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第二話 夢の始まり

 夜が明け、ようやく明るくなり始めた大通りを一人歩く。昨日の喧騒が嘘のように人っ子一人いない大通りはとても静かだった。少し肌寒い空気と早朝独特の澄み切った空気が気持ちいい。綺麗な空気で体を洗うように大きく息を吸い込んで吐き出す。吐いた息が白く色づくことはもう無かった。

 無色透明な己の息に、春が来たのだと実感する。夢を追うために家を出た時は、道の脇にまだ雪が残っていたというのに。

 ふと、見えなかった父の顔を思い出す。王都へ向かう道すがら何度も思い出したあの夜の光景。しかし、結局あの夜の父の顔だけは逆光で黒く塗りつぶされ、怒り狂っていたのか、悲しんでいたのか知ることが出来なかった。


 何時の間にか止まっていた足に気が付き、俺は再び誰もいない道を一人で歩き出す。全てを捨てて身一つで飛び出したあの日から約一か月半。初めての一人旅は思っていた以上に大変だった。命の危険こそ無かったが、旅慣れない俺には未知の経験ばかりだった。

 それでも、色んな人に助けられながら王都に着いたのが二週間前。

 初めて足を踏み入れた王都の賑やかさと、人の多さに圧倒され、街道に植えられた桜の木々が淡く色づいているのを見て、春の訪れを知った。

 来た当初は、初めての王都に圧倒されて右往左往してしまったが、一週間もたてば大分勝手も分かってきて落ち着いた。初めて見た都会の人達は町娘でさえ何処か煌びやかで、目を合わせる事さえ出来ず宿屋の女将さんに大笑いされたのは記憶に新しい。

 それでもどうにかこうにか必要な物を揃えて入学試験の申込を済ませられたのは、単に女将さんの旦那であるダンさんが俺と同じように騎士を目指した人だったお蔭だ。人のいいダンさんは俺が騎士になる為に王都に来たことを知ると、それはよくしてくれたのだ。試験の受付の仕方など細々した手続きも親身に教えてくれた。ダンさんの協力が無ければ、俺は今年の入学試験を受けられなかっただろう。何しろ、着いた日の三日後が締切日だったのだから。

 そんな事もありダンさんに心から感謝しつつも、俺は何故こんなによくしてくれたのかを尋ねた。世の中、無償の親切ほど怖いものは無いからな。

 勇気を出して尋ねてみたのだが、そしたら、なんてことない理由だった。

 ダンさんが俺と同じ穴のムジナだっただけだ。


 今から二十年ほど前、ダンさんは俺と同じように騎士になる為に学園の試験を受けた。家出同然で出てきたダンさんは故郷に帰ることが出来ず、王都で働きながら試験を受け続けたらしい。決して安くは無い試験代を払い五回も受けたが、結局合格できず入学上限の二十歳を迎えてしまい騎士になる夢を諦めたらしい。しかし、受からなかったと言って故郷に帰ることも出来ず、この王都でなんとか暮らし続けたそうだ。

 そして、ダンさんみたいな人間はこの王都に溢れるほどいるらしい。だから、王都の給金は意外と安い。そして、暮らしに困って身を落とす者も大勢いるそうだ。

 そんな中、ダンさんは運がいいことに、その後住み込みで働いていたこの宿の娘と恋に落ち、結婚して女将さんと共に宿を継いだという訳だ。

 今は幸せだと笑っていたが、騎士に対して並々ならぬものがいまだに在るらしい。


「息子がいたら、絶対学園に入れたんだがな。家が授かったのは可愛い娘だ。可愛い娘に剣を持たせる訳にはいかねぇからな。お前みてぇな坊主にはよくしてやろうと決めてんだ」


