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Elysion Online ~ドラゴニュートと召喚師~  作者: とんし
ゴネス大戦
564/1718

#539 火山竜の刀と進化ラッシュ

朝食を食べ終えて、お客を待っていると家のチャイムがなる。


「誠吾く~ん! 遊びに来たよ~!」


「…お前、死にたいのか?」


「…ごめんなさい。悪ノリしました」


少し前に海斗から連絡が来て、イベントの間、俺の家でゲームをすることになったのだ。


海斗の他に姫委員長と副委員長もいた。二人の私服は初な気がする。


「ごめんね? 誠吾君?」


「こいつが言い出したことだろう? 謝るならこいつだ」


「そうね。謝るなら海斗ね」


「めちゃくちゃ気合い入れた服装に準備まで完璧な人たちに言われてーーふんぎ!?」


フンギ?海斗の癖にキノコのイタリア語を知っているとは意外だ。まぁ、そんなことあり得るはずがないか。とにかく家の中に入れる。


「わぁ…綺麗」


「まぁ、誠吾がちらかすイメージは無かったけど…そういえばメルたちがいるんだっけ?」


「あぁ…先にゲームをしているよ。これが二人用の部屋の鍵な。海斗は俺の部屋な…一応言っておくが俺の家で犯罪は犯すなよ?」


「二人から散々言われたよ! どれだけ信用ないんだよ…俺。待て、言わなくていい」


察知したか…その後、お土産を冷蔵庫に入れて、部屋に案内する。


「一応片付けたが大丈夫そうか?」


「全然問題ないよ! ね? そうだよね? 椎名ちゃん!」


「え、えぇ。そう思うから落ち着きなさい。姫」


大丈夫かな?まぁ、信じよう。その後、無事にゲームが出来ることを確認し、ログインする。


今日の俺はひたすらジャンヌとレギン、ヘリヤの訓練だ。するとへーパイストスに呼ばれる。


「恋火さんの刀が完成しました。仕上げをお願い出来ますか?」


来たか…恋火を呼ぶと大興奮状態だ。鍛冶場に向かうとそこには一本の刀があった。


「わぁ…」


「これが本物の刀の姿か…綺麗だな」


「そう言って貰えて良かったです。では、あの時と同じようにお願いします。タクトさん」


「あぁ」


俺は火山竜石を刀に近づけ、話しかける。


「俺たちに力を貸してくれ。ヴォルケーノドラゴン」


『お前たちなら強い奴と戦えそうだ。いいぜ! 俺の力を貸してやる! せいぜい使いこなして見ろ!』


刀に炎のドラゴンが宿る。これで刀は完成だ。その強さに満ちた炎を見て、誇り高さを感じた俺は名前を決めた。


「お前の名は恋月の意思を次ぐ、煌めく炎刀…恋煌(れんこう)だ!」


恋煌:レア度9 刀 品質S-

重さ:120 耐久値:600 攻撃力:500

効果:物理切断、灼熱、溶断、炎竜解放

ヴォルケーノドラゴンの魂が宿っている刀。刀の熱は溶岩の熱に匹敵し、その熱であらゆるものを斬り裂き、灼熱の炎で燃やし尽くす力を持っている。


やはり皇の漢字が入っていると神々しさを感じるな。恋火が恋煌を持つ。


「重いですが、使いこなせて見せます! あ、でも恋月をどうしましょうか? タクトお兄ちゃん」


「そのことなんだが、恋月を千影に貸してやってくれないか?」


「それはいいですけど、どうかしたんですか?」


「実はへーパイストスにみんなから注文を受けているんだ」


俺はみんなからお願いされた依頼を話す。


「それは面白そうですね。わかりました! 頑張って作ってみます!」


みんなの言うとおり作る気になったか…俺も抜けているところがあるなぁ。


とりあえずへーパイストスのことをギルドに報告するために顔を出すと懐かしい人に声をかけられた。


「タクトくーん!」


「あれ? モッチさん?」


最初の町でお世話になったモッチさんがいた。他にも始まりの町でお世話になった人がたくさんいた。


話を聞くと戦争から逃げることになり、フリーティアに避難してきたらしい。なぜフリーティアか?みんな、ゾンビイベントを知っているからだ。当然みんな色々手伝ってくれるらしい。


更にエリクサーラピスにいるニックさんたちまで来ていた。


「フリーティアを抜かれることはあり得ませんからね。経験値を貰いに来ました。何か仕事ありますか?」


錬金術師ギルドが来てくれたのはでかい!


「お願いしたいことがあります!」


俺は防衛ラインの壁を依頼した。ランパートより金属の壁のほうがいいに決まっている!


