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Elysion Online ~ドラゴニュートと召喚師~  作者: とんし
自由の国フリーティア
110/1716

#105 潮干狩りと生産職到着

シーフクドに邪魔されたが改めて解体しよう。まずはシーフクドからだ。


俺が解体ナイフを突き立てると何も残さず消えるシーフクド…


こいつ、完全に喧嘩売ってるな…


まぁ、いい。メインはでかいヤドカリだ。何を落とすかな~。結果がこちら。


ヤドカリのはさみ脚:レア度3 食材アイテム 品質E

ヤドカリの身が詰まったはさみ脚。エビに似た味がする。


ヤドカリの甲殻:レア度3 素材アイテム 品質E

ヤドカリの硬い甲殻。防御力が高く、火属性耐性が付くことがある。


水性石:レア度2 素材アイテム 品質E

水属性を宿した石。水に囲まれた所で取れる


な、何ぃ!?水性石落とした!お前は第二のデスニアだったのか!


しかもヤドカリのはさみ脚は食材!現実でも食用のヤドカリは存在している。話によると伊勢海老と同じくらい美味しいらしい。俺の中でビッグハーミットクラブのロックオンが決定した。


俺が燃えているとイオンが聞いてくる。


「これは食べられるんですか?」


「あぁ。俺は食べたことないけど、凄い美味しいらしいぞ。俺も食べるのが楽しみだ」


「本当ですか! でもこれ、一つしかありませんね」


「そうだな。釣りに来たが今日は予定変更してこいつを狙おうか。恋火、砂浜にモンスターはいるか?」


恋火が耳をピクピクさせると垂れ耳になる。


「この辺りにはいないみたいです」


「そっか。結構採掘ポイントがあるみたいだし、とりあえず採掘しながらビッグハーミットクラブを探すか」


残念ながらビッグハーミットクラブは発見出来なかったが採掘ポイントから予想外のものがゲット出来た。


あさり:レア度2 食材アイテム 品質E-

食用として重要な貝の一つ。下拵えとして砂出し・砂抜きをする必要がある。


完全に潮干狩りだ!というか採掘で食材取れるんだな…石だけだと思ってた。


とりあえず黒鉄と共にあさりを夢中で集めた。すると塩も手に入った。


ここ完全にデスニアがいたところと一緒だな。そう思っていたら、変なものも混ざっていた。それがこちら。


魔晶:レア度3 素材アイテム 品質E

空気中のマナが結晶化したもの。武器や防具などの素材に使える。


どうやらこれがレアみたいだな。武器ならヘーパイストスに見せればいいか。ガラスの剣の強化や何かに使えるといいんだけどな。


気が付いたらお昼時だ。リターンで戻ると時空魔法と採掘がレベルアップした。そこでログアウトする。


…あれ?何か目的が違う気がする。



昼食を食べ終え、ログインする。あさりどうするかな…味噌汁はダメだし、バターもないし、酒蒸しも出来ない…普通に焼くしかないかな。


俺があさりの調理法を考えながら下に降りるとお客さんがいた。ルインさんたちだ。


「久しぶりね」


「そうですね。というか先ほど着いた感じですか?」


「えぇ。宿屋も安い所を確保出来て満足よ」


「よくここがわかりましたね」


ここは裏の裏のお店だ。知らずに見つけるのは難しいと思ったがどうやら簡単だったみたいだ。


「ドラゴニュートとエルフを連れてる召喚師の事を聞いたら一発だったわよ」


あぁ…目立ってるからバレバレか…納得した。


「というか完全にお店なんだけど、何か商売するつもりなの?」


「喫茶店みたいなものを考えているんですが、材料が足らなすぎて、現在レベル上げと食材集めをしている感じですね」


俺がそういうとルインさんが頭を抱える。 


「はぁ…タクト君、自分だけで素材集めて、お店をやりくりするつもりね?」


「そうですけど?」


『無理!』


全員から言われた…無理かな?