 と言って笑ったダンさんは、入学試験の手伝いは勿論のこと宿代まで安くしてくれた。そして、そんなダンさんを女将さんと娘のリナさんは仕方ないといった表情で見守っていた。絵に描いた様な幸せそうなダンさん達に、否が応でも故郷の家族を思い出した。離れてみて、初めて俺が捨てたものの大きさを思い知らされた瞬間だった。

 それからも、おのぼりさんな俺は騙されそうになったり、ぼったくりに遭いそうになったりしたが、その都度ダンさんや女将さん、リナが助けてくれ、俺はこの一家に足を向けて寝ることは出来ない位の世話になった。この恩は騎士になったら絶対返しに来よう思っている。


 そして今日は、夢にまで見た試験当日。後、数時間後にはあの学園に足を踏み入れて筆記試験を受ける。それに合格出来れば、寮に仮の部屋を用意されそこで一泊する。そして、次の日に行われるトーナメントで上位十名に入れば俺は晴れて、学園の生徒、騎士見習い候補生となれる訳だ。

 正直な所、あまり試験に不安は無い。この五年間、魔道具師の修行と共に学園に合格することだけを目指してひたすら努力してきたのだ。商人のおっちゃん達に頼んで学園の生徒が使う学術書を手に入れて貰ったり、ルドルフさんや商隊の傭兵の人達に剣の使い方を教えて貰った。父の目を盗んで戦いに使える魔道具もこっそり造った。学術書の内容はほぼ暗記しているし、戦いについては色々な商隊を渡り歩いてきたという傭兵のおっちゃんやルドルフさんからお墨付きを貰っている。

 準備は万全。後は試験を受けるだけだ。

 今日だって、いつも通り夜明け前に目が覚め、日課の鍛錬はもう済ませた。朝食まで時間があるから、王都を散策する余裕まである。

 にもかかわらず何処か落ち着かないのは、己の知らぬ不安があるのか、それとも夢を追えることへの武者震いか。兎に角落ち着かなかった俺は、部屋でジッと待つことが出来ずに宿を出てきた。始めは行先など無かったのだが、今は【母なる桜】へ向かっている。

 英雄と賢王が出会い、生まれた瞬間を見守り、国の誕生も見守ったと言われる巨大桜。英雄譚にも出てくる【母なる桜】は王都一の観光名所であり、数日前、訪れた時には大勢の人で賑わっていた。あの時はゆっくり見られなかったので、試験前にゆっくり見ておこうと思い立ったのだ。英雄が騎士になることを誓った、聖なる桜を。

 早朝の所為か誰にも会わずにここまで来ることが出来た。きっと【母なる桜】も静かに見ることが出来るだろう。遠目に見え始めた桜色の雲を見ながらそんな事を思った。この坂道を上がれば【母なる桜】に到着である。


「(………… もう、あの山の桜は咲いたのかな ……)」


 歩きながら、毎年弟達や友人達と一緒に遊んだ桜並木を思い出す。同時に、舗装され歩きやすい坂道を進む度にここは故郷とは全く違うのだということを実感した。地方都市でしかない故郷の道は、何処も舗装されておらず地面がむき出しだ。その為、急な坂道などは土で滑って一苦労だった。しかし、この坂道はリンゴが転がりそうなほど急だというのに、滑らかに整えられた石畳のお蔭でゆっくり歩く分には、足が悲鳴を上げることも息が切れることもない。昨日も重そうな荷物を積んだ荷馬車がすいすい上っていた。


「(………… 随分、遠い場所に来たな)」


 此処が故郷では無いことを噛みしめながら上り切った坂道の頂上には、二階建ての家などよりもなお大きい、この国を象徴する巨大桜がはらはらと花びらを散らせながら、この地にしっかりと根を張り美しく咲き誇っている姿があった。


