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魔王転生〜転生した世界は魔族が滅ぼされた後の世界でした〜  作者: るる
プロローグ

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2章-19話 海と包囲された海賊?

高評価等とても励みになります。


もし良ければ高評価等よろしくお願いします

翌朝


ルク達が目覚め海賊達から貸し出された部屋から出るとそれはもう海賊達は驚いたと言う


一晩中探してもどこにもいなかったのに普通に部屋から出てきたのだ。


幽霊を見るような目でルク達を見る者までいた。

 

「おはよう!なんか疲れてるな?何かあったのか?」

「お、おはようガハ……ハ、よく眠れましたかい?」

 

「うむ!熟睡だったぞ!…………あぁ、朝ごはんを貰えないだろうか!?」

 

「あ、あぁ…………」

「キャプテン絶対やばいですよアイツら、海に返してきてくださいよ」

 

「だ、だかな追い返すたってどうやって…………」

「そ、それはキャプテンが考えてくださいよ!自分が言い出したんですから」

 

「お、お前らも乗り気立ったろうが……」

そんな会話が繰り広げられてるとは知らず、ルク達は朝ごはんをモリモリと食べる…………

 

そして、今日は無人島を探検だなとか話し合いを始める

……もう完全に居座る気満々である!


しかし!ここで空気を読まない者達がやってくる。

『ゴホンッ、アーアー、テステス』

魔法で拡散された音声が無人島へと響き渡り始めると


『ドガード海賊団!お前達は包囲されている!大人しく捕まれば命までは取らないと約束しよう!3分待つ!素直に投降せよ』

 

「何か騒がしいな?」

「何かしらね?海賊団って?」

 

「さぁ?……どんな感じですか?レンカ」

「う〜ん、凄いいっぱいの人の気配がありマスね」

ルク達がのんびりとしているとドガード達が慌て出す

 

「何だってここがバレたぁ!」

「やばいですでキャプテン!完全に囲まれてます!これじゃ海に出ても意味ないですぜ」


「どうしたんだ?そんなに慌てて、敵か?」

「あ、ああ敵が大軍で包囲してきやがった……クソもう俺たちはおしまいだ」

 

「フム!敵ならば我らに任せるがいい!美味い飯の礼だ!ハッハッハー」

「………………え?」

 

 何言ってんの?とか言う顔でルクを見るドガード。

「よしっ!ならあれやるわよ!ルクはマジックアップと魔法のコントロールお願いね」

 

「………………えぇ?我の大魔法は」

「いいですね!あれなら私も協力できますし賛成です」

「頑張るデス!」


そして、意気揚々と3人が唯一共通で使える風魔法を発動すると異なる魔力が重なり合い、一つの巨大な魔法陣へと変化していく。


「「「【スペルマジック:トルネード】!!」」」


 ゴォォォォォォッ!!と暴風が唸る。

だが三人同時発動の大型魔法など、まだサキ達には制御不可能……しかし。


「「「ルクッ!!」」」

「仕方ないな〜!」


 ルクは巨大な風魔法へ自らの魔力を割り込ませる。

 【スペルマジック:スペルキャプチャ】


 本来暴走しかねない合成魔法。

 その魔法を解析し制御権をルクが強引に奪い取る。

 

 【ユニークスキル星喰い:カルナ・ヴェルク】

 

ルクがサキ達から魔法コントロールを奪うと、巧みな魔力制御で巨大な竜巻を海へ向かい放つ、


もちろん【マジックアップ】してさらに威力を上げる事も忘れずに!


【融合魔法:シャドウトルネード】


「な!何だあれは」

「た、隊長!ダメです防御できません」

「退避!たいひぃいー!!」

 

巨大な竜巻が海を飲み込み、海軍船を次々と巻き上げていくと

帆が裂け、船体が回転し、兵士達が悲鳴を上げながら海へ投げ出される。

 

「ハーハッハッハ!中々良かったではないか!」


そして


「ば、バケモンだ!やっぱりバケモンなんだー!」

「うわぁぁー!降伏する!降伏する!」

「助けてくれー!何でもするから助けてくれー!」

 

その魔法を間近で見ていたドガード海賊団は逃げ出すように海軍に自ら捕まりに行ったのであった。


「「「「…………え?」」」」

 キョトンとするルク達

 

 …………それを見た海軍達も困惑していた

 

「隊長!海賊達が投降して来ました!?」

「なんで??」

 

そして海軍達も意味がわからないままドガード海賊団の身柄を拘束したのであった。

 

めでたしめでたし??


