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猫神父(神様のしっぽ)

作者:パオ
古びた石造りの教会が、雨に打たれながら静かに眠る小さな村――ミカエル村。

そこには、神父を失い、鐘が鳴らなくなった祈りの家があった。



そんな教会に通い続ける少女・マリアは、ある雨の日、不思議な猫と出会う。

灰色の毛並みに青い瞳、そして咥えていたのは、亡き神父の杖――。



その日から、猫は教会に通い、まるで神父のように村人の心を受け止めはじめる。

やがて人々は、彼を「猫神父(フィリクス)」と呼び、再び教会へと足を運ぶようになる。



しかし、教会の閉鎖、マリアの過去、猫の正体

さまざまな“沈黙の祈り”が交差する中で、マリアはひとつの決意をする。



「わたしの声が、あなたに届いていたのなら――それだけで、生きていける。」



これは、“言葉を持たない神父”と“祈りを抱えた少女”が出会い、

心を通わせ、別れ、そして希望へと向かう、静かであたたかい奇跡の物語。

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