 予想通り誰もいない【母なる桜】に近づく。桜色の入道雲のように大きく枝を広げ花を咲かせる桜の下に入れば、青い空が姿を消した。見上げる空は桜一色だ。

 ひらり、ひらりと淡いピンク色の花びらが止むことなく降ってくる。桜色の雨はとても儚げで、幻想的で、俺はその光景を独り占めできる喜びを噛みしめながら魅入った。






「―――― そんなに口あけっぱなしで、王都の【母なる桜】を見るのは初めてかい?」


 結構な時間、降り注ぐ桜の花びらに見惚れていると、すぐ横から声をかけられる。言葉だけを聞けば、王都の観光名所で呆ける田舎者をからかうようであったが、その声からはからかいや嘲笑といった負の感情は一切感じられず、むしろ孫をあやす祖父のように、温かく見守っている様な優しさを感じさせた。

 折角の独り占めを邪魔された不快感よりも、不思議な声の持ち主に湧いた。興味の赴くまま相手を見れば、優しげな笑みを浮かべた人のよさそうな御爺さんが、目を細めて更に人のよさそうな顔で俺を見つめていた。


「【母なる桜】は君のお気に召したかな?」

「はい、とても」

「それはよかった。この【母なる桜】は王都一の観光名所だからね。王の即位式や近衛騎士の任命式なんかも此処で行われる。知ってるかい? この桜の木は他の桜と違って一カ月もの間満開に咲き続けるんだ」

「そんなに咲き続けるんですか?」


 御爺さんの言葉に驚き、桜をもう一度見る。正面には視界一杯を塞ぐ白っぽい樹皮の壁が広がり、見上げれば桜の色の空から同じく桜色の雨が降り注ぐ。しかし、その桜色の雨は決して冷たくなく、神聖で美しく、温かい。


「特別な桜だからね」

「…… 特別」


 御爺さんの言葉を噛みしめるようにもう一度、【母なる桜】を見る。幻想的な美しさと神聖さを持つこの大きな桜の木はなるほど、【特別】と呼ばれるに相応しい木だと思う。

だけど。


「―――― 案外違わないな」

「違わない?」


 ふと零れた言葉に返事を返され、一人で無かったことを思い出す。不思議そうな、しかし新しい遊びを見つけた子供の様に輝いた瞳を向けられ、俺は思っていたことをついそのまま口にしてしまった。


「―― ええ。この【母なる桜】も故郷の桜の木も、咲く花の色は変わらない」


 答えると同時にひらりと、目の前に落ちてきた花びらをそっと捕まえる。よく故郷にある桜並木の下で弟達とこうやって桜の花びらを捕まえて遊んでいたことを思い出す。誰が一番多く捕まえられるかという他愛も無い遊びだったが、春先にしかできないその遊びが無性に楽しくて。皆で飽きもせず両手一杯に花びらが溜まるまで何時間も繰り返し遊んだ。楽しく温かい思い出だ。


「―――― 後悔しているのかい?」


 優しく宥めるようにかけられた声にハッとする。再び見た御爺さんの瞳は輝きを消し、代わりに何処までも見透かしているような透き通った瞳だった。

 その目に見詰められ、言われた言葉に息を飲んだ。薄々気が付いてはいたが、こうもはっきり問われると答えに詰まる。「後悔などしていない」と即答できない時点で、そう言うことなのだろう。


「故郷に帰りたいかい?」


 御爺さんの言葉に考える。故郷に帰りたいか、否か。その答えは、否だ。帰る気は無い。しかし、認めよう。故郷を捨ててきたことを、大切な人々を捨てたことを正直、滅茶苦茶後悔していることを。

 この一か月半彼らを思い出さなかった日は無かった。深く傷つけ悲しませてしまった。もっと他にもやりようがあったのではないかと、逃げずに俺の想いを伝え続ければ、彼等なら笑って送り出してくれたかもしれない。父も俺が騎士を目指すことを応援してくれたかもしれない。もっと、親孝行したかったし、弟や妹にもっと色々教えてやりたかったし、側に居たかった。考えだしたら切がないほどの後悔が浮かび上がってくる。