 

海軍達は困惑していた。

海そのものを飲み込むような超大型竜巻魔法を放てる規格外の魔法使いが盗賊達にはいる事がたった今判明した。

 

普通なら海賊側が強気に抵抗を続けるはず。

……だというのに。

 

「俺たちはもう降参したァ!!」

「アイツらを近づけるなぁぁぁ!!」


 海賊達が泣きながら海軍へしがみついてくるのだ

「……………………」

 隊長は困惑を通り越して真顔になった。


「……何があった?」


ブルブルと震えながらドガードが答える。

「あ、アイツらは悪霊かなんかなんだ、お、俺達は手を出しちゃ行けない奴らに手を出しちまったんだぁ……ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙」


最早恐怖で話にならなかった。

完全に精神がイカれてやがる!


ふと、声が聞こえた気がして隊長が島を見る

……すると。


「おーい!」

 島の上からルク達が手を振っていた。

「どこいくのよ〜〜??」


ドガード達が涙目で叫ぶ。

「俺たち全部話します!!今まで海賊やっててすいませんでした!だから……だから早くアイツらをなんとかしてくれぇぇぇーー!」


正直海賊を捕らえられたのであればもう十分だと引き上げたい気持ちはある………………。

だが接触しない訳にもいかない。


「…………行くぞ」

「た、隊長!?正気ですか!?」


「危険な人物か確認する必要がある」

 数人の海軍兵が恐る恐る島へ上陸する。


 ザッ……ザッ……と

 砂浜を進み。


「ここまで魔法は打ち込んで来なかったな?」

 緊張した様子でルク達の前へ辿り着くと。


モシャモシャと先ほどの竜巻で手に入れた魚を食べている無警戒のルク達の姿がそこにあった!

 

「む?やっと来たか、敵意が感じられなかったから交渉でもしたいのかと待ってやってたのだぞ?降伏か?」


「モグモグ!」(一応いつでも動けるようにしながら魚を食べるリリ)


「お疲れ様デス!魚食マス??」

 そして焼き魚を差し出すレンカ


「…………」

「…………」


 海軍達は固まった……なんなんだコイツらは?


 隊長は冷や汗を流しながら口を開く。

「……先程の魔法を放ったのは君達か?」


 ルク達がドヤ顔で胸を張る。

「フッ当然だとも!」

「敵は倒すものですから」

 

「あの魔法だけで戦意喪失するようじゃまだまだねあなた達」

「弱いものイジメするのは良くないデス」


「「「…………」」」

 海軍達の空気が凍る、やはりコイツらだった!


「隊長……」

「ああ……」


 しかも悪びれてない。

 

「……とりあえず」

「うむ?」


「事情を聞きたい」

「事情ですか?」


「ああ。君達には港街ラグノートにある海軍本部まで同行してもらう」

「おお!街に行けるのか!」


「やっとですね!」

「ご飯あるデス?」


「…………」

 隊長は思った。

(本当に連行していっても良いのだろうかと……?)


港街ラグノートへ到着するまでの二日間。

海軍船で出された食事は、ルク達にとってかなり不評だった。


 人を殴れば普通に気絶しそうなほど硬い保存パンに

 塩の味しかしない塩漬け肉と干物。

「「「「…………………………。」」」」


一食食べた後、ルク達は食事の時間になっても現れなくなり海軍達は大慌てした!


船内を探しても見つからず海へ落ちたのかと騒ぎになったのだ。


しかし数時間後には何故か、探したはずの場所から満足そうに出てくる


しかも何故か食事の度に続くようになる……。


「「「「ひぃっ!?」」」」

海軍達は恐怖した、逃げ場のない船の上で二日間同じ空間で震えながら過ごしたという。


 そして………………

 港街ラグノート海軍本部にて


 ついにルク達へ処分が言い渡される。

「事情は聞いた」


 海軍本部長は深いため息を吐く。


「海賊達の証言と、君達の話は概ね一致している」

「うむ!」


「また、君達に悪意が無かった事も理解している」

「当然よ!私たちは正義の味方なの!」


 本部長の表情が険しくなる。

「だがしかし!!」


 ドンッ!!と机を叩く。

「君達が放った巨大魔法により、海兵三十四名が負傷!!」


「海軍船五隻が大破!!」

「内二隻は現在も航行不能!!」


「「「「…………」」」」


 ルク達の顔が固まる。

……あれ?これって怒られるやつなのか?…………と。

「……よって」


 本部長は頭を押さえながら告げる!

ここで無罪にしてしまっては今後に問題が出てしまうかも知れない、ここは心を鬼にする時……。


「君達には一年間の強制労働処分を命じる!これでもかなーーり処分を甘くした結果である!


もし従わなかった場合討伐対象となる!下手な事はしないように」


「な、なんだとぉぉぉぉ!?」

その日ルク達は晴れて犯罪者となったのであった。

誤字があったので修正しました

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