町に行ったはいいけど……。 (★1200)
「お、おい やっぱり私は行くぞ!」
イルナがそう言って飛び込もうとした時、
「あら」
「さっきより力がなくなった」
「そんなところにそんな」
「力入れるなんて」
「そんなことはない」
シリル「私は一人でも大冒険するわ」
シリル「じゃあね」
シリル「みんな今までありがとう」
シリル「……」
カルラ「お」
イルナ「とかなんとか言って別れたんじゃなかったのか」
メソメソ。
イルナ「何で今ここにいるんだ」
目の前のシリルと鉢合わせる。
微妙に気まずい。
カルラとイルナとシリル。
カルラ「それは?」
シリル「落ちてるパンをここまで拾ってきたんだよ」
パンのカスをつまみ上げる。
カルラ「それ」
カルラ「イルナが落としてくるやつじゃないか」
シリル「あ、そうだったのね」
シリル「てっキリつられてしまったわ」
イルナ「昔話かよ」
シリル「でも勘違いしないでね」
シリル「そんな一緒についていきたくてきたんじゃないんだから」
いばるシリル。
イルナ「はあ」
「あら」
「こんなところに何やってるんですか」
「あいつを待ってるんだ」
「そういう仕事だ」
「へーそうなんですね」
「……」
「私と一緒に帰りたいんですか?」
「違うわ」
相沢みなみからやってきた。
「嘘つき」
「その後すぐにばれるぞクソ……//」
「お前はそこに服を置くだろ」
「だからあの花香料」
「あの場所に置いておいた」
「なるほど」
「つまり兄貴はストーカー」
「そうすればあいつもすぐに気づくって寸法」
「これでうまくいけば」
「奴の攻撃力を下げられるって寸法でござる」
「俺の手も汚れずに済むってことかな」
「この依頼?」
「を吐く子銀等級以下の人には受けられませんよ!?」
「それにこのクエストはまだこのランク」
「の一つ私には無謀だと思いますけど……」
「そんなことはわかってる」
「でもこれでいい」
「本当によろしいんですか?」
「ああ」
「あらあの人は……」
受付で話をしている。
受付嬢がワタワタしている。
その冒険者の方を見てもう一人の人が近づいてきた。
「私が代わりに対応するわ」
「え?」
「わかりません」
「どうぞお引き取り下さい」
「古代の英雄様」
「どういうことだよ」
「あなたがね」
「兄貴って言ってるこの人はね」
「まあ言うならば」
「ブラックリストってやったのかしら」
「は?どういうことだよ」
「かつて世界を救おうとしたパーティーがいたのよ」
「でもねそのパーティーは世界を救えなかったの」
「だからブラックリストに入れるってのか」
「ふざけんなよお前らのために命張ったんだろう」
「まあそうなんだけどねやり方に問題があったのよ」
「まあ詳しいことは私の口から言うことじゃないだろうから」
「兄貴どういうことだよ」
「ねだまりこ見やがって」
「今はそういう感じなので」
「昔はもうちょっと喋る人だったと思うんだけど」
「とにかくお引き取り下さい」
「この街であんたたちに与えられる仕事はありません」
「どれだけ茹で方そうと」
「私達があなたに仕事を回すことはありませんから」
「もういこうぜ兄貴」
「こんなとこに立ってしょうがねえよ」
「こんなとこ……」
「こっちからおさらばしさせてやるぜ!!」
とかなんとか言ったけど……。




