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異世界の生き方  作者: 水無月奏
第一章 転生からの自己強化
4/8

転生までに時間掛かりすぎじゃない?

「じゃあ、あと入力項目はあと少しにゃよ~」


結局、このままハイネルの言う通りにしていたら本当にどうするか分からなかったから、ハイネルの持っていたスマホに転生アプリがあるって聞いてそれを奪って色々決めている。

えーと……次は……と。


『アナタが生まれ代わる種族を選択して下さい』

んー……。選択指は、

○ケットシー

○ヒューマン

○リザードマン

◆精霊族(クリックするとさらに区分分けされます)

○サラマンダー

○ウィンディーネ

○シルフ

○レプラコーン


だね。せっかく転生するんなら別の種族の方がいいかな。

リザードマンは却下。なにより可愛く無いし。

だったら精霊族かケットシーだね。

精霊族は……。多分今までやったゲームの中のと同じ属性だろう。

サラマンダーは炎の精霊。ウィンディーネは水の精霊。シルフは風の精霊。レプラコーンが鉄の精霊だったはず。

うーん……悩むなぁ……。

よし!ここは思いきってケットシーにしよう!一回猫化してみたかったんだよね。


『アナタが最初に降り立つ国を選択してください※降り立つ場所はその世界の首都となりますのでご了承下さい』

○アリティア王国(オススメ種族:ヒューマン)

○ドルドア王国(オススメ種族:リザードマン)

○マルネス国(オススメ種族:ケットシー)

○メルポス王国(オススメ種族:妖精族)


ここはオススメ種族がケットシーのマルネス王国かな。下手にドルドア王国とかに行ったら絶対浮くだろうし。


『アナタの容姿を決定して下さい』


容姿は色々いじれるみたいだけど……変わらないでいいや。無駄にいじって変なことになったら嫌だし。


『最後にアナタのボーナスポイントを振り分けて下さい』


ボーナスポイント?あ、隅っこにかいてある。えーと……。


「700って多いのかな?」

「通常の人なら80、90位かニャ?」

「なんで私の場合はそんなに多いの?」

「死因が神助けだからニャ~、それなりに閻魔様に認められたんじゃないかニャ?」


それなら別に文句は無いかな。意外とチート化とかできるかも?

あ、身体能力は固定されてるんだ。


「身体能力はルシグアの平均に固定されてるニャ。こればかりは僕にも操作出来ないニャ」

「創始者の癖にあんまり権限無いんだね」

「最高権限者は母上と父上ニャ。まぁ子が親に勝てないのはいつの時代もどの世界も変わらないものニャね」

「えっと、父親がオーディーンで?母親だれだっけ?」

「母上はあんまり神話に出てこないからニャ。フリッグって言うニャ」


初耳だよ。まぁ私もあんまり神話には詳しくないからかも。

つまりボーナスポイントはスキル構成に振れってことだね。

しっかし……スキル多くない?

何これ、ハーレム属性?つかえなさそう……。

とりあえず大事そうなのをっと。

○防御カ上昇大 40pt

○攻撃カ上昇大 40pt

○回避率上昇大 40pt

ここらへんは普通に大事だよね。

○防御力上昇小 20pt

○攻撃力上昇小 20pt

念のためにこれもとっておこう。あとは欲しいのとっておこうっと

○千里眼 90pt

これは相手キャラのステータスが見えるスキル。結構使えそう。

○お喋り上手 60pt

これは話す相手に好印象を与えられるスキル。こっちの方がハーレム属性っぽいね。

○使役魔法 60pt(種族がケットシーの場合のみ0pt)

○付与魔法 60pt(種族が妖精の場合のみ0pt)

○空間魔法 60pt(種族がヒューマンの時のみ0pt)

ここらへんの説明は割愛させて貰うよ。

最後に、スキル欄の一番最後に面白いのがあったので、入れてみた。

●テレパス 200pt

これは、自由にハイネルと次元を越えて会話出来るっていうある意味チート能力。ちょっとポイントは張るけど、この世界の作成者だし、最高の辞書だね。

『これで全ての能力を決めていただきました。次の世界をお楽しみ下さい』

「じゃ、あっちでもよろしくニャよ。どうせテレパスで話すことになるだろうけどニャ」


若干苦笑が入ったハイネルの声援に同じく苦笑で返して、光の中に飲み込まれて行く。

次の世界ではどんなことが待っているのやら。

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