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魔王転生〜転生した世界は魔族が滅ぼされた後の世界でした〜  作者: るる
プロローグ

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33/65

28話 VSボスミノタウルス 戦闘編

もし良ければ高評価等よろしくお願いします

ルク達が10階層に到着すると戦いに突入する瞬間だった。


 騎士団員5名に対して、大きな斧と盾を持ったハイミノタウロスが1体づつ合計3体のハイミノタウロスが各団員達と対面しており


 その奥にヴィカとニコ含めた残りの団員で赤く大きなツノが特徴的なミノタウロスと対峙していた。


「チッ、ボスまで上位個体に進化しやっがったっぽいなクソが!」

 

 レッド・ヘルホーンミノタウロス:ステータス

 体力200魔力25力200守100速60技30獣50

 HP400MP50SP60

使用武器バーサクバトルアクス

 (火属性無効、水・氷以外の属性攻撃半減、ダメージを負うほど力増加、全獣化タイムリミット500s)


「赤い奴に皆で行くぞ!リリは前衛にて撹乱に専念、レンカは中距離にてヒットアンドアウェイだ、

基本攻撃はヴィカ達に任せる。


サキと我はヴィカたちが動きやすいような魔法で攻撃だ。勘だが……赤いやつには火系統の効きが悪い他の属性でいけ!」


「はいっ!」


【アイスアロー×5】

ルクがヴィカ達の連携の隙間を縫うように氷の矢をレッドヘルホーンミノタウロスに放つのを合図とし動き出す新魔団。


「やっときたかっ!オイルク、ワタシらが隙を作る!デカいやつ頼む!!正直こっちの想定よりつえぇぞコイツ」


「任された、サキ!!合わせろ、例のアレも使うぞ」


「オッケー!!任せてよ」


「いくぞヤロウども!」

【アタックコマンド】【フィジカルブースト】【パワースラッシュ】


ヴィカ達の猛攻撃が始まり獣人の人並外れた高い速ステータスでミノタウロスの攻撃を避け強力な一撃を放っていく。


 前後左右から絶え間なく続く攻撃によりミノタウロスは防御に専念しだして………………


「今だ!足を狙え」


今まで上半身のみを執拗に狙い続けていたヴィカ達が突如足に攻撃を合わせる、そしてミノタウロスの体制が崩れると「ルク!!」


「うむ!いくぞぉぉぉー」


【死の波動】【エクスプロード設置】


【死の波動】【エクスプロードォォォ!!!】


 死の波動を使い自身のHPの半分を攻撃力に変える、そしてルク達が現状放てる最大技を融合させミノタウロスにぶつける。


「……………………ハッ!大爆発魔法の融合とか初めて見たぜ、流石にやったか…………」


「ブルァァァァァ!!!」


だが砂煙が立ち込める中、大きな咆哮と共にレッドヘルホーンミノタウロスが立ち上がる。


「オイオイ……まじかよ。だが!倒れるまで続ければいい話し!オマエらもう一発だ」


 ヴィカが周りに司令を出すのと同時にレッドヘルホーンミノタウロスの全獣化が始まる。


二足歩行だったミノタウロスは四足歩行となり持っていた斧は尻尾と融合し赤かった体の色もさらに禍々しい赤色にかわってゆく。


そして全獣化した事により力はそのまま速ステータスが上昇し


「ぐぁぁぁ!!」

1人の団員が突進を避けるも斧となった尻尾攻撃をくらい戦闘不能となる。


「くそっ!回避に専念!体制を立て直せ」

【スピードコマンド】


ふん!四足歩行の獣など床を制御すればいいだけだ


 【アイシクルグラウンド】


ルクの魔法で獣化ミノタウロスの床を凍らせるも…………


ミノタウロスの身体から高温の熱気が発せられ意味をなさなくなる


「なるほど!それなら土って事ね!」


【アーススワンプ!】

地面を沼地に変えたところで足の大きなミノタウロスに効力が薄く


「ダメだサキ!それは味方まで足を取られる、解除だ!」


 足元を攻める作戦は意味をなさないまま終わる。


「ぐっ、ォォォ!」【パワースイング!】


ヴィカに狙いを定めた攻撃を激しい斧攻撃でギリギリいなす。


「くそっ、いなしただけで手が痺れやがる」


 レッドヘルホーンミノタウロスは暴れ狂う闘牛の様に不規則な動きで囲んでいる者達をランダムに攻撃していく。


あんな暴れ回られると高威力の魔法は使いづらいか、範囲攻撃だと周りにも被害が出るしな……。


少しづつ削っていくしかないか…………よし。


「毒を当てる!何とかもう一度隙を作れ!ヴィカ」


「あいよっ!………………」


っつてもなぁ…………


まぁやるしかねぇか


 【全獣化!!タイムリミット150s】


「オマエら合わせろ!」

『ウオオオオ!』


ヴィカが全獣化しレッドヘルホーンミノタウロスと向き合う……………………。


 力任せに暴れ狂う攻撃を素早い動きで大きく回避しながら隙を作るため牽制攻撃を試みる


………………だが、高温の熱気を発しながら暴れ回るミノタウロスに中々隙を作れずに時間だけが経っていく


…………そんな時、強い視線を感じるとリリが此処に連れてこいとばかりに剣を構え補助スキルと補助魔法を自身に掛けていたそして


リリまで続く道には両端にサキが作った土の壁が出来上がっていた……


「あいつ、まさかやるってのか??

