#471 新戦力のレベル上げ
それではメンバーはまずは蒼穹、ジーク、コーラル、アディス、ミュートで行く。結果、俺の頭にジーク、首に蒼穹、肩にコーラルという謎スタイルだ。
まぁ、戦闘をする時は離れることになるだろう。とりあえず和牛を俺が狩り、レベルを上げていく。なんか昔の和牛狩りを思い出すな。
そこでジークだけやたらレベルが上がるのが遅いことが判明した。流石上級種か…ジークはもっと強い奴じゃないとダメだな…因みに今のところ動いているのは俺だけだ。
とりあえず全員をレベル10に上げて、ストップした。その間、ジークは2レベルしか上がっていない。
次はルークたちの新しい召喚獣とレギオンで挑む。
「…メンバー変じゃないか?」
チロルたちはハピネスシープ、ルークたちはフェアリーを一体入れている。
『成長したら、強いですから!』
そうかも知れないが…まぁ、他にも強そうな召喚獣がいるから良しとしよう。
まずはルークといるのが、雪ん子の男バージョン。能力が変わらないが、この子を見て、雪ん子は性別で進化先が変化する召喚獣の可能性が出てきた。スネグーラチカは完全に女性だからな。
更にルークはトロールを出した。エントの進化らしい。一言で言うと森の巨人。身体から草木が生えており、最大の特徴はウッドゴーレムを超える攻撃力と速さらしい。
おまけに超再生を持っており、敵に回すと厄介なモンスターだ。因みに島で木を植えたり、育てていたりするらしい。後でしゃがんで木を植える姿を見たら、シュールだった。
烈風さんのフレイムリザード、ブロンズゴーレム。フレイムリザードはドラゴンの試練で戦ったな。
ブロンズゴーレムは銅のゴーレム。綺麗な十円硬貨の色のゴーレムだ。どんなことが出来るのか聞くとまず雷魔法が全く通用しないらしい。更にぷよ助が持つ極寒ボディの逆の極暑ボディを覚え、自爆と変形もある。
基本的な攻撃は体を変形で伸ばして、攻撃するらしい。実際に見せてもらったが伸びるスピードも早かったので、結構いい技持っている。
最大の特徴がゴーレムとは思えないほど動きがスムーズだ。攻撃速度もある。弱点はアイアンゴーレムより固くない点だな。
次はタクマ。ハーピーとギガースだ。ハーピーはホークマンの女性バージョンだな。ギガースはイジ鉱山のボスだったやつだ。
アルさんもハーピー、デザートオウル。デザートオウルはオオフクロウの進化だ。以前砂漠で襲われた奴だな。
チロルは仙狐と玉兎。仙狐は仙術を使えるらしいが、恋火たちのように神通力シリーズは一部しかまだ使えないらしい。玉兎はチロルが初召喚した召喚獣で現在女子に大人気の召喚獣らしい。
実際に見ると確かに可愛い…問題は第二進化であること。
アロマが出したのはデーモンとデスナイト。デーモンは今まで散々戦ってきたな。俺の予想通りスケープゴートの進化先だったらしい。もう一つの進化先でパックもあったらしい。
デスナイトは合成召喚したリビングアーマーの進化らしい。恐らく次にデュラハンが来るだろうな。それにしてもだ。
「アロマ、大丈夫か?」
「だ、大丈夫ですよ! ちゃんと普通の子もいますから!」
それならいいんだが…ちょっと心配した。
コゼットはアルラウネと霊亀。アルラウネはケセランパサランの第三進化らしい。第二進化がマンドラゴラだったそうだ。
アルラウネは植物召喚を使えるので普通に強い。見た目はドライアドに似ているが、アルラウネは花がベースでコゼットのアルラウネはバラがベースみたいだ。
霊亀は中国の四霊に挙げられる亀だ。リクガメの進化先らしい。見た目は巨大な亀だが、なんとこの亀は仙術で空を飛べるらしい。代わりに水の適性はないという話だ。
攻撃手段は甲羅などがあるモンスターの代名詞、甲羅にすっこんでからの回転体当たりだ。空も飛んでいるから特番で見た昔の怪獣映画を思い出した。
最大の特徴はなんと霊亀の上でログアウトがアイテム無しで可能らしい。
後は俺のメンバーだ。メンバーはダーレー、ジーク、千影だ。
「何と戦いますか? タクトさん」
「ウッドドラゴンに決まっているだろう」
『ですよねー』
全員そういうがこの戦力なら大丈夫だと思う。という訳でやってみよう。
現在戦闘中。
「…完全に無視されているわね」
「だな…」
ウッドドラゴンは俺たちを完全無視して、他のメンバーを狙うことを選択した。
余裕があるのは烈風さんとコゼット。
