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第17話 ヒーローと最後の眷聖


 王都イシュダリア闘技場の上空 二百メートル程の高さにて羽ばたく竜は、下で見る者にも分かるくらいに大きく体をらせ息を吸い込むと真下に向け炎の息吹ブレスを吐く


 それは先程 賢聖ガーナが放った灼熱の上級炎魔法を稚拙ちせつち思わせる程に赤く熱く、その焦熱の竜炎は闘技場の全体を包むように空から降りかかっては見る者すべてに走馬灯を与えた。



   一部を除いてはーーー



「これは久しぶりに本気を出すしかないかねぇ。そんな訳で30秒ぐらいしか持たないから後はヨロシクねぇ?」


 寧々は急迫した場にも相も変わらずといったニヤケ面をしながらタバコに火を着け呟くと、片手を空へげーーー



  「《 絶対アブソリュート アイス アンブレラ 》」



 すると地上から竜との間の空に、傘を反転させた様な形の直径 百メートル程の氷の傘がパキパキと音を立てて出来上がる。


「私が支えるわ。」


 そして空に出来た逆向きの氷の傘を颶が念動力サイコキネシスで宙に固定するーーー


 その寧々の《 究極能力アルティメットスキル絶対零度アブソリュートゼロで作られた熱力学第三法則による到達不可能温度・これ以下は無いとされるセ氏マイナス273.15度の逆向きの氷傘に竜炎がぶつかり、炎はそのまま反り返った傘の向きによって四方八方と上空の空へ飛散していく


 しかしそれでも竜の息吹ブレスは治まるどころか更に勢いは増し、寧々の氷傘ごと地上へ押し潰そうとするのを颶の念動力ちからで押し返す。



『おい寧々っあの氷の向きをかえさね~と竜の炎の勢いをモロに全部受けちまってこのままじゃ押され続けるだけだゼ!!』


『いや駄目だ、あの氷を逆にすれば【イナされた】竜炎は雨粒のように王都中に降り注いでしまうナ...』


 コークとガイハの会話に、王都の民 全てを守ろうとしている寧々に賢聖ガーナの目はハートにドキュンしていた。


「ちっ」


 んで、まさおが舌打ちした。



 そして王都中にいる誰もがイシュダリアの終わりかも知れない絶望の光景に体を震わせ、ただただ祈り見守っていた...


 だが寧々の能力限界時間である30秒に時が近づくも竜炎はとどまる事を知らず、その勢いは増し広角に広がっていた炎は逆に集束しゅうそくしてゆく。



 それを観た 杏子はーーー


「ま、まさお。シン・ゴジラって映画 観たっスよね? ...アレって~~アレじゃないっスかね?」


「あ~ソレな...おい博士。あれガスバーナーみたいに火がせばまってその内レーザーみたいのがピューンって来るかもだぞ?」


 杏子の言葉にまさおが進言すると、博士は唸りながら次の手を考える


「う~ん そうだなぁ、それなら次は私がいくか...電子君、悪いけどもう少しスーツの充電を頼めるーーー」



ZZzzzズズズズズ~~~....」



 電子は腕を組んで立ったまま寝ていた。



「ちょっと電子君っっっ!!?」

『こんな時によく寝れるカイ!?!』

『確かに昨日から寝てなかったけどもだゼ?!』

『おっ起きるんだナ 電子!?!?』



「いや寝てないわよ ちょっとウトウトしてただけだってば先生ぇ~」



「『『『完全に寝ボケてるっっ!?」』』』



 博士とガイハ達が電子を揺らしたり頬を叩いたりして何とか覚醒させると、電子はスティール スーツの背中にもある充電口に手を当て電気を流し続ける。


 そこへ杏子とまさおの予想したように、集束した竜炎はレーザーのような熱線砲となって寧々の氷傘アイスアンブレラと颶の念動力サイコキネシスを突き抜けた


「はっ博士殿ぉぉきましたカナァァァ!?」

「ひゃあぁぁ助けてサネェェ!!!」


 トルネとネルコが泣きながら互いに抱きつき祈る


 だがスティールマンも両手を上にかざし両腕がカチャカチャと変形すると、両手が一つの発射器のような形へと姿を変えていた。


「皆さん 危ないですから少し離れてください。行くぞ電子君っっ《 荷電チャージド粒子パーティクルスキャノン 》!!」



 ズバアァァァーーーーンッッッ!!!



