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イディアハルモニア  作者: 金柑


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35/53

第32音 「プリンエレジー」


アイツら最近ゼンゼンコナイネ。


セッカク何種類かプリンツクッタノに


アカネアイツナニヤッテる!!


……



ピロリピロリ


「イラッシャマセ!!」



コンナ暑い日は店内ニ限るネ


「イラッシャイ、マイド」


「オオ、ヒトミか」


「ベントウヤスミか?」


「うん、今日はお休み。しかし外暑いよ」


「コンナ時は店ナイがイチバンヨ」


「分かるなぁ〜♬」


「ヒトミプリン食うカ?」


「えぇ、いいの?」


「コレタナツクッタ、気にしない!!」


「やった、じゃあ頂くね!!」


「オゥ、ソコでクエ!」 


「え、店内で」


「キャク、暑いカラコナイネ」


「じゃ、じゃあ、お言葉に甘えて」


「ナンコ食う、色々アルヨ」


「そ、そんなには食べれないよ」


「2個はクエ、イケンがイル!!」


「な、なんか真剣だね。よっし、3個はいきます!!」


「オオ、ヒトミイイヤツ!アカネサイテイね」


「あかね、あぁ、由希子の友達の」


「アイツら全然、コナイネ!!」



「今、合宿に行ってるよ」


「合宿?ナニカ、ソレ?」


「え〜と、泊まりで練習かな?」


「タナ、聞いてナイよ!!」


「アカネ、ワタシの国のプリンタベタイ言った。

だからタナたくさんツクッタヨ」


「あぁ、そうだったんだ」


「確か今日あたり帰ってくるって言ってたけど」


「ソウカ、トモカクヒトミクエ!!」


「はい、はい、頂きますね♬」




ピロリピロリ


「イラッシャマセ〜、ナンダ、ワンか」



「お前客商売舐めてるネ、私客よ!!」


「ワカッタワカッタ、何カウ?また、タバコカ?」


「悪いか?23番2つネ」


「それと、そのカタコトやめるよ!

もっと日本語喋れるの知ってるよ」


……



「コッチの方がウケイイね」


……


「ま、まぁ、ソレは分かるよ…」


「私もなんか慣れちゃって、こんな喋り方」


「逆に普通に喋る方が、難しいネ」


……


「日本人、カタコトスキネ」


「そうネ、まぁ、程々よ」


「オオ、ワン、プリン食うか?」


「私に勝負挑むとは命知らずネ」


「作リスギタヨ、食べキレないヨ」


「冷凍すると良い!意外と美味しいネ」



「ソンナ手がアッタノカ!!」


「木の棒刺しておくと食べやすいネ」


「ソレと私糖分注意、医者から言われてるよ」




ピロリピロリ


「イラッシャマセ〜!」



「なぁ、最近学内で由希子さん見たか?」


「そういや見ないよな?」


「うちの大学のミスを2週間近くも誰も見かけてないなんて!!」


「2、2週間!!そんなにか…」


「なぁ、捜索願いってどう出すんだ?」


「ま、まさか!!」


「落ち着け、息をしろ!!」


「ひ、ひとまずコレを見ろ!」


「はぁ、はぁ。こ、コレは?」


「俺がとある筋から購入した由希子さんの写真だ」


「す、凄い!なんて豊かな表情だ!!」


「だ、誰から購入を?」


「イタリア人だって言ってたな」




ピロリピロリ


「イラッシャマセ〜」



「ねぇ、お母さん。

最近マリアサッカー来ないんだけどなんか知らない?」


「マリアちゃん?あぁ、マリアちゃん?

そりゃ、あの子も大学生なんだから

忙しいのよ」


「えぇ、マリアと遊びたい〜!!」


「わがまま言うと、アイス買わないわよ」


ピタッ


「そうだ、この間マリアちゃんに美味しいパスタソースのレシピ教えてもらったんだわ。

今度お礼しないとね」





ピロリピロリ


「ラッシャイマセー」



「いやぁ、ママありがと大学見学付き合ってもらって」


「お兄のいない時で良かった、良かった♬」


「結構良さげだったわねぇ〜」


「あの子全然連絡してこないんだから…」


「後、学食!あそこは美味しかったわぁ」


「なんか、テレビにも出てたんだよ!!」


「あの味なら納得ね」 


「あんたも受かったらあそこにお世話になるわけだ」


「そうだね、楽しみ!!」


「中入れなかったけど、綺麗な音楽堂だったなぁ」


「来年あそこで演奏できるんだなぁ」


「受かればでしょ?」


「もう、ソレを言わないでよ!!」


「お兄の、指揮でってのがウケるけどね」


「確かにね!!笑」


「あの子が、指揮ねぇ…」


「ちょ、ちょっと何、泣いてんの!!」


「怪我から立ち直ったと思ったら、

ピアノよ、指揮よ!嬉しくて」


「分かったから泣くなら車の中で…」




ピロリピロリ


「イラッシャせ」



「ねぇねぇ、この間さ、なんと

ヒロミ様とお話ししちゃったの〜♡」


「ウッソ〜、ズルイよ〜!!」


「この間ね、自転車のチェーンが外れちゃって困ってたの。

そしたら颯爽と現れて〜♡」


「好き♡」


「でも、ヒロミ様…女性なのよねぇ」


「そんなヒロミ様だから素敵なんだけど…」


「あたし、大丈夫。

ヒロミ様という存在だけで生きれる」


「分かりみ!!」


「それな!!」


「そんで、チェーン直してくれてる時こっそり撮っちゃった♬」


「あんた、それも立派な盗撮よ?

見せて…はぁ、コレは撮るわぁ、撮らない理由がないわぁ…」


「そうだ!!今度、この写真を勝手に撮ってごめんなさいって謝りにいこ〜♬」


「ち、ちょっとズルイわよ、お願い、連れてって!!」




ピロリピロリ


「ラッシャせ」



「タナ君お疲れ様」


「オゥ、高木ママ、お疲れサマデース」


「はい、差し入れ!」


「学食の残りだけど、晩御飯に食べて」


「イツモありがとうございます!!」


「イイのよ〜♬」


「ママ、タナカラもプレゼントね」


「タナ、プリン作った。ママニ食べてホシクテ」


「あら、タナ君が作ったの!?」


「タナの国のプリン、マンゴーとココナッツね」


「なんだか、ごめんなさいね」


「イツモのお礼、食べテね」


「うん、ありがとう。頂くわね」




ピロリピロリ


「シャッセ」



「いやぁ、やっと帰ってきたねぇ。ウチ疲れちゃった!!」


「お前、

船も飛行機も電車も全部寝てたじゃねぇか!!」


「ね、寝疲れってやつ?笑」


「ねぇ、ヒロミ、あんたもビール飲む?」


「あたし、

今糖質制限してんのよ。だからハイボール♡」


「まどかわぁ〜?」


「私、ストロングで!!」


「ル、ルー君、あ、ありがと。チューバ持ってくれて」


「YA-MAN!OK OK、気にしちゃダメだぜ!

霊には及ばない」


「…ルー、ソレを言うなら礼には及ばない」


「ん、一心はどこへ行った?」


「外で野良猫と遊んでマース」


ヤット帰ってキタね


「ヤッホ、タナ久しぶり!!タナプリンある?」


……



「…ないヨ」


「そこの市販品でもタベルとイイね」


「ねぇ、トーマっち。タナが冷たぁい…泣」



……


ーーーー

次回 第33音

「新たに」


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