烈風さんの守りをフレイムリザードがして、攻めをブロンズゴーレムにさせている。フレイムリザードはやはりウッドドラゴンの木に強い。ただしそれは木だけだ。病気ブレスを直撃されてステータス全ダウンすると流石に厳しくなったが、そこは烈風さんがフォローしている。
ブロンズゴーレムは肉薄したいんだろうが、地面から木が出てきて、見事に邪魔されている。仕方なく腕を伸ばすが木でしっかりガードされる。
コゼットは霊亀が凄い。ウッドドラゴンの木を回転で全部ぶっ壊している。そのままウッドドラゴンに体当たりすると大ダメージを出すが、ここで回転が止まってしまった。
霊亀は木に捕まり、持ち上げられると地面に逆さま状態で叩きつけられた。それをギガースとトロールが起こすと三体纏めて木に縛られた。
しかし木を聖火で仙狐が焼き、戦況が戻る。みんなやはりフォローとかちゃんと出来ているな。しかしまだまだ甘いな…。
トロールとギガースがいなくなったことでルークとタクマが狙われる。それをダーレーの蒼炎でフォローした。ちょっと指示を出そう。
「ブロンズゴーレムに攻撃を集中させよう。回復にハピネスシープ。フォローに霊亀とトロール、仙狐、フェアリーたちだ。牽制役は飛行戦力、攻めはフレイムリザードと俺たちが担当する!」
『了解!』
俺が道を作り、フレイムリザードとウッドドラゴンをぶつける。するとフレイムリザードがウッドドラゴンを押している。ウッドドラゴンはフレイムリザードに集中するようになり、ルークたちに魔法を使用する余裕が生まれた。
ゴリゴリ削っていき、一度倒す。そしてウッドドラゴンが花粉を使用する。そして俺が回復する前に木の根が俺たちを拘束し、頭の上のジークに木の根が迫る。
「きゅ!?」
俺は木で縛られている一角竜の槍を手放し、ジークを庇うとダーレーの上からぶっ飛ばされた。
『タクトさん!?』
「いって~…無事かジーク」
「きゅ~」
ジークが俺を舐めながらヒールで回復してくれる。ジークはいい奴だな。ここまでされたら、立たないとな。
「俺なら大丈夫だ…」
俺が立ち上がるとダーレーを状態異常から回復させ、ダーレーは蒼炎で拘束を破ると俺の元に来た。さて、ジークを狙ったこいつをどうしてやろうか。
『アポーズ』
俺はダーレーに乗り、アポーズで回収した一角竜の槍を構える。
『全員大技の用意をしろ。一気に仕留めるぞ』
『は、はい!』
俺はダーレーとの連携でウッドドラゴンを貫く。まだ行くぞ!こら!
『『『アクセラレーション』』』
高速でダーレーとの連携技を放つ。
『今だ!』
『チェーンエクスプロージョン!』
『ファイヤーストーム!』
更に召喚獣たちの一斉攻撃が襲う。そこに千影も加わっていた。
「きゅ!」
ジークが俺に知らせる。そうだよな…やられっぱなしは良くないよな。
「撃て! ジーク」
「きゅーーー!」
ジークが光ブレスがウッドドラゴンの顔に命中すると満身創痍なウッドドラゴンはこちらを睨むと息を吸う。上等だ。来いよ。てめぇのブレスは俺たちに通用しないのはさっきの戦闘で証明したぞ。この野郎。
ウッドドラゴンのブレスを俺とダーレーの連携で貫いて、そのままウッドドラゴンのトドメを刺した。そしてインフォが来る。
『槍のレベルが30に到達しました。槍【三連星】を取得しました』
『時空魔法のレベルが50に到達しました。時空魔法【ディメンジョンフォールト】、【テレポーテーション】を取得しました』
お!新しい時空魔法だ。テレポーテーションはエルフィーナなどが使っていた魔法だな。恐らく自分が行ったことがある場所ならどこでも転移できる魔法。人数制限もあるようには見えなかったな。まぁ、これは試して色々調べよう。
ディメンジョンフォールトはわからない。フォールトならテニスの反則がそう言っている気がするが、意味が繋がらないな…これは使わないとわからないな。
すると全員がこちらに来る。
「大丈夫ですか? タクトさん」
「ウッドドラゴンの攻撃が直撃したように見えましたけど」
「あぁ、花粉と回復の僅かな隙を狙われると予想してなかった。悪いがちょっと休憩させてくれ。攻略組もウッドドラゴンと戦闘しているし、みんなもしたらどうだ?」
『…え』
全員が固まるが花火ちゃんたちも加えれば勝てるだろう。俺はゆっくり見学しよう。後でこっそり温泉行かないとな…背中に直撃は流石にやばかった。現実なら脊髄損傷になっててもおかしくないだろう。ゲームで本当に良かった。
