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♡ しゅうかちゃんのれんあいほしゅう ♡

「ようこそ♡健くん♡」

目の前の女は喋る。

先ほどの赤い空間とは違う。

目の前にある蝋燭のみが頼りな、暗い暗い場所。

無気力な脳みそは考えることをやめようとしていた。

ただ、誰かの心地いい声に、身を任せて。

「…………こうなると面白くないの♡」

女は手を伸ばす。

瞬間的に恐怖を感じる。

後ろに後ずさる。

怖い、怖い、怖い。

「いい顔ねぇ♡

まだ、我慢…よね」

舌なめずりをしながら、女は見下ろしてくる。

「ねぇ、健くん。

——くんが待ってるわよ♡」

聞こえない、というより認識できない。

「……分からない?

貴方の大切な人、大切な幼馴染」

「……?」

ぽかんと口を開けて固まってしまう。

たいせつな、ひと。

たいせつな、おさななじみ。

わたしの、俺の、大切な、人。

『大丈夫』

「——穂波」

女は嬉しそうに笑う。

「そう!穂波くん!

貴方のことを待ってるの♡

健気な子ね、献身的な子ね、とっても素敵な子♡

……ねぇ、健くん、次はおねむになっても寝ないでね♡」

そう言って、女はパチンと指を鳴らす。

瞬間、目の前が真っ白になる——。

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