 しかし、この後悔はしてはいけない後悔だ。そうすると決めたのは、俺自身。幼い頃の憧れを捨てられず、大切な人達を悲しませた俺に何かを悔いる資格など無い。


「―――― いえ。帰る気はありません。後悔もありません。俺は、王都(ここ)に夢を追うために来たんです。後悔などするはずがない」


 そう。後悔など無い。そんなものする資格がない。全てを捨てた俺自身なのだから。その覚悟、家族や友人達に恨まれる覚悟をしたからこそ、俺は今王都に居る。


「―― ふむ。『後悔などするはずがない』とは、君は随分と己に厳しい子だね。己に甘すぎるよりはずっと良いが、そんなに厳しくし過ぎては、いつか息切れしてしまうよ」


 俺の答えを聞いた御爺さんは見透かすような表情から一転して難しそうな、困ったような表情を浮かべた。


「………… これでも私は王都に結構な間住んでいてね。君みたいな子は毎年結構な数みてきたよ。学者になりたい、文官になりたい、魔術師になりたい、騎士になりたい。皆それぞれ夢を持ってこの王都にやってくる。ある者は一族の期待を背負って、ある者は家族に応援され。―――――――― そして、ある者は全てを捨てて夢を追いにやってくる」


 そう語る御爺さんは何かを後悔しているのかとても悔しそうな表情を浮かべていた。


「境遇に違いはあれ、皆この王都でその花が開花することを夢見てやってくる。そして、その中でこの【母なる桜】のようにこの地にしっかり根を張り、満開の花を咲かせることが出来るのはほんの一握りの子達だけだ。多くの子達は己の非才を嘆き、限界に絶望し、現実を知って夢破れていく。………… 悲しい事だが、その中には理想が破れた現実を直視できず、身を落とす者達も居る。君がそうなるとは言わないが、あまり自分に厳しくし過ぎない方がいい。適度に息抜きする事をお勧めするよ。―――― それに、後悔することは悪い事ではないからね」

「………… そうでしょうか?」


 身勝手だと悲しませると分っていながらも、その未来を選択したのは自分だ。あれほど優しい人達を理不尽に傷つけておきながら、その所業を今更悔いるなど許されるのだろうか?


「そうだよ。何しろ私は後悔を重ねて行くのが人生だと思っているからね。まったく後悔無い人生を送れる人間などそうはおらんよ。過ちになると分っていても、そうしなければいけない時など人と係わって生きていれば幾らでもある。彼の英雄にだって沢山の後悔はあったはずだ。『あの時こうしていれば』、『もっとこうできたはずだ』一度もそう考えたことの無い者がいたら、その者は聖人か神様くらいだろう。大切なのは、後悔しないように生きる事では無く、その後悔をどうやってその後の人生に生かしていくか、同じ後悔を繰り返さないようにするかだよ。―――― それに全てを忘却してしまう人間よりも、いつまでも悔い続ける人間の方がよほど人としての温かみがあると思うよ。だから、時として悔いることは必要だと、私は思っている」

 

 「まぁ、年寄りの戯言だと思って、胸の片隅にでも留めておいておくれ」と言って、片目をつぶって見せた御爺さんに先ほどの悔恨の念はもう感じられなかった。

 目を細めて笑う御爺さんの中にあるのは、年と共に経験を重ねた人間の老婆心と言った所だろうか。

 彼の言葉を見知らぬ他人の戯言と切り捨てるのは容易い。そして、俺の件に関しては、後悔してはいけないんじゃないかという気持ちに変わりは無い。だがしかし、今、この人はとても大切な事を俺に教えてくれた気がした。


「………… 訂正します。数えきれないほどの後悔があります。俺は夢を追うために、王都にくる為に多くのものを捨ててきたから。とてもとても大切な物を俺は捨ててしまった」