 スティールマンの荷電粒子砲が地に向かう竜の熱線砲へとぶつかりその勢いを止めるーーーしかし


「ぐぬぬっ電子君、もっと電気エネルギー注入チャージしてくれ!!」


「んぐぐっっムリィ~~~私だって今日は万全じゃないんしぃぃぃん~もうそろそろ限界ぃ~~」


 スティールマンの背中の充電口へと送る電子の電力が徐々に弱まり、荷電粒子砲は出力不足によって緩やかに竜の熱線砲に押され始める...



「ぐ、くそっもどかしいだワ!だがあんな空高くにいられたら俺には手が出せねぇだワ!!おいガーナお前は見てないで魔法攻撃の一つでも射てないかだワッ?」


「そうよっっバカまさお!!あんたも何とか上に行ってあの竜 ブッ飛ばせないわけっ??」


 業を煮やす拳聖リムークは賢聖ガーナに、クラリはまさおへと詰め寄るが、


「それは無理だリムーク、今あの竜へ下手に攻撃をして息吹ブレスが横にれれば街に多大な被害が出る...今は耐えるしかない。」


「以下同文、馬鹿はお前だ。」



「ぬがーーーーーっっっ!!!!」


「やめないかクラリっっΣ( ゜Д゜)」


 クラリが両腕をグルグル回しながらまさおを殴り付け、それをナタリカが羽交い締めして制止する。



 しかし何もしないよりはと魔法兵団を集め防御結界の準備を始めるがガーナだったが、どうしても竜の熱線砲を防ぎきるイメージが湧かず、仮に防いだとしても辺り一帯の街や人々までは守れないだろうと悲観する


 そして博士もチラッと寧々と颶に目をやるが、かなり疲弊し立っているのがやっとの二人に助力は無理かと思わず苦虫を噛み潰した



「ぐおおおぉぉ~万事休すか!」



 博士が叫びを上げるなか竜の熱線砲は今だ衰えをみせず、 まるでカウントダウンでもするかの様に少しずつ地を明るく照らしてゆく



 そこへ新たなる光が射すーーー



「ン~遅くなって悪かったね。一応 王の守護というサボる言い訳ーーー...じゃなく名目もあるし来るつもりは無かったんですが、流石にここで何とかしないと王の命運にも関わりそうですしねぇ。」


 そう言って何処からともなく現れた白い鎧を纏う美青年はゆっくりとスティールマンの元へ歩いてゆくと、背中に携えた大剣を手に構える


「おっおい《ティクト》待つだワ!そいつらはーー」


「分かってますよリムークさん、ここでこの人達を斬るほど状況が分からない馬鹿じゃないですよ? それに僕はデスラム王の眷属なのであって、あのトンガマって宰相の命令でこの人達に危害を加えるつもりもありません。」



 この真上に迫る危機にも関わらず《ティクト》と呼ばれた男は静かに優しい笑みを浮かべると、博士達に向かい一礼し自己紹介を始めた。


「ン~~こんにちは皆さん。私はイシュダリア王国 デスラム王の眷属 五眷聖が一人 剣聖 ティ『いや早く何とかせんかいアンタも手伝いに来たんでしょうがこっちはもう限界%*●★&○%@£#◆ピーーー#◆%&★●ピーーー@★☆#¢£§*ッッッ!?!!?』


