#582 海図完成と流氷の災害天使
朝食を食べてからログインするとメールが来ていた。どうやらアトランティスでゲットした海図が完成したらしい。早いな~…早速見に行こう。
ギルドに行くと俺は黄色い獣の群れに襲われた。
「タクトさん!? これはカーバンクル?」
「あぁ~!? ギルマスがカーバンクルだらけに!」
「羨ましい!」
「ん~(そんなこと言う前にどかしてくれ)!」
俺は解放させるのにだいぶ苦労した。
「死ぬかと思った…」
「すみません…ギルマスが来た瞬間、飛び出してしまって…」
「カーバンクルまっしぐらでした」
誰が上手く言えと言った?いや、それよりもカーバンクルの進化に成功したんだな。
「ソウルのスピリットルートの第四進化でした。第三進化がエレメントでカーバンクルしか進化先ありませんでした」
「チロルさんたちはわかった瞬間、動いてましたよ?」
「ギルマスも狙いますか?」
「気にはなっているな~」
するとナオさんが入ってきた。カーバンクルたちの目が光り、ナオさんに殺到する。
「え? な、なんですか!? これぇぇぇ…」
声が聞こえなくった…俺はこんな状態だったのか。
「あぁ~!? また! すみません! ナオさん!」
「今、助けます!」
「むぐぅ~…んん…ん…」
声が聞こえなくなった。時間がかかりそうだし、今の内に要件を済ませよう。大丈夫、通常時では町の中で死ぬことはないはずだ。
俺はサバ缶に会うと早速完成した海図を見せてもらった。どうやら戦争中は海サイドは暇で海図をみんなで作っていたらしい。通りで早いわけだ。
さて、完成した海図を見るといくつかの島があることがわかる。
「…結構飛び飛びになっていますね」
「仕方ありませんよ…ダゴンやギルマスが経験したアトランティスは転移で移動しているんですから」
これを見るとまともに攻略していないことがはっきりわかるな。
「これまで手に入れた情報を合わせるとこの島が古の島と推測されます。そしてギルマスが狙っている宝島はこれかこれでしょうね」
だなぁ…場所から見ると霧が濃い海域に島があり、次に古の島。その次かその次が宝島となっている。ただ古の島の次の島はかなり大きい。これが宝島とは思えないな。
「…行きますか?」
「当然ですね。古の島から行ったほうが近いですが先に霧の海域を攻略しますか」
「それはシャローさんたちも喜びますよ。スクナビコナを使うなら皆さんを連れていってくれませんか? 海図を作るのに手伝って貰いましたし、何より新しい海鮮素材が期待出来ますから」
「わかりました! 良いですよね? タクトさん」
イオンが新しい海鮮素材と聞いて目の色を変えた。まぁ、俺に拒否する理由はないな。
「わかりました。今日のお昼から行けますかね?」
「大丈夫だと思います。メール送って置きますね」
「お願いします」
これでお昼は久々の海に決まった。じゃあ、午前中に雪山の続きに行くとしよう。狐のセリアンビーストの村に行くと討伐のお礼にお野菜を貰った。
冬大根:レア度7 野菜 品質B+
通常の大根より甘みが強く、瑞々しいのが特徴。辛いのが苦手な人に人気で生で食べることでき、体を温めてくれる効果がある。ただし寒い地域か季節でしか育てることが出来ない。
冬ネギ:レア度7 野菜 品質B+
通常のネギより甘みが強く、シャキシャキのとした食感が特徴。辛いのが苦手な人に人気で生で食べることもでき、体を温めてくれる効果がある。ただし寒い地域か季節でしか育てることが出来ない。
冬白菜:レア度7 野菜 品質B+
通常の白菜より甘みが強い白菜。生で食べることも出来るが加熱すると更に甘味が増し、食べやすくなる。体を温めてくれる効果があり、お鍋やスープなどに最適の野菜。ただし寒い地域か季節でしか育てることが出来ない。
冬にんじん:レア度7 野菜 品質B+
通常のにんじんより甘みが強いにんじん。生で食べることも出来るが加熱すると更に甘味が増す。体を温めてくれる効果があり、スープやお鍋に最適の野菜。ただし寒い地域か季節でしか育てることが出来ない。
ブロッコリー:レア度7 野菜 品質B+
アブラナ科の緑黄色野菜。冬が旬の野菜で生でも食べることもできるが茹でると甘味が増し、食べやすくなるので、こちらをする人がほとんど。体を温めてくれる効果があり、サラダやスープなどに使われる。
冬が旬な野菜だらけだ。ブロッコリーだけは恐らく冬とかの区別がないんだろうな。他の野菜は既に見つかっているから。
少しブロッコリーの話をするなら栄養価を考えるなら生で食べたほうがいいのだが、現実だと農薬や最悪虫の危険性があるから水洗いだけはしっかりしないといけない。それでも食べると口の中がモサモサして食べにくいから殆どの人はきっと茹でているだろう。
冬の野菜を見るとおでんやシチューが恋しくなるな。それに漬物もいいよな~。
俺は交渉で油揚げと種を交換して貰えた。ふふふ、彼らの好物は把握済みなのだよ。俺はお礼をいい、メンバーを選ぶ。選んだのは恋火、和狐、優牙、狐子、伊雪だ。
狐のセリアンビーストの村から山頂を目指した俺たちだが、絶賛逃げていた。クマムシに見付かったからだ。
「…逃げ切ったか?」
「多分大丈夫だと思います」
やれやれだ。改めて山頂を目指すと物凄い悪寒を感じて、俺は横っ飛びをする。音も気配も感じない…これを俺は知っている!
