1/28
Prologue
Prologue
孤独だった。
朝、起こしてくれる声もない。
温かい朝食も用意されてない。
学校へ送り出してくれる声もない。
家に帰ると迎えてくれる声もない。
今日あったことを話す一家団欒の場もなかった。
お風呂も、トイレも、一人で入るのは怖かった。
夜、ちょっとした音が怖くて眠れないことは、多々あった。
太陽が出かかった頃眠り、そして、また孤独な朝を迎える。
……もう、こんな日常はいやだ。
もう、いっそのこと死んでしまおうか。
そう思ったことは、一度や二度じゃない。
「私が、君の友達第一号になってあげる」
彼女がそう言って手を差し伸べてくれていなかったら、■の人生は、とうに終焉を迎えていただろう。