 だが一切の余裕のなくなった電子が激おこぷんぷ ぷーん丸モードになりながらティクトへと罵声を浴びせると、ティクトは『え~~!?』と言いながらガビ~~~ンとなっていた。


 そんな電子の醜態をまさおは携帯スマホの動画に撮りながら杏子とクスクス笑う


 携帯電話それを見たリムークが仲間に入りたそうにソチラを見ている


 携帯電話それを見たガーナが仲間に入りたそうにソチラ見ている


 携帯電話それを見た王都兵達が仲間に入りたそうにソチラを見ている



 まさおと杏子は後で博士に怒られた。



「ン~確かにゆっくりしてられる状況じゃないですよね。」

 

 剣聖ティクトはコホンと咳払いをして大剣に手を添え詠唱を始めると、大剣に呪文のような言葉が浮かび上がりティクトの頭上に幾重もの魔方陣が展開される


 そしてティクトを中心に疾風が巻き起こり神々しい程の重圧が大地を揺らす


《 貫けっっ ホーリーなるライトソード!! 》


 ティクトは大剣を天空に向け突き出すと、大剣の先から放たれた光の柱は真上に展開する魔方陣を突き抜ける度に光輝が増し、竜の熱線砲に押されるスティールマンの荷電粒子砲と合わさって その力の均衡を取り戻すーーーー


〔おぉっさすが剣聖様だっ!〕

〔竜の息吹を押し返してゆくぞ!!〕

〔オオオォォーーーーーーッッ!!!〕


 剣聖の介入により場内の兵士らから割れんばかりの大歓声が上がるが、しかしすぐに剣聖の顔には冷や汗が流れ苦悶の表情が浮かぶ


「ン~これが竜の力ですか...貫くつもりで放った私の最強の技だったんですが~~すいませんリムークさん ガーナさん、逃げてくださいダメでした。」



「『「『軽っっっ!!!?」』」』



 剣聖ティクトは尚も空へ向けて剣から光を放ち続けるが、顔は皆の方を向いて『ダメだこりゃ』的な表情をしながら青ざめていた。


 そして竜の熱線砲を少し押し戻す事に成功した剣聖の技も、周囲の喜びも束の間に再び竜の熱線砲に押し戻され始め場内の空気はまた絶望色へと染まる。


 するとまさおがガーナに話し掛けた。


「なぁアンタ魔法使いなんだろ?だったら雷魔法使えるか?出来んならアイツに向けて撃ってくれる?」


 そう言ってまさおは電子に親指を差すと、唐突にまさおの仲間を攻撃しろと言われたガーナは訳が分からず逡巡を示す



 それを聞いた杏子が手をポンと叩いた。


「あ~なるほど、博士スティールマンに直接 電撃を撃てば普通に感電するっスもんね。電子っちを通して充電口に電気を流すンスね?」


「まぁそうだがこの世界には電気って概念はまだェし言っても分からんだろうから信じろって言うしかねぇけどな。おい迷ってる暇はねぇぞ?」


 まさおがガーナを見据えて目で詰め寄ると、それでも迷うガーナにリムークがその肩に手を乗せ頷いた。

 

「くっ敵とはいえ今この王都の未来が懸かっている者に攻撃魔法を撃てと? ...しかしこのままではどのみちーーーチィッッ我が魔法兵団 諸君 話は聞いたなっ?皆は私に魔力を送れっ万が一にも他へ誤爆しないよう私一人で放つ!!」


 意を決した賢聖ガーナは電子に手を向けて詠唱し魔方陣を展開させ、それと同時に賢聖 魔法兵団の残りの兵達もガーナへと魔力供給を開始した。

 