「きゅ~」
「大丈夫だって」
ジークを安心させるように撫でる。すると千影が跳んできた。
「カァ」
「ん?」
千影が竜木を持っていた。あの攻撃の時に強奪したんだな。ありがたい。千影も撫でてあげよう。
その後、メルたちとルークたちは無事にウッドドラゴンを仕留めて、俺は新しい時空魔法を試した。
テレポーテーションは予想通りの魔法だ。プレイヤーの行き来がだいぶ変化する魔法だろう。人数は制限なしだが、人数によって魔力の消費が大きくなるみたいだ。それでもワープゲートより消費は少ないし、移動速度も段違いだ。ただテレポートのような速さはないから戦闘には不向きかな?一辺に移動させるならありだとは思うが、ちょっと使い方を考える余地が有るな。
ディメンジョンフォールトは使うと俺の目の前の空間が歪んで見えた。これは防御魔法か?試しにレッカに魔法を使ってもらったら、歪んだ空間に魔法が当たるとその魔法がレッカに弾き返った。
「ぎゃあああ!?」
カウンターの魔法だったんだね。因みにルインさんに教えてもらったことだが、ディメンジョンフォールトは空間断層という意味らしい。なぜ弾き返るのか謎だな。あ、レッカは無事でした。
とりあえずここで全員一旦ログアウトすることになった。その後、心配するジークとこっそり温泉に浸かりにいった。
「ふぅ~」
「きゅ~」
ジークと一緒に声が出た。やはり温泉ってこうなるよな。
「リリーたちには秘密な?」
「きゅ!」
任せとけって感じだな。ジークと拳を合わせてログアウトした。
名前 タクト 寵愛の召喚師Lv6
生命力 130
魔力 295
筋力 120
防御力 70
俊敏性 90
器用値 190
スキル
格闘Lv34 蹴り技Lv31 杖Lv38 片手剣Lv40 槍Lv29→Lv30
刀Lv33 投擲Lv18 詠唱破棄Lv24 魔力操作Lv11 魔力切断Lv9
召喚魔術Lv40 封印魔術Lv35 ルーン魔術Lv13 騎手Lv38→Lv39 錬金Lv25
採掘Lv35 伐採Lv36 解体Lv49 鑑定Lv41 識別Lv46
疾魔法Lv13 炎魔法Lv7 地魔法Lv9 海魔法Lv11 暗黒魔法Lv9
神聖魔法Lv16 雷魔法Lv41 爆魔法Lv44 木魔法Lv31 氷魔法Lv35
時空魔法Lv49→Lv50 獣魔魔法Lv6 遅延魔法Lv14 連続詠唱Lv29 水中行動Lv23
縮地Lv16→Lv18 読書Lv16 料理Lv43 釣りLv20 シンクロLv28
エンゲージLv8 連携Lv15→Lv17
名前 蒼穹 シースネークLv1→Lv10
生命力 35→44
魔力 12→17
筋力 23→30
防御力 12→15
俊敏性 18→24
器用値 18→24
スキル
噛みつきLv1 巻き付きLv1 毒Lv1 熱探知Lv1 水中行動Lv1
名前 ジーク ドラゴネットLv1→Lv6
生命力 25→33
魔力 20→26
筋力 30→45
防御力 25→27
俊敏性 30→40
器用値 20→26
スキル
飛行Lv1 噛みつくLv1 光魔法Lv1→Lv2 遠吠えLv1 光ブレスLv1→Lv2
逃走Lv1 光竜の加護Lv1
名前 コーラル ファイヤーバードLv1→Lv10
生命力 30→38
魔力 20→27
筋力 22→28
防御力 16→18
俊敏性 25→30
器用値 20→26
スキル
奇襲Lv1 飛行Lv1 鉤爪Lv1 風魔法Lv1 火魔法Lv1
猛火Lv1
名前 アディス レッドウルフLv1→Lv10
生命力 20→26
魔力 14→20
筋力 35→44
防御力 15→17
俊敏性 25→32
器用値 20→24
スキル
噛みつきLv1 気配察知Lv1 夜目Lv1 危険察知Lv1 火の牙Lv1
名前 ミュート レッドウルフLv1→Lv10
生命力 20→26
魔力 14→20
筋力 35→44
防御力 15→17
俊敏性 25→32
器用値 20→24
スキル
噛みつきLv1 気配察知Lv1 夜目Lv1 危険察知Lv1 火の牙Lv1
名前 千影 三羽ガラスLv1→Lv7
生命力 18→24
魔力 20→28
筋力 20→26
防御力 18→20
俊敏性 32→40
器用値 25→31
スキル
飛行Lv1→Lv2 暗視Lv1 闇爪Lv1→Lv2 妖術Lv1 風魔法Lv1
闇魔法Lv1 強奪Lv1→Lv2 影分身Lv1→Lv2