 そう。捨ててきたものはあまりにも大きかった。夢を自由に追うために捨ててきたはずなのに、捨ててしまったという事実が足枷のように俺の心に重くのしかかる。この枷は、これから先も俺を苦しめるだろう。

 大好きだった。大事だった。何よりも大切にしたかった。

 だからこそ、とてつもなく重い。俺が、一生背負って行くことになる、夢を追った代償。


「だからこそ、俺は帰らない。もし、故郷に帰る日が来るのなら、捨てたものを拾うことが許される日があるのなら、それは誰もが認める真っ当な方法で、俺がこの手で夢を掴みとった時だけです。この王都で、この【母なる桜】よりも立派な花を己の手で咲かせるその日まで、俺は故郷へは帰らない」


 後悔は沢山ある。過去に戻ってやり直せたならと何回も考えた。しかし、過去には戻れないし、彼らを忘れることなど出来るはずがない。なら、今の俺に出来るのは、いつか来るその日まで、今は帰らない故郷を忘れずに生きていくことなのかもしれない。


「大切な物を失っても諦めきれない夢を、追いに来たんです」


 夢を追うと決めて、王都にきた。そして、今はまだ始まったばかりだ。いや、まだ始まってすらいない。スタートラインに立っただけなのだ。今日受ける筆記試験と、明日のトーメンとに受かって初めて俺は夢を追う資格を得るのだ。

 だから、今は振り返らずに駆け抜けよう。


「俺は【英雄騎士】になる! その為だけに王都(ここ)に来たんだ!」


 御爺さんから目を逸らさずに、はっきりと高らかに、そう宣言する。彼の英雄騎士が誓ったこの場所で、俺も誓おう。俺は必ず【英雄騎士】になる!


「―――― なら、頑張りなさい」


 優しい声だった。そして、その優しい声に肩の力が抜ける。誰かにこうもはっきりと夢に宣言したしたのは初めてだった。故郷の皆には最後まで面と向かって言えなかった、俺の夢。口に出しただけで体が熱くなる。

 この情熱がいつまで続くのかは俺には解らない。一生続かもしれないし、途中で現実に絶望する日が来るかもしれない。しかし、未来のことなど誰にも判らないのだ。それならば、自分らしく、やれるだけやってみたい。

 足枷の重みは確かに感じる。しかしそれとは別に、胸につかえていた何かが取れた。見知らぬ御爺さん相手に、これだけ本音を語るはめになるとは思わなかったが、目の前の人には感謝している。この短時間で俺は、沢山の事をこの人から教わった。


「勿論。だから、御爺さんも覚えていて下さい。俺の名はシキ。シキ・グリュッセル。【第二の英雄騎士】になる男だ!」


 そう言い切った俺を御爺さんは目を細め、眩しいものを見るかのように見つめていた。そして、柔らかく微笑む。


「覚えておこう、シキ君。君の未来に【母なる桜】の祝福と彼の【英雄騎士】の加護があらんことを祈っているよ」

「ありがとうございます。また十年後にでもお会いするのを楽しみにしています」


 御爺さんに一度だけ頭を下げてから、なるべく不敵に見えるように笑って見せてから歩き出す。今から歩いて帰れば、丁度宿に着く頃には朝食の時間だ。しっかり食べて、宿を引き払って、余裕を持って試験会場に向かうとしよう。きっと、試験には受かる。それも結構な成績で。根拠のない自信だが、試験で悪い成績を取る己も、ましてや落ちる己など想像も出来なかった。

 宿に向かう道を真っ直ぐに歩いて行く。振り返ったりはしない。俺の物語はまだまだ始まったばかりなのだから。

 



 夢を追う為に、王都にきた。

 精一杯、夢一杯、もがいてみせる。

 だから、さようなら。

 また逢う日まで。


 一応、今の所ここまでです。次に投稿する時は、入学試験が終わったくらいまでまとめて投稿できればいいなぁと思ってます。

 ここまで読んでくださり有難うござまいました。

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