「タクトお兄ちゃん?」
「気を付けろ! 多分グラウクスだ!」
俺の言葉に全員の警戒感が最大になる。コノハの強さはみんな知っている。何処だ?何処にいる?くそ!全然わからない。
しかし相手がグラウクスなら必ず俺の暗殺を狙ってくるはずだ。俺は迅雷を構えて待つ。
「ホー」
あちこちから声がする。残念ながら誘いには乗ってやらない。こい!
恋火たちが上空を見る。すると魔法が降り注いでくる。
「数が多いどす! 恋火!」
「はい!」
「「結界!」」
二人が結界を貼り、ガードする。これは探り合いになるな。
『優牙、伊雪。雪に潜って待機してくれ。グラウクスの姿が見えたら、狙ってくれ』
『わかりました!』
恋火と和狐に結界を解除させる。すると今度は羽が飛来する。それを狐子が焼き払った瞬間、殺気を感じる。
それはフェイントだろう?だとすれば本命は逆!
俺が迅雷を抜刀するとグラウクスは氷刃でぶつかるのは危険と判断して回避した。流石だな。受けていたら、迅雷はグラウクスの氷刃ごと羽を切断していただろう。
しかし回避したグラウクスは地面すれすれを飛行したため、雪に隠れていた優牙と伊雪の攻撃を受けることになった。
優牙が羽を食い破ると伊雪が氷刃で止めを刺した。
敵に回すと本当に厄介だよな…フクロウって。それじゃあ、解体しよう。
グラウクスの羽:レア度8 素材 品質A-
強力な氷と光の魔力を宿した羽。見た目も美しいことからアクセサリーとして女性に非常に人気がある。
グラウクスの瞳:レア度8 素材 品質A-
雪国では魔除けや雪山での遭難対策として使われている瞳。様々な状態異常を無効にし、更に吹雪にあっても視界が潰されることなく、歩くことが出来る。
またペンの依頼をしないとなぁ。
グラウクスの瞳は和狐に依頼しよう。吹雪の中でも視界が潰されないのは非常に有難いぞ。
その後、山頂に辿り着くと社を見付けたわけだが、その前に空から光芒が降りてくると巨大クリオネが現れた。
クリオネカラミティ?
? ? ?
こいつがボスみたいだな。俺たちが戦闘態勢になるとクリオネカラミティの顔辺りからいきなりビームを撃ってきた。それを俺たちは回避するとビームが当たった箇所が凍りついていた。
これはイオンが覚えた冷凍光線!?すると恋火が空を走り、斬りかかるとクリオネカラミティの頭が開くとそこから触手バッカルコーンを出し、恋火が捕まると振り回され、接近した狐子に叩きつけた。
「う…うぅ…痺れます~」
恋火が麻痺と致死毒になっていた。なんて危ない触手だ。治さないと!
俺が治そうとするとクリオネカラミティが吹雪を使い、俺の魔法が封じられた。
「タクトはん!? 結界!」
和狐が結界を貼る。するとバッカルコーンが結界をすり抜けてきた。
「ひ!?」
「和狐!」
俺は迅雷で斬り裂くがバッカルコーンの傷は治り、和狐の足を捕まえると振り回す。この野郎!
「やぁああ!」
伊雪が氷刃で顔を突き刺し、優牙が尻尾に噛み付く。だが、伊雪の刃はクリオネカラミティの内蔵には届いておらず、優牙は尻尾を噛みちぎるがすぐに復活してしまう。そして二人ともバッカルコーンに捕まり、和狐と共に動けない恋火たちに叩きつけた。
優牙の月の加護より早くクリオネカラミティは天罰を使い、恋火たちに直撃して全員死に戻ってしまった。間違いない…こいつは俺たち以上に強い!
名前 優牙 マーナガルムLv9
生命力 80
魔力 163
筋力 114
防御力 136
俊敏性 108
器用値 72
スキル
噛み砕くLv34 気配察知Lv30 危険予知Lv28 氷爪Lv24 暗視Lv28
防御無効Lv20 耐性無効Lv16 氷投擲Lv14 氷の牙Lv32 氷装甲Lv20
反射Lv11 極寒ブレスLv28 冷凍弾Lv15 吹雪Lv2 雪潜伏Lv14→Lv15
即死Lv16 耐寒Lv14→Lv15 狂戦士化Lv4 月の加護Lv5
名前 伊雪 雪女Lv8
生命力 98
魔力 218
筋力 122
防御力 74
俊敏性 102
器用値 134
スキル
氷刃Lv28 雪投擲Lv13 使役Lv17 氷装甲Lv16 魔法耐性Lv12
雪潜伏Lv14→Lv15 雪隠密Lv13→Lv14 疾魔法Lv4 氷魔法Lv18 暴風雪Lv26
吹雪Lv14 妖気Lv23 運勢操作Lv11 かまくらLv17 雪分身Lv11
重量操作Lv14 即死Lv16 連撃Lv19 罠設置Lv5 氷結波動Lv12
恋火たちのステータスはクリオネカラミティ前までのものです。




