タンクガンナーさんは変なことを実践しようとします
『おぅ、お前も宝の島へ行くのか?一人では対抗できないような敵も居るが頑張れよ!それじゃ送るぜ!』
「という訳でやって参りましたスタードラゴン。」
通称宝島にポップするのは1種類だけ、スタードラゴンである
「ところでスミシーさんや」
「なんでしょう?」
「なんで君は銃を二丁持っているんだい?」
ハルマゲ丼が我慢出来ずにツッコミを入れた
「二刀流のペナルティ、わかりますか?」
「命中率の低下だっけ?」
「スタードラゴンは巨体なので、弱点も巨大です。命中率の低下も気にならないので今日は二丁拳銃で行きます」
「それ攻略班がソッコー使えないって投げたやり方じゃん!?本当に大丈夫!?」
「基本片方しか使いませんしね。」
「二刀流の意味は?」
「決めの時程度しかありませんが、たまにありますよ。ほら、鑑定してください」
「了解?どれどれ」
ちなみにsmithyの利き手は左手である
左手『スタリチウムの銃
ATK321
装備可能ジョブ:ガンナー ハンター
装備可能レベル:1~120』
右手『エレクトラムの聖銃
ATK243
装備可能ジョブ:ガンナー
装備可能レベル:100~120
聖別済み』
「なにこれ?特に右手」
「なにって…聖別済みの銃です」
聖別。これをしないと回復系のスキルが使えないのだ。今回セージで来たハルマゲ丼の杖も、聖別と、魔化の加工が施されている
ただし、聖別するとATKが魔法属性になり、遠距離物理職といえど火力が落ちる。つまりsmithyは二丁拳銃でそのデメリットを無くそうとしたのだ
さらに攻撃速度は二倍である
それにDEXを振ってないとはいえパッシブだけで普通の近接物理より命中は高いのだ。あれこれ強そう?そうはいかない。
デストロイバレットは反動がとても強い。そのため片手だと真っ直ぐ飛ばないのだ。まず、両手で構えなければ当たらない。
では、どうするのか?smithyはこうした
「プロヴォーグ!来たぞ!」
「先制行きますね。デストロイバレット!」
デストロイバレット打ってるじゃねーかとは言っては行けない。smithyは右手の銃を抜いていない。両手で構えて打っている。
二刀流の意味?それはこのあとわかった。
「範囲来るぞ!」
スタードラゴンのスターライトボルテクス!→smithyは3295のダメージ!
「久しぶりに食らいましたね…」
スミシーは右手の銃を抜いた。そして頭に銃口を当て、引き金を引いた。
「ヒール」
スミシーのHPが回復していく!そう、完全にこれがやりたかっただけだ!
smithyのヒール!→smithyは3300回復!
そして右手の銃をホルダーにしまうsmithy!絶妙に無駄なことをしている!
「デストロイバレット!」「ヒール!」
壁と自分に早打ちの如くヒールを飛ばすsmithy、デストロイバレットでごりっと削るsmithy
周りの評価?バカだあいつ!だけどソロ出来る理由がわかった!ほれ、こんなもんである