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Skills Cross  作者: 敷儀式四季
第五章
86/130

<1>~すべての人物が集結する。誰かが仕組んだことなのか。~ (7)

「まったく、男ってのは本当に馬鹿なのかしら」

「祈ちゃん、ここに男が二人居るんだよ……?」 

「お前の姉ちゃん随分と怖いな」

「そう言わないであげて廻家さん。ああいうキャラなんです」

 太陽、祈、叶、廻家は更に下への階段を走っていた。

 そうして下に辿り着くと、もう定番化してきた大きなホールが。

 今回はホールの向こうに通路のようなものが通っているのが見えた。


「もうここの構造が分からなくなってきた……」

 太陽は頭を抱えた。

「もしかしたら、そういうのこそが敵の狙いかもしれないわよ」


「あの男の考えていることなんてよく分からないけど、ひょっとしたらそうかも知れないわね」

 祈の呟きに答えるように女の声が通路の方から聞こえた。


「ま、あの男の考えることじゃ。ワイには分からへんなァ」

「い、いきなり喋ってごめんなさい!!」

「本当に“DBY”は気が弱いのね。いや、このレベルだと気が弱いとかじゃないかしら」

 通路側に立っていたのは四人の男女。

 もちろん全員が微妙に違ったコーディネートの黒服を着ていた。


「四対四ってか。ちょうどいい感じだな」

「まぁぞろぞろと出てきたもんね」

 あくまで太陽と祈は強気。


「俺達がこうやって仕事やるんも、なかなか珍しいっちゅーもんだ」

「そうなるわね」

「こうなったのも上の三人が時間を稼いでくれてるおかげなんだから、感謝しないと」

「う、上のみなさん、ごめんなさい!!」

 黒服たちは思い思いに話している。


「さて、一応お約束的に聞いてみるけどよ。そこの通路の向こうに行かせてはくれないか?」

「「「「無理」」」」

 だが、太陽が黒服たちに問いかけると、見事にハモって返してくれた。


「ちょうど四対四なんじゃったら、一対一(タイマン)でやろーや。ワイはそこの廻家って男にするわ」

 ある黒服の男が提案して、廻家のほうを指差した。

「俺か?」

「そう、お前じゃ」


「私は女だからそこの貴女にするわね」

 次の女の黒服は祈を指差して答えた。

「そう、後悔しないと良いわね」


「じゃあ、私は落とすって意味でそこの彼にしようかしら」

 さっきとは違う女の黒服が太陽を指して答える。

「随分と綺麗な女性ではあるわけだが……。俺には妻子がいてな」


「え、えと……。余りものみたいな選び方になってごめんなさい!!」

 先ほどから謝り続けている男はもう叶しか残っていないので叶を選ぶ。

「まぁ、しょうがないよね。選ばれなかったんだから」


 そうして四人の戦いが始まった。

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