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魔王転生〜転生した世界は魔族が滅ぼされた後の世界でした〜  作者: るる
プロローグ

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89/104

2章-47話 陽輪村大会!本戦②

高評価等とても励みになります。


もし良ければ高評価等よろしくお願いします

『では気を取り直してーー!!くじ引きの結果ぁぁー第一試合!レンカVSギルマスに決定だぁー』

 

『オオオオーーー!!!』

セーロと観客!抜群のコンビネーションで極寒の間を回避!

 

「頑張るのだぞ!レンカァァァ」

「筋肉ゴリラなんかに負けないでよねーー!!」

 

『解説のお二人からはレンカコールが鳴り響いています、さぁ……準備はいいかぁぁー?試合ーー開始ィィィ!!』


 

「まさかこの歳になってお嬢ちゃんみたいな可愛い子と戦うことになるなんてな?怪我する前に辞退してもいいんだぜ?」

 

「…………フッ。お前もニクにしてやるデス」

ギロリと強い眼光でバースを睨みながら、とてもカッコいいポーズを決めるレンカ

 

 …………レンカは、いつの間にか厨二病に目覚めていた。

 

そしてバースはそのレンカをみて…………

な!何だこの悪寒は!コイツ……タダもんじゃねえな?


最初から本気で行かないと……やられる!

とても危機感を感じていた!


「俺の先手だ!本気で行くぞォォ!!」 

ギルマスの守りを考えていない怒涛の攻めが始まる!

 

 ……しかし!

 

「ボクにそんな攻撃は通用しないと思うがいいデス!」

ヒラリヒラリと攻撃を交わしながらも、隙を見てギルマスに手傷を負わせていくレンカ!

 

「フッフッフ、見える!見えるデス!」

「くっ、一体何が…………」

 

「オマエは15手後に……ニクになる!」

 …………レンカの厨二病はかなり進んでいた。

 

「くっ、なら!これでどうだぁぁ!!ウオオオオー」

 【必殺!メテオスマッシュー】

 ※これはリバーシです

 

『ギルマスの必殺技が決まったァァー!レンカ選手角を守りきれないーー!!』

 

しかし!レンカも負けていない

「フッフッフ、肉を斬らせて骨を立つ!!!!デス!」

 【アビス・スパイラルハリケーーン!!】

 ※これはリバーシなんです。

 

「な!何だとォォ!!??」

 

『おおっとー??何だこの盤面はー??レンカ選手の白いコマが内側に集まって、その外側を黒が囲む様な形が出来上がっているぞーー??』


「な!なんだと!レンカめ、やるではないか」

「そうね!これは認めるしかないわね!」

 

『解説のお二人とレンカさんは仲間と聞きました!これに心当たりが?』


「「アビス・スパイラルハリケーン…………なんてカコッイイんだ!」」

『…………聞いた私がバカでしたね!』

ルクとサキの目はとても輝いていた。


そこからの勝負は最早勝負と呼べるものでは無かった……。

 

ギルマスが何をしても、レンカがフィールドの中心を完全に支配している為、全ての攻撃が跳ね返されてしまうのである。

 

 そして…………

『決まったァァー!勝者、アイラブミートーレンカァァァ』

 

「フッ、またボクのニクコレクションが増えてしまったデス!」(決めポーズ)

 

『ウオオオオ!!なんかよくわからんがすげーぜー!!』

冒険者達はとてもノリがいいのだ!


『さぁ準決勝第二試合も準備が整った様です!リリVSシンテ!試合ーー開始ーー!!』

 

「フッ、リリが負ける訳もない、ちょっと今のうちに決勝に備えてリンゴジュースを持ってこよう」

ぴょ——ん

 

「——!!それもそうね!私もいくわ」

ぴょん!

 

『ちょっ、解説さーーん??どこ行くんですかぁぁーー』

とても自由な解説の2人であった。

 

しかし、予想は完全に裏切られる!

初めの攻防は完全に互角!

 

しかし、シンテはリリの行動を完全に予測しているかの如く、完璧な演算で計算された方程式によって徐々にリリを追い詰め

 

「………………参りました」

「ふふっ、たまにはこういうお遊びもいいわね。ありがとう、楽しかったわ?」

 

『勝者シンテー!派手な技は何もありませんでしたが、常に一進一退!素晴らしい試合でした』

 

「「………………なぬ!??一体何が!??」」

完全に試合を見逃してリリにすごく怒られたルク達であった……。

 

しかし試合内容は玄人向けの派手さの無い試合、これで良かったのかもしれない…………。


『さぁ、誰がこの決勝を予想出来たでしょうか?参加人数200人を超えた熱い戦いもついに最後となりました!


皆さん覚悟はいいですか!?

