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お茶の時間 後編

 

「どういうことか説明してもらえないかなギルバート」


 部屋に入ったアルトくんは、その場で作った氷の剣を容赦なくギルバートに投げつけた。攻撃されたギルバートは、こちらにやって来るときから警戒していたからか顔色一つ変えずに軽くよける。

 アルトくんはそれを見て悔しそうに舌打ちをすると、こちらに視線を寄越して手招きした。



 私が駆けつけようと歩き出したら、そこに行かせまいと足元にナイフが投げられる。ダメだ。これじゃ全然近づけない。

 それを見たアルトくんはため息を吐きながらこっちに歩いてきた。

 あまりにも普通に歩いている彼に炎のナイフが投げられるが、炎は彼の前の氷の障壁にあたり水となり落ちた。



「姉さん。話はあとで聞くけど、どうしてほしい?」


 私のもとにたどり着いたアルトくんは平然とした顔でこう私に尋ねた。

 そういえばこの子魔力がとてもあるんだった、あとわたしに隠れてたまに師匠に魔法を教えてもらってるみたいだし。とても強い。


「えーと、ギルバートをどうにかして捕まえてくれないかな」


 私は安心して彼にこう頼んだ。ちなみにこの会話の間にもギルバートは様々な攻撃を仕掛けてくるが、すべてどうにかして防いでいた。魔力が多いためごり押しである。


「任せて」


 アルトくんは私のお願いに快く応じてくれたが不自然なくらい笑顔なのは気のせいだろうか。いや気のせいだろう。私は思考を放棄して成り行きを見守っていた。




 アルトくんが何をするのか見ていると彼の周りの魔力が異常なくらい集まるのが見えた。魔力は相当なことがないと可視化できない。

 この子は一体どれほどの魔力を持っているのだろう。常人にはない魔力が彼の周りに突然集まったからか近くにいた私はすこし寒さを感じた。氷の魔法か。


 いや、まって。捕まえてって言ってるだけなのにいったいどれほどの魔力を使うつもりなの?!


「アルトく・・」


 私が向こうが殺そうとしてきた敵であるとはいえ過剰防衛なのではないかと止めようと声をかけたが、その声がアルトくんに届き切る前に彼は魔法を放った。


 一瞬で目の前が真っ白になる。部屋の気温が下がりすぎて白く見えたのもそうだが、単純に視界が真っ白だ。


 そう考えていると、フッと体の力が抜けた。なんだか色々あって疲れたのかもしれない。眠ろう。


 私はそう思い静かに目を閉じた。


一年ぶりです、お待たせしました。

更新するタイミングを逃しまくりここまで来てしまいました。スローペースですが、これからもお付き合いしてくださると嬉しいです。

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