俺は色々報告と指示を出し、訓練を始める。まずはレギンたちのレベル上げからだ。因幡の白兎で一気に上げていく。メンバーはレギン、ヘリヤ、月輝夜、コーラル、ジーク。


まずは一体さくっと倒すとインフォが来る。


『コーラルのレベルが24に到達しました。進化が可能です』


滅茶苦茶速い進化だな。進化先は一つ。


朱雀


先に朱雀が来たか…フェニックスだと思っていた。説明を見てみよう。


朱雀…四神の一角。南を守護しており、強力な火の力を持っている。不死ではないが蘇生する能力と強力な再生能力があり、生存率が非常に高い。また和魂を持っている。


伝説通りの能力説明だな。では進化行ってみよう。コーラルが燃え上がり、大きくなる。


『コーラルが朱雀に進化しました』

『激突、強制、堅牢、炎ブレス、神聖ブレス、蘇生、陽炎(かげろう)、炎化、和魂(にきみたま)を取得しました』

『火の粉が火雨に進化しました』


進化したコーラルが全体的には鳳凰と変わらないが、尻尾が三つとなり、首には白夜とは色違いの赤い珠を持っている。


「ピィ!」


モフらせて貰った。あったけぇ…レギンもヘリヤも真似をする。


「あぁ…干したてのお布団のようです」


「…眠たくなってしまいますね」


分かる。それではステータスを確認しよう。


名前 コーラル 鳳凰Lv24→朱雀Lv1


生命力 110→150

魔力  90→120

筋力  70→100

防御力 38→58

俊敏性 80→110

器用値 64→94


スキル


奇襲Lv3 飛翔Lv4 激突Lv1 強制Lv1 堅牢Lv1 

火爪Lv1→炎爪Lv1 危険予知Lv5 火の粉Lv1→火雨Lv1 風魔法Lv1 火魔法Lv3 

光魔法Lv1 猛火Lv1→業火Lv1 聖火Lv1 火炎弾Lv3→火山弾Lv3 超再生Lv1→超速再生Lv1 

耐寒Lv3 炎ブレスLv1 神聖ブレスLv1 蘇生Lv1 陽炎Lv1

炎化Lv1 和魂Lv1


強いな。炎化は雷化の炎バージョンだろうな。切り札はたぶん和魂。荒魂とは対局の言葉だが、どんな能力か気になるところだ。しかし今はレベル上げに集中しよう。


コーラルを変えて、蒼穹を呼ぶ。因幡の白兎を一体倒すとまたインフォが来る。


『月輝夜のレベルが30に到達しました。進化が可能です』


さて、これは凄い強くなりそうだ。進化先は一つ。


オーガロード


オーガロードになるの早くないか?説明を見てみよう。


オーガロード…オーガの王。凶暴性と知性を合わせ持ち、敵と見なしたものを倒すまでどんどん強くなる能力を持っている。その姿から人間からは破壊の化身として恐れられている。