最強を見届ける覚悟、最後の戦いを見る覚悟は――いいですかーー!!』

 

『ウオオオオオオオーー!!!』

 

『では、試合開始の前に軽くインタンビューを!黒サイドレンカさん!今のお気持ちはどうですか?』

 

「深淵のことわり……それ即ち!ニク!デス!」

 

『…………で、では!白サイドシンテさんどうですか??』

 

「そうね。私のパーフェクトな演算にかかれば負けはないわ……でも、少しは楽しませてくれると嬉しいわね?」

 

『……お互いに確固たる信念があるみたいですね!では始めましょう!アルカ村最強決定戦!開始ィィィ!!』

 

「ボクからいくデス!やぁぁー!!」

 

「ふふっ、そこから攻撃してくるという事は狙いは…………なら私はこうしようかしら?」

 

完全に直感型のレンカに対し、計算され尽くした試合運びを見せるシンテ。

 

 レンカの大技にも笑みを絶やさず受け流していく。

『これはシンテ選手完璧な試合運びだー!角を一本先制しました!』

 

「ウム!中々やるな?だが必殺技がないのは減点だな」

「そうね、レンカには最強の必殺技があるもの……やっぱり必殺技よね!」

「…………私も必殺技を考えておけば!悔しいです」

 

『………………』

セーロは思った、1人増えたな?と。

 

しかし!それ位で取り乱すようではギルド受付嬢は務まらない!

 

『おおっとー?ここでレンカ選手動きがかわったぞー!』

シンテに動きが予測されていると感じ取ったレンカは全く見当違いの攻めを見せる!

 

「なっ!?そんな攻めじゃすぐボロが出ますよ!?」

「フッ、その前に勝つ!デス!!」

 

レンカの予測不能な攻勢に徐々に防戦一方になっていくシンテ


しかしレンカの攻撃には致命的な弱点があり、一瞬、たった一瞬の隙さえあればシンテの勝ちが決まると言ったスレスレの攻防。

 

長い攻防が続き……

そして決着の時は訪れた!

 

「次はココデス!」

 

「!!……フッ、アッハッハ!焦ったわね?中々楽しめたわよ?影狼鴉族のお嬢ちゃん?」

 

シンテが勝ちを確信しカウンターを放つ

「………………ニッ、かかったデスね?」

 

しかし!それはレンカがわざと作った隙だった!

 

シンテな気づかなかったのだ……

レンカのめちゃくちゃに思えた攻めの一つ一つの全てが実は計算……


いや、ニクを狩るという最適化された行動だという事に!

「な!?しまった!!」

 

永遠とも思える防戦一方な状態、小さい隙さえあれば勝てる心の隙、本当に焦っていたのはシンテだった……。


「これで終わりデス!」

 【岩嵐!ロックテンペスト!】

 

レンカの一手により置ける場所が一箇所しかなくなったシンテ……

 

そしてその場所に置くと連鎖的に残りの角が全て取られてしまう様な配置で

「…………負けましたわ」


『決まったぁぁぁぁぁーーーー!!!!!』

『アルカ村第一階最強決定戦!!優勝者ワアァァァァーー!アイラブミートォォォォ!!レンカァァァァァァ!!!!』

 

『ウオオオオオオオオオオオオオーー!」

 

大きな拍手に叫び声の様な歓声、そして笑い声が会場を包み込みレンカ達の健闘を讃える!


「当然の結果デス!」

 ドヤァ!!っとカッコよく決めポーズをとるレンカ。

 

「やるではないかレンカ!後で必殺技を実際に試すぞ!」

 

「流石はレンカね!夜私と試合しなさい?優勝したレンカに勝てば私が最強って事ね?」


「おめでとうございます!必殺技参考にさせてもらっても良いですか??」


仲間達に囲まれたレンカはとても満足そうで、とてもいい笑顔だった。

何やかんや4人で団欒するのが久しぶりでもあったのだ!


そしてその日の夜!

優勝賞品として受け取った大量の高級肉はその日のうちに全て焼かれた。

 

村長のヘソクリ?確かそんなものも貰った気がするが高級肉に全ての記憶が奪われたのである!

 

「ニクゥゥゥゥーー!!!」

「おおおおーーもう我慢ならんぞ!!!」


「早いです!もう少し焼きましょう!!?」

「ちょっと!それ私が焼いてた肉よ!!」

『高級肉にお酒!最高の贅沢ねぇ〜〜』


こうして第一回アルカ村最強決定戦リバーシは大成功のうちに幕を閉じたのであった。


 

その日の晩

月夜に照らされた深夜の森の入り口にて。

 

1人の金髪の美少女が誰にも見られることなく森の中へと消えていく。

その背中には4つの翼が生えており、雪道には足跡も残さず不適な笑い声だけが森の中に響き渡るのだった。

「フフフッ、お遊びはもう終わり。そろそろちゃんとお仕事しないとね?」

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