………………いいぜノッタ!!」


【パワークロウ!】


 ヴィカが大きな爪を強引に突き立てるとさらに暴れ狂うミノタウロス、その反動でダメージを受けるがミノタウロスの標的がヴィカに集中する


 …………そうだ!追ってこい!!


「行くぞリリ!ミスんなよ」


 ヴィカが誘導するようにリリへと続く魔法で作られた道を走り抜けリリを飛び越える。


「ヴぉォォォ!!!」


大きな雄叫びと共もにリリに迫るミノタウロス、だが魔法の壁によりミノタウロスの行動は力任せの突進に搾られており


「…ココっ!」

【パリィ!】


 ミノタウロスの正面からの攻撃を剣にでパーフェクトパリィに成功しミノタウロスはそのままの勢いでリリの頭上を飛び越え宙をまい地面に落下する。


「よくやった!そこだぁぁ」


【ヴェノムランス×2】


落下し動きが鈍った所にルクの毒魔法が炸裂する。


レッドヘルホーンミノタウロス:状態毒


「よし、毒になったぞ!後は逃げ回れハッハッハー!」


「逃げるのは得意ニャン!煙玉!ほれほれほれ」


ニコが持っていた逃走用の煙玉をミノタウロスの周囲に複数個投下する


「よっしゃ!距離を取れ最後まで気を抜くなよ」


毒によるダメージが蓄積していきながらもその力は衰える事なく、むしろどんどん力が強くなっていくミノタウロス。


 だが、騎士団の連携も見事だった、


素早い獣人の動き、磨き上げられた戦闘技術、そしてルク達の援護により確実にHPを減らしていくレッドヘルホーンミノタウロス。


 ボス部屋の他のハイミノタウルスも全て討伐され、


ついにレッドヘルホーンミノタウロスが全獣化してから10分が経つと


ついにその獣化も解かれ地に膝をついたミノタウロス。


肩で息をしながらも勝利を確信し迅速にとどめを刺そうとするヴィカがバトルアクスを振り上げた瞬間ダンジョンに地響きが起こる。


「何だ!??」


その地響きは7階層でもう一体のレッドヘルホーンミノタウロスが第一、第三騎士団及び高ランク冒険者の集中攻撃によって倒された事により起きた共鳴振動。


 倒されたレッドヘルホーンミノタウロスの魂が、経験が、ダンジョンを通じてルク達と対面しているレッドヘルホーンミノタウロスへと結合され振動が終わると同時に進化が急速に開始された。


もう少し此方が倒すのが早ければ7階層が進化していただろう


…………これは確定された進化。


長い間レベル2となったダンジョンを誰も攻略しなかった事による厄災。


「グガアアア!!人間フゼェガワレをナメルナアー」


 レッド・デュアルミノタウロス:ステータス

 体力250魔力30力300守150速90技80獣80

 HP60MP20SP40


使用武器バーサクバトルアクス

 (火属性無効、水・氷以外の属性攻撃半減、ダメージを負うほど力と速増加、並列思考、全獣化タイムリミット0s)


「なに!?グフッッ」


 ズブリと鈍い音が響く。


レッドデュアルミノタウロスの拳はヴィカの腹部を容易く貫いた。


「ガハッ……」


口から大量の血が零れる。


誰も理解できなかった

いや、理解したくなかった……

獣騎士団最強のヴィカが。


不意打ちとはいえたった一撃で倒されたことを。

 

