先にあるのは壁。そこには耐久値が表示されていた。おかしいな…ゲージが20ぐらいあるぞ。


しかしまぁ、時間をかければ余裕かと思ったが、このクエスト、結構厳しかった。まず新しい召喚獣の召喚は禁止だった。ここに来て、召喚獣が少ないのが裏目に出た。


「こんなの私だけで十分よ! 竜技! ドラゴンクロー!」


一ゲージの三分の一ぐらい減らす。流石と思ったが回復してしまった。どうやら一度で20ゲージを破壊しないといけないらしい。


「く…はぁあああ!!」


連続攻撃しても減る量は同じだ。俺たちも試す。


そしてわかったことは魔法やアイテム効きづらいということ。しかしシャローさんたちの最大ダメージはダイナマイトだ。それと一人が連続攻撃してもダメージが通らないが別々なら最初の攻撃からおよそ五秒ほどの間加算されるようだ。


つまり俺たちはこの五秒の間に攻撃を集中してあの20ゲージを削らないとけないわけだ。


「同時攻撃で一気に破壊するぞ」


俺は聖剣グラムとグランアルヴリングを取り出す。それを見て、全員が感動の声を出す。


「一番遅いのはシャローさんたちのダイナマイトだ。ダイナマイトの爆発に合わせて、一斉攻撃する。全員準備してくれ」


全員がスタンバイを完了して、爆発後俺たちの同時攻撃がする。


『いけぇえええええ!』


岩盤に直撃し、岩盤を破壊する。すると地底湖が海と繋がり、夕日の光が差し込む。もう夕方だったんだ。インフォが来る。


『依頼クエスト『アン女王の復讐号を解放せよ』をクリアしました』


流石に聖剣グラムとグランアルヴリングの一撃はえげつなかったな。するとアン女王がお礼を言ってくる。


「…ありがとうございます。これで私はあの人の元に行けます。それではこの中から欲しい物をお一人一つずつ選んでください。召喚獣たちは残念ながらお渡しすることは出来ません」


召喚獣たちが落ち込む。可哀想だけど、それでは公平さに欠くんだろうな。一覧を見る。


するとやはり金銀、各宝石があった。後は銃などの武器、召喚師はダイヤモンドかな。俺が見た事がないのがこちら。


コラーダ

カルバリン砲

ファルコネット砲

コンクパール

太陽のコンパス

黄金の釣竿

黄金のルアー

黄金の投網

ゴールデンイーグル

黄金の砲弾


む…むぅ…これは悩むだろう。


コラーダはスペインの英雄エル・シッドが使っていた剣の名前だ。確か有名なダマスカス鋼で作られた武器だったはず。


カルバリン砲はシリウスさんたちが使っていた中口径前装式大砲。中口径と言っても大砲の中口径だからかなりでかい。なので移動するのに難があったことで生まれたのがカルバリン砲を小型化したファルコネット砲だ。


どちらも射程や威力ではカルバリン砲のほうが上だが、利便性ではファルコネット砲に軍配があがるだろう。誰でも持ち運べ、好きなところに設置出来る大砲というのは結構戦術面では重要な気がする。


そして黄金の砲弾は見たまんまだったが、威力はタスラムには届かないがかなり高威力の砲弾だった。しかしこれはいらないな。


ゴールデンイーグルは何か分からなかったが見せてもらうと黄金のデザートイーグルだった。これはやばい武器だが、弾が七発しかなかった。むぅ…。


コンクパールは真珠だった。これについてはコゼットが詳しかった。これはピンク貝から取れる世界一希少な真珠らしい。特に火焔模様があるコンクパールは最も希少性が高いそうだ。見せてもらったものにはしっかりありました。


太陽のコンパスは金色の宝石があるコンパス。コンパスなのに方位を示すものがない用途不明のアイテムだな。


黄金の釣り道具シリーズはシャローさんたちが既に交換している。現状存在する釣り道具で文句無しの最強道具らしい。というか交換するの残っているの俺だけじゃん。


俺は未練たらたらで太陽のコンパスを選んだ。誰も交換していないならこれを選ぶしかないじゃん。このゲームの用途不明アイテムは俺の中では何かしらの秘密があるアイテムなんだからさ。


「はぁああ~」


『あはは…』


あははじゃない!少しは相談するとかしてくれ!すると船が動き出した。


『ありがとう』


そういうと船とアン女王は夕日の光を浴びて、消えていった。それを見送った俺たちはギルドに帰った。俺以外の全員が怒られたのは言うまでもない。しっかり反省するように!


名前 タクト 寵愛の召喚師Lv14


生命力 138

魔力  328

筋力  164

防御力 70

俊敏性 120

器用値 210


スキル


格闘Lv38 蹴り技Lv37 杖Lv41 片手剣Lv48 槍Lv34 

刀Lv43 投擲操作Lv11 詠唱破棄Lv34 魔力操作Lv18 魔力切断Lv21 

召喚魔術Lv40 封印魔術Lv40 ルーン魔術Lv31 阻害無効Lv8→Lv9 騎手Lv42 

錬金Lv27 採掘36 伐採Lv39 解体Lv51 鑑定Lv45 

識別Lv49 疾魔法Lv15 炎魔法Lv11 地魔法Lv15 海魔法Lv12 

暗黒魔法Lv12 神聖魔法Lv20 雷魔法Lv45 爆魔法Lv50 木魔法Lv36 

氷魔法Lv35 時空魔法Lv52 獣魔魔法Lv8 遅延魔法Lv17 連続詠唱Lv39 

水中行動Lv28 空脚Lv1→Lv2 読書Lv16 料理Lv45 釣りLv22 

シンクロLv30 エンゲージLv11 連携Lv26


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