閑話3 鶏を買ったわよ!~おっさんの女版=おばさん?…あんた、死にたいの?~
鶏購入組のお話。
「うん、姉貴やっぱ、おっさん似だわ。」
「何を突然」
「うん。父さんとダブって見えた…」
なんですと!ビルックまでえ!
「口が達者だし?理屈っぽいけど屁理屈だし?急に偉くなるし?」
「ふん。屁理屈も理屈のうちよ。」
「おっさんも良く言う。それ」
「…」
…おじさまぁ。
「ふ、ふふん!まぁいいわ。今日は途中で野宿ね…あぁ~あ」
「姉貴が暴れたんだろうが!腕もぐし。変態女!普通もがんぞ!腕!」
「あら、鳥と一緒よ。関節でくるりとね。もぎもぎっと。案外簡単よ。」
「セツナ姉…絶対違うから。腕はもぐものじゃないよ…手羽じゃないからね。あと素手で”つくね”は無し。」
「わかったわよ~もう。”つくね”?いいセンスしてるわ~ビルック」
「ええぇ!」
「変態女!」
「うっさいわね!あんたたち!」まったく。
夕食はトワの収納内の出来合いで済ます。箱馬車を出して寝る。見張りは”疾風”がいるからいいって。明日、鶏買って。できれば一泊。地元料理が食べたいね。おやすみ~あれ?抱き枕どこいった?
翌日無事に村へ。早朝というのに村長さん以下、皆よくしてくれた。ビルックにも普通に接してくれる。良い村決定だわこれ!
「村長さん、鶏買いに来たんですが…大きいですね…卵の割に…」
「ふぉふぉ。ちゃんと世話すんとのぉ一回に2~3個産むでのぉ。」
「この鳥って魔物ですか?」
「いんやぁ。動物だぁ。♀10羽にオス1羽の割合で様子見だぁなぁ。オスは気性荒いけぇ、分けて飼うとええぞ」
「わかりましたエサは?」
「なんでも食うぞぉ。草、虫、穀物、肉…穀物はぁ楽だが、コクがない卵になるなぁ。いろいろ試してみるがええぇぞ」
「わかりました。」
「産まなくなったら潰して食えばええぁ。オスもなぁ。昼に鳥料理だすかぁえ。食ってけぇ。」
「いただきます。楽しみだなぁ。村長あの馬車なら何匹くらいはいります?」
「んぁあ、5~6匹くらいかぁ。眠らせるってのもあるが、2割くらいおっ死ぬぞぃ」
「ふむ。魔法か…トワってスリープできる?」
「無理だわ。」
「まったく!使えないわね!」
「姉貴はどうよ?」
「…」
できるけど…
「どうせ、めんどくさぁーとか思ってんだろ?やれやれ。」
「ちっ」ハゲろ!
「姉貴がスリープ。俺が空間で上下とかに仕切って数を稼ぐでどう?」
「…仕方ないわね。」
「やれやれだ。」
「姉さん…」
ビルックまで!…
価格交渉もおわり。食用の卵も買った。収納に入らないものは入るものと交換してもらった…一か八かで持って帰って孵化させようかとも思ったけど…今立て込んでるからね。ご飯用意したり…めんどい。
昼食に”焼き鳥”をいただいた。いろんな部位。内臓もあったのは驚いた。こっちって内臓捨てるじゃん。基本薄く塩だけなので少々臭みが…
「ふむ、臭みが強い?これなら?そうだ…」
ビルックが出航したようだ…おじさまが良く言ってた。ビルックが食事で”感じる”と人が変わると…
「おーい。ビルック~かえってこ~い!」
「!…なに?」
「楽しもう。ちゃんといろいろ食べるんだよ?」
出航ばかりしてると遭難しちゃうよ?名言か!
「うん。夢中になっちゃって。」
「夢中になるのもいいけど。ほどほどに。ね。余裕のない料理になっちゃうよ。」
「…そうだね!たべよう!」
若鳥と違って成鶏?老鶏?しっかりした肉質で美味でした!ビルックがさらに美味しく進化させてくれるだろう!楽しみだ!
「すりーぷ!おねむの時間よぉ~ん」”こてん”。
「ねろ~」”こてん”
「すりーぷ」”こてん”。
めんどくせ~よぉ~都合、25羽お買い上げとなった。せっせと積み込み中である。ここからならばダッシュで…むりか。野宿だな。
「すり~~~~ぷ」
私が寝たいよ!
「姉さん、お疲れ。お茶どうぞ。」
「ありがとービルック!ウマ。」
「これで良しっと。おっさんから預かった魔石をセット!これで空中分解はないな!たぶん」
「魔力電池?」
そういえばもらったわね。
「ああ。物理耐性にね。明日中にはなんとか帰りたいし。」
「じゃぁ挨拶してくるね。ちゃっと帰ろう。」
村長さんにお金を払い。別れを告げた。一応納品書をもらった。エルザさんに見せる必要あるかもだし?
んぁ?雑魚が。
「姉貴、盗賊かな?」
気が付いたか!
「良く分かったね。いいこ。いいこ。で、後ろのは感じない?」
ったく、これから馬車ぶっ飛ばして帰ろうと思たのに…ブッコだぞ!
「…あれ?お貴族様?」
「ごめーとー。で何人?わかる?」
「…ちょっとまって…ね…ん、手前騎馬、14いや、13だ。でお貴族様んとこに3騎。どう?」
「惜しいい!お貴族の後ろに2人おそらく目付…ちょっくらいって、たたき斬ってくるわ。まだ距離あるからゆっくり前進。私は目付を斬ったら、お貴族様のお付きを斬って、チャラ男を拘束。会敵したら、口上あれば聞いたって。後ろに回り込むから。殲滅で」
「了解。気を付けて」
「気を付けて」
ホントに貴族ってのは…私は甘くはないわよ?おじさまみたいに。フフフ…
…いた。ほう。いい場所取りね…さようなら。”ぴびきぃ”
「ひっっく」
喉を背骨ごと握り潰し、草陰に。もう一人の喉を掴む
「ゅう!」
「何のようかしら?」
「わ”ぶきゅぎぎきゅ”くっつ」
「しゃべらなくていいわよ関心ないし。」
じゃ、聞くな!ってね~こっちもにぎにぎ。これやると首が伸びるから嫌なのよ。キモ。さてお次は…
一応さっきのも”収納”しておくか…すっ”がきいぃ”何もないところからの刺突!当たりを付けて、首があろうと思われる空間を掴む!捕えた!
「やるじゃない。私の監視抜けるなんて…個の力、いや、外套と…リングか…どこの者?」
「…」”ぎゅぐきぃ”
「ばいばい。雹君にいいおみやね。」
いそがないと。…まぁ、トワいるし大丈夫ね。
本日もご来店ありがとうございました。




