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魔王転生〜転生した世界は魔族が滅ぼされた後の世界でした〜  作者: るる
プロローグ

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2章-6話 天使の暗躍と斥候職の青年

高評価等とても励みになります。

ありがとうございます。

もし良ければ高評価等よろしくお願いします

ルク達が天使を討伐してから2週間が過ぎようとしていた。

 

 村の人々は目覚めたのはいいが記憶が曖昧になっており、精神にかなりダメージを受けていて何とか通常の生活が出来る様になるまでいて欲しいと依頼を受けたからだ。

 

 因みに依頼料はスキル払いである。[パッシブスキル:裁縫の達人(get)]

 

 そしてやっと、リリの光魔法による治療やルクの栄養たっぷりのリンゴを食べ続けたことで日常生活に戻れる位には回復して来た頃。

 

青年が1人ルク達の前に達必死にお願いしていた。

 

「なぁなぁ、ルクよ〜?俺の事考えてくれたか?

 中々役に立つだろ?頼むって!ソロに限界感じてた所だったんだよ」

 

この村に立ち寄りそのまま天使の結界により精神干渉されいた冒険者で明るい茶髪をした青年は、


 ルク達の狩の腕前をみると目の色を変え自分を売り込んで来たのだ。

 

「ん〜、でもなぁ、斥候だろう?我の魔法で探索出来るしレンカも斥候を兼業しようと頑張っておるしなぁ」

 

「あの真っ黒の獣人の事だよな?確かにやる気はあるみたいだけど斥候の腕なら俺の方が上だぜ?

わかった!なら次の大きな街に着くまでのお試しならどうだ?

 

貿易都市ヴァラレートから来たんだろ、なら方角的に目的地は港街ラグノートだ! 

 

 俺もラグノート目指して防衛都市スケンティアから来たんだ、地図なら頭に入ってる!役に立つぜ?」


「…………………………」

 

 ルク達は考える、とても考えた。


 何とびっくり!そう言えば精霊の森の後の事を何も考えて無かったなぁと。

 

確かに強くなる事と魔族を探す事以外目的がないんだよなぁ。

 

 サキ達は楽しそうに着いてきてくれるからすっかり考えるのを忘れていたのだ。

 

「別に皆んなで旅するの楽しいし目的地とか決めてないのよね私達」

 

 ルクが考えているとサキがそんな事を口にする。

 

「はい!家族は皆んなで行動するものです」

 

「みんな一緒ならどこに行っても楽しいデス」

 

 そしてとても純粋なリリ達であった。

 

「………………え?」

 

 それには冒険者である青年も絶句である。

 

 この世界そんな気軽に旅ができるほど甘い世界では無いのだ。

 

普通、旅には目的がある。


金、名誉、復讐、修行、何かしらある。

 

だが目の前の連中は『皆でいると楽しいから』で旅をしているらしい?

 

「でもいいんじゃ無いかしら?偶には真っ直ぐいっても!それに海って見て見たかったのよ」

 

「フム、確かにな!港街には美味い海鮮料理が食えると聞く!アリだな」

 

「海鮮ですか?海ってどんなものなんでしょう?」

 

「何だ!海を見た事ないのか!すっごくでかいんだぞハッハッハ」

 

「行って見たいデス」

 

「!!なら決まりだな!良かったぜ、何回か狩りで俺の戦い方は分かってると思うけど、俺は斥候職で短剣メインだ宜しくな!」

 

 …………まぁいいか?減るもんでもないし

 

「ウム、よろしく頼むぞノクト」


[ノクト 18歳ステータス](冒険者ランクD)

 体力46魔力11力29守20速39技31

 使用可能スキル(短剣使い、遠投術、探索術、気配削減、身体強化系統、逃げ足)


「ルク 12歳ステータス」

 体力74魔力94力43守46速45技65運19特別ポイント4

 使用可能魔法orスキル:闇魔法、毒魔法、土魔法、火魔法、氷魔法、水魔法、風魔法、爆発魔法、無属性魔法)(探知スキル、身体能力系統スキル、隠密スキル、夜目スキル、死の波動、爪攻撃、衝撃波スキル、共鳴スキル、武術スキル)(ユニークスキル:星喰い)

 [称号:魔を極めし物、魔王(元)、魔眷属を作りし物、爪使い、武術家、負けず嫌い、聖騎士の知識]

 

「サキ 14歳ステータス」

 体力45魔力84力27守36速33技43運10特別ポイント4

使用可能魔法orスキル:(火魔法、爆発魔法、土魔法、水・氷魔法、風魔法、無属性魔法)(探知スキル、身体能力系統スキル(初級)、隠密スキル、死の波動、鞭攻撃、共鳴スキル、印術スキル)

 [称号 ルクの魔眷属、魔の探究者、術使い、鞭使い、杖使い、負けず嫌い]

 

