昼休み
身の回りのゴタゴタがひと段落つきましたというわけで次です
さて昼休み、いま私の周りには昼ごはんを誘ってきた凪沙そして、なぜか瀬良、リン、小早川そして、昨日恥ずかしさで倒れた瑠美と割と大人数で昼食をとっている。
そしてこの人達は何かとこの学校で目立ってるらしくすごく周りの生徒の声がする。遠かったりとあまり聞こえないが何とか聞きとることができた内容は「くそー瀬良の奴、厨二病の分際で柏木さんとリンドホルムさんと楽しそうに飯を食いやがって。」とか「むふふ瑠美ったら積極的だねーそれにしてもそれに気づかない小早川君て…。」とかだった。他にも私と凪沙の方をみて何か言っている人もいたがそれは聞き取れなかった。
「でも月夜がこいつらともう合っていたなんてね〜。」
そうだった、凪沙は瀬良達と面識があったらしく、昨日私にあったことを話したら「私も協力するよ、もう早く言ってよねー月夜。」少し無理矢理な感じで凪沙まで協力することになってしまった。
「まあ昨日そんなことが無かったとしても私が古典研究部に連れていってたよ、月夜にはあの事があるしね。」
「あの事てなに?。」
「そう言えばねー。」
とその凪沙がわざとらしく話題を変えてきたなにか知っているのだろうか
「それにしても瀬良て周りから厨二病て言われてるんだよ。」
それはさっき周りで話している人達がいたからわかってはいたのだが改めて瀬良を見てみると。腕に包帯を巻いている、たまに目に見えないものと喋っている……。
「これは……厨二病と疑われても仕方ないのかもしれない。」
「よね〜瀬良がオシリスの生まれ変わりとか知らなかったら、厨二病そのまんまだったよ。」
なぜか少し不穏な空気が流れる。
「おい、リン俺の玉子焼き返しやがれ!!。」
といきなり後ろの方で叫び声がした。後ろを見ると、どうやらリンが瀬良の玉子焼きをとってしまったようでリンは器用に箸で玉子焼きを掴んだまま逃げている。
「へっへーんだ、この前私のウインナーとった仕返しだ。」
二人はグルグルと木の周りで追っかけっこをしている。その様子は、周りの生徒も当然見ているわけで 「瀬良の野郎ーまたリンドホルムさんとイチャイチャしやがって。」とか「瀬良心が狭〜い。」とまあこんな感じで周りの人の瀬良に対する好感度がどんどん下がっていたりする。
木の周りをグルグルと追いかけっこを続けている瀬良とリンだが二人とも驚くほど疲れている様子もない。
「くそ、リンの奴こうなったら。」
いきなり瀬良の腕に何か禍々しい光のような物が見えたかと思うと、いきなりリンが転んだ。リンの足下をよく見ると木の根に足がからまっていた。だがよく見ると足を掴まれてているように見えた。
「うう……それは酷いよ忍……。」
あれ、リンは瀬良に対しては普通の呼び方みたいだ。リンはなんとかして木の根を解こうとしているが解けないようだ。
(てか玉子焼きどうした、もう落ちているよ。)
玉子焼きはリンの箸と一緒に落ちており、しかももう猫が食べ始めている。
「ふふふ、ようやく捕まえた。」
と勝ち誇ったように不気味な笑みを浮かべる瀬良。何があったんだ今?と私が不思議そうな顔をしていると、さっきまで小早川といた瑠未が説明をする。
「オシリスてなんか冥界の王でもあったし植物神とかでもあったらしいのよね、そんでもって、いわゆる神の力でさっきの木を操ってリンを転ばせたわけ。」
「ナルホド……。」
瑠未の説明で納得するが瀬良達の方を見るとリンが解けないのか諦め、どこから出したのかわからないかなり大きな槍のような物をとりだし木の根を切った。
「もう忍のバカかああああああああああ。」
そう叫びながら、遂に癇癪を起こしたのかリンが槍を持ち瀬良に襲いかかった。瀬良は余裕そうに槍を避けつつ地面から植物を出しガードをしていた。
「えっ槍どうゆう事?!。」
「あーまた使ってる。」
「またって、どう見ても槍ですよねあれ。」
「そうだよー、オーディンの神器、神槍グングニル。」
さっらと、とんでもないことを瑠未が口にする。
グングニルたしかオーディンが神話上使っていた有名なやりで、敵を貫いたあとは自動で持ち主に戻ってくるとかなんとか。ほかにもグングニルには色々な逸話などがあるがそれをたかが喧嘩ごときで使って大丈夫なのかと思ってしまう。
「周りに他の生徒いるけど大丈夫なの?」
「大丈夫、大丈夫みんな一学期のうちに慣れたから、こんなの日常茶飯事だって。」
私は再び大丈夫なのかこの学校、というかそれ以前に銃刀法はどこにいった、まさか神々には関係のないのだろうか。
だが、それよりもとんでもないことを小早川が話す。
「そうそう、リンと瀬良は幼稚園からずっとこんな感じだから。」
おいおい、ここにも瑠未達みたいな無自覚バカップル的な組み合わせがあったよ。
瀬良とリンの喧嘩の様子を見ながら私は溜息をついた。
ふう自分が書いててなんだけどこれどうなるんだ?