 そしてーーー


《嵐雲より生まれし雷光の精霊よ 我が呼び掛けに応え その閃く力を我が前に示せ【飛翔ライトニングする稲妻フライ】》


 ガーナより出でた雷魔法が電子へと撃たれると、電子は手を出しそこから吸収するように自分の中へと電撃を取り込み体内で変圧しながらスティールマンの充電口へと電気を送る


〔おぉ何ということだ...〕

〔し、信じられん...〕

〔彼女は雷神の化身か?!〕


 その異様な光景に目を奪われた周囲の兵士達から驚きの声が漏れるが杏子だけは、


「いつ見ても電子っちの高電圧モードってギャグマンガみたいに眼がビカッと光って面白いっスよね~」


「やめとけ、後で叩かれるぞ。」


 でも実は結構 格好良いと思っていた まさおだったが、何か馬鹿にされそうなので黙っていた...


 

「よしっチャージ上昇、出力全開放!!」


 そこへエネルギーを新たにチャージしたスティールマンは出し惜しまず荷電粒子砲の威力を最大限にまで上げ放出し、竜の熱線砲との威力をまた五分まで持っていく。



 そしてどちらが先にガス欠になるかで命運が別れるのを皆が祈るように見守る中で、まさおが動き出す。


「おい杏子、そろそろ準備しろ。」


「オッケーっス。つってもアッシじゃ高すぎて竜さんの上まで行けないスよ?博士も颶さんも寧々さんも動けないしどうするんスか?」


「う~んそうだなぁ、杏子の瞬間移動の最長記録って150メートル位だっけ?そっから上に跳んでもギリ届かないかもなぁ...さてどうすんべ?」



 まさおが腕を組んで唸ってると、そこへ奥の方から周囲の兵士達を掻き分けて威勢のいい大声と共に巨体の男がやって来る

 


「ガハハッならばワシが投げ飛ばしてやろう!」


〔〔〔 ッッッゴラン様!!?!〕〕〕

 


 兵士らの歓呼の声に迎えられながら、まさおに倒され気を失っていた堅聖ゴランが姿を現した


「おう オッサン、目ぇ覚めたか。」


「ガハハッ少し前にな。小僧、貴様には色々と聞きたい事もあるが今はそんな場合でもなかろう? 話は聞いた、できるだけ竜の近くまでぶん投げてやるからワシを倒したあの技を見舞ってやれ!」



 そのゴランの申し出にまさおが即決OKを出すとリムークも己を連れていけとまさおに歩み寄る。


 竜の抵抗を想定し攻撃の手は一人でも多い方が妥当との判断から強襲は杏子、まさお、リムークが選ばれ、ゴランはまさお達に物理・魔法防御強化の魔法を施すと皆がそれぞれの位置に着いた。



 そして今もなお竜の熱線砲と、スティールマンと電子に剣聖ティクトと賢聖ガーナによる混合の放出攻撃が押し合って火花を散らすーーー



〔ぐうっもう魔力が...〕

〔申し訳御座いませんガーナ様...あとは.....〕


「堪えるんだ!! 賢聖魔法兵団の意地をみせろっ」


 ガーナに魔力を送る魔法兵達が次々と魔力切れを起こし倒れてゆく



「ン~~これは流石に本気でヤバいですね...」


「くそっいつになったら終わるんだ!!」


 剣聖ティクトは技を放ち続けながらもよろめいて地に片膝を着き、博士も苛立ちに顔を歪まる


『いつまで続くカイ!』

「いい加減に終わるサネ!!」

『もう途切れろダゼッッ』

「早く切れるカナ!」

「切れろ」

『切れろ』

「切れろ」

〔切れろ〕

「切れろっ」

〔切れろっっ〕

『切れろっっっ』

「切れろっっっっ」


 

 皆の心が一つとなって、全員が空を見上げ竜の熱線砲が尽きる事を祈るように叫ぶ



 ーーーーーそして



「弱まったぞ。」


 まさおの言葉で周囲に一気に緊張が走るなか徐々に竜の熱線砲は弱く細くなってゆき、やがてその光は姿を消すーーーと同時にスティールマンと剣聖の混合砲も消失し、博士達は力尽きたように地に両膝を着いた。