「リリ 12歳ステータス」

 体力77魔力42力45守53速41技64運10特別ポイント4

 使用可能魔法orスキル(光魔法、風魔法、無属性魔法)(探知スキル、身体能力系統スキル、隠密スキル、死の波動、剣攻撃、盾防御、共鳴スキル、闘術・武術スキル)

 [称号 ルクの魔眷属、聖騎士、剣士、闘術・武術使い、負けず嫌い]


「レンカ 13歳ステータス」

 体力58魔力40力40守42速45技50運10獣3特別ポイント1

使用可能魔法orスキル(土魔法、風魔法、無属性魔法)

 (探知スキル、身体能力系統スキル、隠密スキル、死の波動、槍攻撃、共鳴スキル、遠投スキル、夜目スキル、幻術スキル、一部獣化(タイムリミット30s))

 [称号 ルクの魔眷属、属性纏装に目覚めし者(風、土)、槍使い、遠投の心得、負けず嫌い]


「旅の方、もう行かれるのですか?本当にありがとうございました。あなた方がいなかったら何も分からないまま村人全員死んでいく事になっていたでしょう」


村人達から見送られノクトを先頭にちゃんとした道を通り港街ラグノートを目指して歩き出すルク達。

 

「此処からラグノートまでは順調にいくと1ヶ月って所だな、まぁ夏本番までにはつけるだろ!


本当は馬を調達出来れば良かったんだけどな、最近どこも売ってくらねぇんだよどうやら高額でどっかの領主様が買い漁ってるらしい」

 

「馬かぁ、やはり歩きにも限界はあるしな〜いつか契約獣欲しいな」

 

「契約が何か分からないけど、確かに欲しいわね!でも馬って山道とかも行けるのかしら?」

 

「馬より狼に乗って見たいデス!オトゥが昔は大っきい狼に乗って戦場を駆け巡っていたと言っていた事がありマス」

 

「それはかっこいいですね!!狼なら山も森も大丈夫そうですね…………でも猫も捨てがたいですね」

 

「ウム!全獣化したヴィカカッコよかったな!」

 

 …………………………コイツらさっきから山とか森とか言ってるけど、そんなに狩りに出かけるのが好きなのか?

 

 ノクトの狩りや討伐クエストの時だけ森に入る考えと、ルク達のとりあえず山があれば登り森があれば入る考え方には大きな違いがあった。

 

「ねぇねぇ、ノクト!さっきからずっと真っ直ぐ歩いてるけどいいの?何かが私達を呼んでそうな森をスルーしてるわ?」

 

「………………いや、この森に入ったらどこに抜けるか分からないしな。村で干し肉大量に作っただろ?当分は狩りもしなくていいと思うんだが?」

 

 正論である!

 

 あるのだが…………

 …………

 ……

 

「「「「…………???」」」」

 

 ルク達には受け入れられなかった。

 

 俺、もしかして早まったのかな?

 ――そんな事が頭をよぎったノクトであった。

 

「ま、まぁとりあえず真っ直ぐ進ませてくれ!

ギルドで買った情報によるとこのまま3日ほど進んだ先を山方向に曲がって山に少し入り洞窟を抜けると金になる貴重な薬草があるらしいんだ、な?凄いだろ」

 

「フム!洞窟かフッフッフ冒険の匂いがするな」

 

「いいわねそれ!草冠作れるかしら?」

 サキはおしゃれさんなのだ

 

「ダメですよサキ姉、まずは弱った人達を助けるための薬を作ってからです。余った薬草を草冠にしましょう」

 

「いっぱい狩りができマスか?」 

 

「あの…………お金になる貴重な薬草って聞いてたかな?」

 

 ワイワイガヤガヤと冒険の話しで夢中のルク達……。

 

「…………あっ、はい、聞いてねぇなこれ」


ノクトは空を見上げた。


まだ加入して半日も経っていないのだが、急に不安になって来た。

 


ルク達が村を出発してから二日。


ノクトは早くも後悔していた……


いや、正確には違う。


 後悔ではないく理解したのだ!このパーティーは普通じゃないと。


「よし!このまま街道を進めば日が暮れる前にキャンプ場に着くぞ、たまには早く休もう!」

 

 先頭を歩きながらノクトが振り返る。


「ウム!」「わかりました!」「はいデス!」「わかったわ!」


 返事だけは物凄く元気なのである…………返事だけは。


 それから少し歩いたところで……。


「…………あれ?」


 後ろで騒がしかった声がしなくなったな〜と振り返る誰もいない。


「はぁ!!?」


 道は一本見通しも悪くない、なのに誰もいない!?

 …………よくここで気が付けたものである。

 

「いやいやいやいや」

【アクティブスキル:探索術】

 

 探索術スキルを発動脳内にマップが表示され登録したルク達の反応が近くに表示される。


「何で森の中に反応があんだよ…………」


 渋々ルク達の反応を追いながら森に入ると、何故か上の方から声が聞こえてくる……。


「おーいノクトー!」


「何してんだお前ら!?」


 130センチサイズの大きな蜂の巣の隣で、木の上にぶら下がり背比べをしてニヤついているルクがノクトを見下ろしていた。


「蜂蜜を見つけたぞ!我を讃えよ!」


 とても自慢げだった!ドヤ顔である。


「見て見て!すっごく大きい蜂の巣!」


 隣を見ると、そこには枝の上で鍋を一生懸命伸ばしているサキの姿が…………

 サキはその鍋でどうやって蜂蜜を取るつもりなんだろうか?