「な、ナニしてんだテメェ!!全獣化!!ニャァァァァ」


『よくも隊長をー!アアアアア』


 ニコ含めた獣騎士団員が最後の力を振り絞り全員全獣化、決死の特攻を試みる


「レンカ!ヴィカを抱えて部屋の端にいけ!ポーションをぶっかけろ!サキ、リリ!騎士団の援護だ」


「「「はいっ!」」」


残りHPは引き継がれ残りわずか、

もう全獣化も使い切ったレッドデュアルミノタウロスだが、

新たなスキル[並列思考とダメージを負うほど力と速上昇]によりステータスは倍増し毒状態も無くなっていた。


僅かに希望があるとするならば、

ダンジョン攻略とモンパレ攻略を同時に進めた事で進化する前にダメージを与えられていた点なのたが……


レッドデュアルミノタウロスのステータス上昇スキルが厄介すぎた。


 次々と切り裂かれ、投げ飛ばされていく団員達。

ついに残りはニコのみとなり…………。


ルクが魔言葉を放ちサキが爆発魔法で必死に削る。


【諦めるな!敵にも疲れが見える、必ず勝つぞ】


「いい加減止まりなさいよ!!この牛野郎」

【ブラストオオ】


今のリリではコイツの猛攻は防ぎきれんだろ…………。


「我も前に出る!一撃に全てを込める気持ちでいろ!サキ」

【スペルマジック:シザークロウ、スピードアップ、パワーアップ、ダークボディ】


「リリは我の援護に徹しろ!決して前には出るな!オリャァァ」


 小さい身長を活かし身を屈めながらミノタウロスに接敵し足を斬りつける


「ヌウウン!!」


 だがルクの力ではまともなダメージは入らず、大きな足を振り回した蹴りで闇となった身体ごと吹き飛ばされる


「くっ、体格差がありすぎる、噛みつけるとこまで行ければまだ……」


 ダメージは回避したが距離が離れてしまいMP消費の悪いダークボディを選択したルクに焦りが見える。


 【エアハンマー】

 リリの攻撃も斧を軽く振るっただけでかき消されてしまう「くっ」


「ニ゙ャ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙」


ガブリと腕に噛み付くニコだがそれも簡単に振り落とされ

………………そのまま壁に直撃し動かなくなるニコ。


 だが、ニコの特攻により生まれた一瞬の隙。


「いまァァァ!!!!」

【エクスプロードォォ!!】


 その隙にサキの全てを込めた一撃が直撃する


「今しかない!突撃するぞリリは隠密して背後を狙え」 


 強い爆発により少しのけ反ったレッドデュアルミノタウロスに接敵し身を屈め素早く動きながら注意を引いていくルク。


 スレスレで避ける足払い、

噛みつこうと隙を見て飛びかかるも二つの思考をもつミノタウロスにすぐに見破られ回避され斧による強攻撃をダークボディで無効化…………


 だがそれも此処までだった


ボス部屋に突入してから既に20分、

その間休まず魔法による攻撃をしさらには燃費の悪いダークボディ……


 エナジードレインをする隙もなくついにMPが尽きる。


そして魔の悪い事にトラップダンジョンでのユニークスキル暴食の星喰いへの進化によりストックエネルギーも底をついてた。

 

 くっ、もうダークボディを維持できん


……後は低級の魔法何発かとアクティブスキルのみか。


「フッこの態度の窮地、今まで何度も通ってきた!プクゥ」


 リリが背後に周り隙を窺っているのを見つけると怪しげな色のポーションを口に含みミノタウロスに特攻を仕掛けるルク。


「コシャクナガキガァァァ!」


 自身の斧攻撃を受けても闇となり、

手応えを感じない相手に敵意を剥き出しにし強い乱撃がルクを襲う


 回避を試みるも全ての意識をルクに向け、

レッドデュアルミノタウロスの決死の攻撃を交わす術などなくシザークロウで斬撃のみ交わすと勢いを殺せず壁に吹っ飛ばされ大ダメージをおう。


 ………………口に含んだ液体をミノタウロスに掛けながら


「ヌ゙ウウツナ゙ン゙ダゴレ゙バ」


それは腐食作用のあるキャリオンディアの体液で作った猛毒液、これによりミノタウロスの動きが鈍りそこへ


 【死の波動】【光魔法付与】【シャインスラスト!】

背後から心臓部分目掛けてリリの突きがミノタウロスを襲う!


「グウウウウウンンン」


 だが、後一歩、後数センチが足りない。


 強靭な筋肉で剣が挟まれ後少し力が足りず途中で剣が止まる


「くっ、うううう!!!負けるかぁァァァ!!!」

此処が最後のチャンスとばかりに力を込め踏ん張るが、

ミノタウロスが反撃を試みようとリリに意識を向けその手を振り上げる


「ダメっ!リリ避けて」サキが叫ぶが聞く耳を持たず剣を離さないリリ。

 

 大きな拳の塊がリリに向けて振り下ろされる!


 瞬間

 

 一本の槍が凄まじい速さで風を切りレッドデュアルミノタウロスを支えていた足に命中、

そのままバランスを崩しリリの方に倒れていく


 そして、リリの剣が突き刺さったまま地面に倒れ込みその衝撃でミノタウロスの心臓が貫かれた

 

 レッドデュアルミノタウロスHP0

 


今日のお昼ごろにもう1話投稿予定です。

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