 

 周囲の兵士らは一時的とはいえ死の脅威から解放され安堵の息を漏らすのも束の間、



 まさおは強蹴りを上へと放ち、その足に乗ったリムークは反動を活かして空高く跳び上がるーーー



「うおおおぉぉおぉぉぉーーーーっっっ!!!」



 瞬時にゴランは杏子を抱えたまさおの首根っこを掴むと、激しい雄たけびを上げながらリムークの跳び上がった方向へとまさおを力強くブン投げた。


 

 先に上空100メートル程の高さに到達したリムークは下から向かって来たまさおの手を掴むと、まさおに抱えられた杏子はそこから限界距離である150メートル上空へと瞬間移動し、そこでリムークはまさおを、まさおは杏子の肩を蹴って更に上へと跳んだ


「まさお~~あとは頼むっスよ~~~ ...」


 そしてそのまま杏子が落下していくのを尻目に、まさおとリムークが竜の真上に位置取る事に成功すると、竜は頭上に現れたまさおと目が合いビクリと肩を震わせる



「これで終わりだワッッ!! 王都に仇なす者に王の名のもと粛清をーーー岩砕拳!!!」


「オイタが過ぎたらお仕置きだぜっ超拳骨!!!」



《グゥギャアァァ~~~~ッッッ!!!!》


 

 闘技場 王都 王城と全ての者達がこの戦いの行く末を見守るなかで、まさおとリムークの拳と竜との全身全霊を賭けた最後の激突がーーーー


        「へっっ!?」

        「ッッだワ?!?」


 ーーーーなされる事はなく、竜は体をひるがえしリムークとまさおとの距離を取ると、スカされたリムークとまさおはそのまま下へと落ちていった....


「マジかぁ~~冗談だろぉぉ~~~」

「あいつ賢すぎるだワ~~~~~」



 ーーーーーが、



「まだだヨッッ!!」



 真下から垂直上昇してくる蝙蝠翼頭竜ワイバーンに乗った俔聖シュナが落下するリムークとまさおの腕を掴み真上の竜へと向かい突進する


「ゴメン遅くなったヨッ後はお願い!!」


「シュナか?! ったく本当にオセェだワ!だが任せろッッッ喰らえ俺様の最強奥義 空裂脚!!!」


 リムークがシュナのワイバーンを蹴って跳び上がる勢いのままに竜のあごを蹴り上げるーーーー同時に、


「ようオッサン、俺の拳骨の威力が逃げないようにそのまま足で下から押さえ付けといてくれや。」


 まさおもワイバーンを踏み台にして いつのまにか竜の頭上に跳ぶと、真下の竜を見据え思いきり拳を握り締めて振りかぶった


 そのまさおの姿に再度 竜は体をビクリと震わせ、まさおはそれを見てニヤリとほくそ笑んで竜に呟く...


「お前さっき俺の拳骨から頭を庇うようにニゲタダロ...さては前にブン殴った傷がまだ癒えて無ェナァ?」



 ...のちに、この時の悪魔じみたまさおの笑顔を見たシュナは暫く悪夢にうなされトラウマになったとかナンとか.....



「おおぉおぉぉーーーースーパーウルトラグレートデリシャスワンダフル拳骨ゲンコツ 発勁氣功ハッケイキコウ付き スペシャルお得パック!!」

 



  ズゴオオオォォーーーーーンンンッッ




 まさおの拳は以前に竜の頭を殴りその鱗がヒビ割れた箇所と同部分に直撃し、その硬い鱗を突き抜け皮下部分に拳がめり込む



 そしてリムークが下から竜の顎を蹴り上げていた事も相まって、まさおのパンチの威力は数倍にまで膨れ上がりーーー


 更には正真正銘のまさおの全力の『氣』を通された竜とリムークは、その衝撃にて崩れるように体を脱力させながら気を失い地上へと落ちていった.....




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