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魔王転生〜転生した世界は魔族が滅ぼされた後の世界でした〜  作者: るる
プロローグ

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98/106

2章-55話 護衛依頼と廃村

お盆期間イベントとして毎日投稿やります。


高評価等とても励みになります。

もし良ければ高評価等よろしくお願いします

魚汁を囲みある程度の自己紹介なども終わると、ルク達も乗合馬車と共に出発。

 

……ちなみに馬車にもう空きはなかったため、ルクたちは小舟を器用に風魔法で宙に浮かせ、そのまま馬車についていったのである。

最早、神業の領域であった。

 

「それで?王都に行く前に廃村によるんだったな?」

「あぁ、悪いなそこで合流する予定になっててよ」

 ルクが何気なく訪ねるとゴルドが答える。

 

「廃村ねぇ……?何かお宝でもあるといいわね?」

「もう人がいない場所なんですよね?正直あまり行きたくないですが……まぁ仕方ありませんね?」

森や山などはよくて廃村は微妙な姉妹が愚痴をこぼす。


「見えたぜ、あそこだな昔はそこそこ栄えてたらしいんだが何百年も前に大洪水が起こって飲み込まれちまった村らしい。」

ルク達は完全に瓦礫の山とかした廃村に足を踏み入れていく

すると

チリっと新魔団が嫌な干渉波を察知する。

「イタッ、なによこれ。変なの飛んできたんだけど??」

「ウム? これは、おいゴルドと言ったか?何故此処に来ようと思った??」


「そりゃ………………ん?待てよ……」

「………何で俺達ここに来たんだ?」

「………思い出せん」

「……あれ?」

「何と合流しようとしていたんだ?俺たちは……」


ルクの一言を皮切りに、冒険者や子供たちも段々と違和感に気づき始める。

そしてルクたちには、この不気味な現象に心当たりがあった。

 

「これ……精神操作ってやつデス??」

「前にあったやつより弱めだな……?思考誘導程度だろうが………………」

 【スペルマジック:ナイトメアイーター】


ルクが闇魔法を発動させると、冒険者たちの頭部を濃厚な闇が包み込み、掛けられていた精神操作の術式を食らい尽くしていく。

魔法が解除されると同時に、闇の力は術者を逆探知。馬車の方へと蛇のように這うように伸びてゆき――。

 

「グッ!?ァァァ!!!」

唐突な悲鳴にバッ!と振り返ると、馬車の御者だった人物のひとりが闇に呑まれ、苦悶の表情を浮かべていた。

やがて変化の解けたその身体からは、4枚の翼が生え揃い、真っ赤な髪をした二十代ほどに見える美しい女性天使がその姿を現した。


「な!なんだと!??」

「て、天使……様なのか?」

「ど、どうして御伽話の存在がこんな所に……」

戸惑いを見せる冒険者達だが、ここですぐさま行動に出る者達がいた。

 

「天使は——敵だァァァー!!!!」

ルクの雄叫びと共に天使を取り囲む新魔団!

そのまま四つ羽の天使へと魔短剣で斬りかかる!

 

「クッ、上級闇魔法ですって!?オノレ」

【ファイアストーム!】

巨大な炎の渦が巻き起こり、新魔団との距離を稼ぐ天使。


「クッ、前のやつより強いな……コイツ」


「ッフーフー、貴方何者?何故天使の事を知ってるのか教えてもらわなきゃじゃない??……ねぇ?」

闇を何とか振り払い頭を押さえながらルク達を睨みつける

 

四翼の天使ヒイハ

体力90魔力115力90守90速90技90聖50


「おっ、おい!一体どうなってやがる!なんで天使様と戦い始めてんだ??」

「そうだぜ!天使って言えば御伽話で有名な味方なんじゃ無いのか??」

 

ゴルドとリンドウが混乱しながら後退りしていくと……。

グサリッ

と鈍い音が響いた……。

「…………な、んだと?」

「グッッそんな?」

 

「ここに来た人は皆殺しと命令されている」

「誰1人逃さない」

 2翼の天使〔名無し〕×4

体力50魔力75力50守50速50技50聖25

HP100MP150SP100

 

ゴルドとリンドウがその場に倒れルク達の四体の天使が姿を現す。


「その闇魔法使いはアタイがやる! 上級闇魔法使える奴は確実にここで消す!!! ガキ共と残りの冒険者はお前らで始末しろ!!」

「「「「畏まりました」」」」


「敵の数が多いな……。おい!ブブと言ったか!?戦力になるんだろうな!??」

「クッ、やれるだけはやろう………………」


「サキ、リリ、レンカ!羽が2枚のやつを倒せるなら倒してブブの援護を頼んだ!コイツは我がやる」

「「「任せて!(デス)」」」


【スペルマジック:エクリプスフィールド!!】

ルクが闇の大結界を発動すると辺りが闇に包み込まれる

「…………へぇ?闇の大結界かい?いいのかい?そんな消費魔力激しいのつかっちまってヨォ??」

 

「ふん!魔力切れになる前にお前を倒せば問題ないだけ…………だ!!」


ルクが魔短剣を投擲し一気に駆け出す

「ハッ!武器を捨てるなんて焦りすぎだろぉ?」

 【ファイアーランス固定!装備】

ヒイハが炎の槍で魔短剣を弾き、そのままルクの胸元へ突き出す!