 さらに上には風魔法で蜂の巣を包み込み、中から蜂が出てこない様にしているリリがいた。

 

「早く下ろしましょう、結構集中力いるんです!これ」


 さらにもっと上には……。


「景色いいデスー!」


 楽しそうに周囲を見渡し一応警戒しているレンカ。


「全員何してんだァァァ!!」


 思わず叫んだ!街道を真っ直ぐ歩くと言ったはずだし森に入るのも止めていた筈だ!なのに…………


 なのに何故こんなことになっているのか?


「フッ、まだノクトには分からんか……森が我らを呼んでいた」


「わかるか!そんなもん!!」


 その瞬間だった……ブチッ――と蜂の巣を支えていた枝が折れた。


「…………あ」


 そんなルクの声と共に。

 

 ドサァッ!


 巨大な蜂の巣が地面へ落下し衝撃で風の結界も破られる。


 そして………………ブゥゥゥゥゥゥン!!


 と大量の巨大な蜂が飛び出した!とてつもなく怒っている。


「逃げろォォォォォ!!」


 ノクトの叫びと共に全力で走り出す新魔団。


「クッ!此奴ら魔蜂だな!あの蜂の巣、デッカいなぁとは思ったんだ!ハーハッハッハ!」

 

「何でそんな笑顔なんだぁぁうわぁぁぁ!」


「速い速い速い!ちょっと追いつかれそうよ!」

【アクティブスキル:スピードコマンド!】

 

サキがスキルを使いパーティーの速度をあげ

 

「ノクトがキャッチしないのが悪いと思います!」

【ウィンドカーテン】

 

リリがムスッとしながら風の壁で魔蜂を足止めする。


「ノクトは常識がないデスね!」


「常識が無いのはお前らだァァァ!!!」

 

「あっ、追いつかれそうデスよノクト!」

 

そしていつの間にか最後尾にいるノクト…………。

 

「お前ら何で森で速く走れんだァァァ!!!」

 

 全員全力疾走!森での動き方ならルク達の方が何倍も上手なのである!


「ハッハッハー!追いかけてくるぞ!」

 

「蜂蜜持ってないのかしら?」

 

「顔は可愛いですよね?蜂って」

 

「笑ってる場合かァァァ!!」


 ノクトは本気で怒鳴った……未だ出会って数日なのにも関わらず……。


 森の中を全力疾走し木々の間を縫うように駆け抜けるも少しづつ魔蜂が追いついてくる!蜂の執念は恐ろしいのだ!


「オッ!?川だ!!ラッキーだぞ!」


 先頭のルクが川………………正確には高さのある崖の下を流れる大河を見つけニヤリと笑う…………。


 高さは十メートルほどで普通なら飛び降りるような高さではないが…………。


「ど、どうするデスか!?」


「決まっているだろう!?いくぞ!」


「決まってねぇよ!!」


 ノクトが必死に叫ぶが後ろからは魔蜂の大群が迫って来ている!立ち止まれば終わりである。


「ほらノクト!」


「何がほらだ!!」


 ルクがとぉっ!と背中を押した。


「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!?」


 ノクトが絶叫と共に飛ぶとそれに続く新魔団!


「前にもあったわね!?こう言うの!とぉ」


「もう泳ぎは完璧デス!…………多分もう溺れません、えいっ」


「風魔法使いますから大丈夫ですー!ぴょん」


「ハーッハッハッハッハ!!」


「全然大丈夫そうに見えねぇぇぇぇぇ!!」


 

 そして次の瞬間ザバァァァァァン!!


 と五人まとめて川へ落ち思ったよりも激流の川に流されてゆくルク達!


ぷはっ!思ったより流れが早いな!

 【アイスロック!】


ルクが前方に作り出した氷の岩により、何とか側面の流れが穏やかな所に辿り着く。

 

「楽しかったな!」


「死ぬかと思ったわ!!」

ノクトはもう死にそうだった!今まで生きて来た中でベスト3……いや、もしかしたらトップかもしれないと言うほどの恐怖体験だった……。

 

「泳げます!ボク泳いでます!!」


「またダンジョンありませんかね?!」

 

「何もなさそうね……やっぱり壺がないと駄目なのね」


「まぁせっかく川に入ったのだ!魚でも取るか!!サキよ我れがアイスストーンを放つから風でコーティングしてみろ!ここら辺の魚を一網打尽にするぞ!」

 

「お前ら本当に何なんだよぉぉぉ!!」


 ノクトは心の底から叫ぶのだった。

 

 

 

バトルしないのに少し長くなってしまった…

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