やはりオーガの王だよな。次の進化は王の上ってことだな。とりあえず進化行ってみよう。月輝夜が黒炎に包まれ、進化する。


『月輝夜がオーガロードに進化しました』

『荷重操作、黒炎、雷放電、集束、肉体活性、衝撃波、魔素解放、諸刃の一撃、逆鱗、王の加護を取得しました』

『斧が戦斧に進化しました』


進化した月輝夜は更に大きくなり、黒い鎧を装備した。更に成長した角が邪魔にならないように王冠を被っている。


『グォオオオオ!』


雄たけびを上げた月輝夜は俺の前で膝をつき、金砕棒を置き誠意を見せる。月輝夜は大人になったな。俺はステータスを確認する。


名前 月輝夜 オーガLv30→オーガロードLv1


生命力 165→180

魔力  120→150

筋力  275→320

防御力 120→150

俊敏性 64→84

器用値 64→94


スキル


鎚Lv24 斧Lv1→戦斧Lv1 大剣Lv1 鎖Lv5 格闘Lv6→魔拳Lv6 

闘気Lv21 物理破壊Lv19 防御無効Lv9 荷重操作Lv1 挑発Lv12→強制Lv12 

堅牢Lv16 咆哮Lv7 強襲Lv18 妖気Lv17 戦闘高揚Lv18 

投擲Lv9→投擲操作Lv9 再生Lv15→超再生Lv15 恐怖Lv2 黒炎Lv1 雷放電Lv1 

集束Lv1 肉体活性Lv1 炎ブレスLv12 闇ブレスLv7→暗黒ブレスLv7 衝撃波Lv1

狂戦士化Lv3 魔素解放Lv1 諸刃の一撃Lv1 逆鱗Lv1 王の加護Lv1


筋力ヤバすぎ。リリーを超えてしまった。しかもどんだけ強化スキルを詰め込めばいいんだ?ガルーさんが使った諸刃の一撃まである。


「王らしく強くなったな…月輝夜。これからもお前の力、俺たちに貸してくれ」


「グォ!」


月輝夜はもう大丈夫だろうな。月輝夜に変えて、千影を呼ぶ。そして因幡の白兎を倒すとインフォが来る。


『職業召喚師のレベルが上がりました。ステータスポイント2ptを獲得しました』

『職業召喚師のレベルが上がりました。スキルポイント2ptを獲得しました』


俺のレベルアップが来たか…ステータスポイントは筋力にして、残りスキルポイントは43ptとなった。そしてもう一匹倒すとインフォが来る。


『蒼穹のレベルが24に到達しました。進化が可能です』


さて、何が来るかな…進化先を確認すると二つ。


リンドブルム

青龍


なるほど…分かれて来るか。既に決めているが、説明を見てみよう。


リンドブルム…川に生息している蛇型のドラゴン。流れを司っており、水の流れはもちろんのこと時間の流れまで操ることが出来るとされている非常に凶暴なドラゴン。


青龍…四神の一角。主に空にいる蛇型のドラゴン。東を守護しており、強力な風の力を持っている。その威厳がある姿から人々に畏敬の念で称えられる。また和魂を持っている。


名残惜しいが俺は名前を蒼穹と決めた時から青龍にすると決めている。ここは我が道を通そう。青龍を選ぶと蒼穹が青い竜巻に包まれ、進化する。


『蒼穹が青龍に進化しました』

『飛翔、疾魔法、蒼炎、防風壁、雷雨、聖波動、霊力、雷ブレス、逆鱗、和魂を取得しました』

『雨乞いが豪雨に進化しました』


進化した蒼穹は小さい青い黄龍だ。全体的に青いが角などは金色となっており、片方の手には青い球を持っている。


すると蒼穹が俺に頭を向けてきた。頭を撫でるがどうやら違うみたいだ。


「もしかして、頭に乗っていいのか?」


蒼穹が頷いてくれたので、角も持ち、乗ってみると蒼穹は空を泳ぐ。おぉ…気分は日本昔話や孫悟空の気分。騎乗スキルはないが中々いい体験をした。


それじゃあ、ステータスを確認しよう。


名前 蒼穹 シーサーペントLv24→青龍Lv1


生命力 114→144

魔力  76→106

筋力  88→118

防御力 52→82

俊敏性 81→111

器用値 70→100


スキル


噛みつきLv3→噛み砕くLv3 巻き付きLv1 薙ぎ払いLv1 飛翔Lv1 猛毒Lv3→致死毒Lv3 

熱探知Lv4 水中行動Lv7→遊泳行動Lv7 竜鱗Lv1 竜爪Lv1 超再生Lv1 

雨乞いLv1→豪雨Lv1 疾魔法Lv1 蒼炎Lv1 防風壁Lv1 雷雨Lv1

聖波動Lv1 霊力Lv1 蒼雷Lv1 水ブレスLv1→海ブレスLv1 雷ブレスLv1 

逆鱗Lv1 和魂Lv1


おぉ!これが青龍か!やはり風、雷がメインだな。白夜と同じで聖波動と霊力も使えるんだな。気になるのはやはり和魂。どんな能力かな?他の新勢力と合わせてそろそろ確認しようかな。


その前にレギンたちのレベルアップ操作をみんなで決める。レギンたちはどうやらクラスチェンジがないらしい。代わりにレベル上昇に合わせて能力が追加されていく。そこにスキルポイントを使って、更に強化していく感じだ。


やはりワルキューレは天使の能力が多いな。オリジナル技もあるみたいだし、かなり強い。ジャンヌも順調のようだ。


ちょっと早いがここでログアウトするとしよう。


名前 タクト 寵愛の召喚師Lv11→Lv12


生命力 136

魔力  316→320

筋力  128→130

防御力 70

俊敏性 90

器用値 205→208


スキル


格闘Lv35 蹴り技Lv35 杖Lv39 片手剣Lv43 槍Lv30 

刀Lv38 投擲操作Lv8 詠唱破棄Lv27 魔力操作Lv14 魔力切断Lv18 

召喚魔術Lv40 封印魔術Lv35 ルーン魔術Lv24 騎手Lv40 錬金Lv27 

採掘36 伐採Lv39 解体Lv50 鑑定Lv44 識別Lv48 

疾魔法Lv14 炎魔法Lv11 地魔法Lv12 海魔法Lv11 暗黒魔法Lv9 

神聖魔法Lv16 雷魔法Lv44 爆魔法Lv45 木魔法Lv33 氷魔法Lv35 

時空魔法Lv51 獣魔魔法Lv6 遅延魔法Lv14 連続詠唱Lv33 水中行動Lv27 

縮地Lv23 読書Lv16 料理Lv44 釣りLv20 シンクロLv28 

エンゲージLv9 連携Lv18

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