 

【武術:心目】【ハイジャンプ】

 

ルクはそれを身軽に交わして肉薄、間髪入れずに闇爪を振るう!

【ダーククロウ!】

【死の波動:HPを攻撃力に】【シャドウエッジ!】

ブシュッ!

 

「チィィィ!お前も魔力の固定化出来るくちか??」

肩を深く切り裂かれたヒイハが大きく距離を取り、速やかに回復魔法を唱える……が、

 

「ちっ、思ったよりこの闇結界だるいな?回復阻害か??」

「ハーハッハッハ!天使はめんどくさい魔法が多いからな?」

たちまち余裕の表情を崩したヒイハの顔が歪み、覚悟を決めたように聖力を全身に循環させていく。

 

 

「フーー、仕方ねぇそれなら…………」

 【聖スキル解放:聖炎武装】

 

ヒイハがスキルを発動させると聖力と魔力が混ざり合い身体能力が爆発的に強化!

 

体を光と炎が合わさった様なオレンジの炎が包み込む。

名前を持つ天使には更なる力が与えられていた……。

 それは暴走状態にならずさらに自信が得意とする魔法属性の力を体に宿せると言うもの。


レンカの使う属性纏装に酷似した力を得たヒイハの身体に、オレンジ色の鎧が装着される。

手に握られた炎の槍も完全な具現化を果たし、神聖な天使語の文字が刻まれた禍々しくも美しい姿へと変化を遂げた。


「さて、速攻で片付けて目障りな結界消してやんねーとな?」


四翼の天使ヒイハ

聖炎武装時(タイムリミット500s)

体力90魔力115力140守140速140技90聖50

HP162(-18)MP200(-30)SP180


(※対比用ルクステータス:体力91魔力113力58守90速60技80運20)

 

「クッ…………敵ながら中々カッコいいではないか……」

 【戻れ魔短剣】【アクティブスキルフィジカルブースト】

 ————シュパ。


「そりゃどうもっ!!」

【アクティブスキル:フィジカルアップ】

【スペルマジック:ファイアーランス×5!!】

ヒイハが炎の槍魔法を目眩しにルクに突っ込んでいく!


【スペルマジック:ダークシャドウ】

ルクが魔法を唱えると周囲に10体のルクと同じ形をした黒い分体が展開される。


「ハッ!?影なんかに惑わさせるかよ!オラッ!!」

ズサッ!!

ヒイハは迷いなく真っ直ぐにルク本体と思われる影へ躍り出、自慢の槍で貫いた。

……はずだった。

 

貫かれた瞬間、ルク本体と思われていたものはただの黒い影となって散り散りに崩壊。

そして即座に新たな影が生成されると――

 

【ダークランス!×2】

全ての影から闇の槍が生成され四方八方から闇の槍がヒイハに殺到する。


「チッ!影から本物の魔法が出るわけねぇ!小癪な真似しやがって!」

【ホーリーシールド】


ヒイハは最低限の聖盾だけを展開し、即座に反撃へと転じようと槍を構えた。

だがー

 

バキバキッ!っと、わずか3本の闇の槍によって聖盾が容易く砕け散る。

「……は?」

呆然とするヒイハへ、残る合計7本の闇槍が容赦なく襲いかかり、その身体を深く貫いた!

「グフッ……な、何故……?? 全部……本物……!? ガハッ」


「ハーハッハッハ!どんなにステータスをあげようと我の敵ではない!このまま沈め!」

【グラビティショック!】


ヒイハの頭上に強力な重力場が複数生成され、その動きを完全に封じ込めた瞬間、暴発!

急激な重力変化に抗えるはずもなく、ヒイハの体は地面へと叩きつけられ、巨大なクレーターを作り出した。

 

メキメキメキメキ————ズドーーン!!!!

「ガァァァァァ!」

 

ヒイハHP35


「フッ、我に敵はなし!!ハーハッハッハ!」


最近あまり活躍の機会がなかったルクだったが、裏でしっかりと規格外の強さを手に入れていたのだ。

 

この影分身技は、フェイナートから受け継いだユニークスキル〔星渡り〕と、ルナスィラの固有結界すらも解析して生み出した新たなる必殺技。

 

闇結界内限定ではあるが、すべての影を自由自在に本体と入れ替えることができ、さらに影から放たれる魔法の全てが本物となる、まさに破格のチート技なのであった!



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