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追い詰められたエルウェン……。(★800)

君の心。


「私はこれでも騎士団始まって以来の」

「天才騎士団長なんだからな!」


私にはわからん。



「何だアレは……」

「魔神の目が」

「黄色く光っている……?」


だから魔神が覚醒していても関係ない。


「ふふ」


私をカラオケに連れてってくれた。

あれはとても楽しかった

本当に何も知らなかった私だった。

音痴の私でも楽しかった。



イルナちゃんと彼の邪魔をしてはいけないから。

あの楽しみの邪魔をしてはいけないから。


あの時の先輩は楽しそうだったから。


「……」

魔神の周囲にエネルギーが集まっていく。



「……?」


「おい何だそれ」

「そこはこうした方がいい」

彼のあの時の言葉を思い出す。



〜〜〜〜

「こういうふうに動かすんだ」

「そうなればこう動く」

「陣形の位置を変えるんだ」


〜〜〜〜



「いかん……かなり押されている」

「ここでは私たちを殺すつもりらしいな」


「それでもやるんだ私は頑張るんだ」

「もうちょっとしかないだけど」

「私は一生懸命やるよ最後まで!」


「騎士団長! どうかあなただけでもお逃げ下さい」


「姫がここを離れるまでは動けない」

「それまでは……」



〜〜〜〜


「大丈夫だよ」

「兄貴が全部覚えててくれるんだろう」

「私は何も覚えてなくったって」

「……」

「ああでも10月28だっけ…その数字だけは覚えてるぞ」

「確かお前の誕生日だったよな……」

「これを忘れたらお前が悲しむからな」

「何でそんなどうでもいいこと……」

〜〜〜〜


あれ?

何でこんなこと思い出すんだろ。



「キャアアアア!」


魔神の一振りで町がぐちゃぐちゃになる。


「この魔神……この動き」

「やっぱり……伝説の」


お世話になった肉屋のご主人も、八百屋の旦那さんも。



「騎士団長!」

「班員たちが次々と壊滅に追い込まれています」

「陣形が……このままでは!」


「!?」

「陣形か……なるほど」

「どうしたらいいでしょうか……総長」


「落ち着いて」

「乱れる前の元の配置に戻るんだ」


「お前のせいで被害を被ったんだ……倍返しにしてやる」

「ぎゃあああ!」

あっという間に魔人の一撃によって騎士団員達が葬り去られていく。

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