「私たちがどうして素材を売買していると思っているのよ…」


あぁ…確かにそうだな…よくよく考えると食材集めて、料理して、商売する。出来る気でいたが時間的に不可能か…


「商売するならある程度食材買わないとダメか~」


俺がそういうと反応したのが農家のユウナだ。


「そこで私の出番です! やっと畑が持てますからね!」


「俺も畑するつもりだよ」


「私の役割取らないで!」


怒られた…だって野菜欲しいじゃん。


「タクト君…徹底的に節約する人でしょ?」


「独り暮らしですから、ある程度節約はしてますよ」


これは当然だろう。


「タクト君は今日はどうするつもり?」


「今から畑をゲットするつもりです」


それを聞いて、ユウナさんが騒ぎ出す。


「待って!? 待って~! 一番は譲って~!」


ユウナさん、必死だな。


「わかりました。別に一番に拘っている訳じゃないですからどうぞ」


「やったー! これで称号ゲット! 行ってくる!」


ユウナさんはお店を飛び出した。


「…称号ゲット出来るんでしょうか?」


「最初に畑を持つ人だからね。可能性はあるわ」


あ~。それなら可能性あるな。惜しいことをしたかも…ま、いっか。


俺はカウンターに行くとあさりを取り出し。砂抜き作業する。俺は貝を食べるとき、砂があると食べる気を無くす人間だからしっかりする。


すると薬師のハルさんがそれを発見する。


「それはまさか…あさり!?」


驚くよね…俺もびっくりしたから。


「はい。さっき、北の海の砂浜にあった採掘ポイントで採掘したら、ゲット出来ました」


「完全に潮干狩りね…他には何かゲット出来たの?」


「塩と魔晶という素材アイテムですね。他の貝はありませんでした」


「まぁ、色々手に入るわけないわね…でも他の国で海があれば貝が手に入る可能性が出てきたわね」


なるほど、目指せ(はまぐり)!いや牡蠣(かき)、サザエも捨てがたいな。


「料理するんですか?」


「今は砂抜き中だよ。ジャリっとするの俺嫌いなんだよ」


「あー…分かります」


ハルさんに分かって貰えた。


「料理法は網焼きですか?」


「そうなるかな? 味付けには塩とこれを使う感じかな」


俺は塩と魚醤を取り出すとルインさんたちに衝撃が走った。


『醤油!?』


あー、見た目は醤油に見えるよね。


「残念ながら違います。これは魚醤です」


『魚醤?』


やはり分からないか。


「簡単に言うと魚の醤油版ですね。ナンプラーっていえば分かりますか?」


『聞いたことことあるかも』


まぁ、それぐらいの認知度だよな…美味しいのに…折角なのでルインさんたちにご馳走しようかな。


名前 タクト 中級召喚師Lv4


生命力 38

魔力  76

筋力  28

防御力 18

俊敏性 24

器用値 55


スキル


格闘Lv3 蹴り技Lv12 杖Lv15 片手剣Lv8 投擲Lv1 召喚魔術Lv19 

錬金Lv9 採掘Lv12→Lv14 伐採Lv10 解体Lv19 鑑定Lv9 識別Lv15 風魔法Lv19 

火魔法Lv19 土魔法Lv18 水魔法Lv19 闇魔法Lv18 光魔法Lv22 雷魔法Lv15 

爆魔法Lv15 木魔法Lv15 氷魔法Lv15 時空魔法Lv13→Lv14 読書Lv5 

料理Lv20 餌付けLv6 釣りLv5 シンクロLv2


名前 黒鉄 ロックゴーレムLv3


生命力 47

魔力  0

筋力  49

防御力 49

俊敏性 10

器用値 10


スキル

素手Lv5 防御Lv9 挑発Lv5 物理耐性Lv9 採掘Lv1→Lv6 投擲Lv1



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動物保護をしている少年は異世界で虐げられている亜人を救います
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