脱〇貞!ようやくかぁ…
いらっしゃいませ~
置き去り?…本当か嘘か…受付嬢の陰ありの笑み。怖いヤクザギルドを後にする。
だが、あのギルマス、いや、親分。嫌いじゃないな。
「さあぁ~て。やり残しは?」
「ないでーす。」
…。トワ氏…
「雹。欲しいもの無いのか?」
「う~ん…特には…あ、手袋欲しいな。左の破れた。」
「了解。他は?」
「「肉!」」…。
「…ほんじゃ、見ながら行こうか。」
「おっちゃん達の土産も沢山買ったし。後なんかあったかなぁ…」
「じゃ出発!」
門まで行く間に革製品の店で薄手の皮手袋を求める。試着にも誰も何も言わない。
ある意味有名だもんな。おいら達。色は…やっぱ黒色ね…。雹…。
その間、数回わんこが屋台で止まったのは言うまでもない。おやつの分も併せて多めに購入する。
これでもう、大丈夫だろう。さて、立ちますか。
今日もいい天気。街道を渡る風に背を押され、風と共に走る…なんてね。
しかし…雨に合わんのだわ。運が良いのか、謎気候か…。走るには都合がいいけどね
「「まだ~?」」
カイ、ライたちのお肉おねだりだ…
「今さっき、昼飯、食ったばっかだろ~。もうちょっと走ったら休憩な。」
駆け足しながら会話する。育ち盛りだ。後でたっぷり食わせてやるさ。
「停止!」
快調に走っていた中、特に不審な点はないようだが…トワ君が片手を挙げ、行軍を制する。
”ざざぁー!”
「どうした?トワ君?」
「!トワ兄!」
「雹、判るな。あそことあそこだ。たぶん手前のが本隊で、通過後背後からって寸法だろう。」
「…盗賊かい?」
「そうみたいですね。あそことそこに見張りがいますね…どうします?父さん。」
「こちらには?」
「まだ気づいてない。と思う。」
「…たぶん、今回の件と関係あるな…恐らくおいら達が狙いだろう。副ギルド長とグルだな。まだワインの輸送は本格的に始まっていない。しかもこちらからの門は”搬入”もない。
”収納”がバレてる?おいら達の事も。…頭以外殺す。根城を襲って全て殺してからだ、そして最後に頭を殺す。確実に。」
「おっさん、頭はギルマスに引き渡せば?」
ふむ…
「でも危険じゃないか…生け捕りは…。皆の安全優先で。ギルマスかぁ親分だからいいか。あれで信用できるし。で、作戦は?」
「たぶん間違えようないと思うのだが…臭い冒険者とか?よし、見張り一人、気づかれないように生け捕りにして、一時撤退。もし気づかれたらおっさん、名乗りあげて。確認後、黒なら殲滅。白なら通過ってことで?」
「ふむ。それで行こう。トワ君行くの?」
「ああ。今回は俺が行く。消音結界も張れるし。」
「気を付けて!カイ、ライはこっち。」
…すぅっとトワ君が”荷物”を抱えて戻ってきた。
「見事!首トン?」
「そんなのできね~よぉ。首絞めて〆落とした。」
「ナイス。じゃ撤退。」
…手足を縛りあげ、カツを入れ盗賊(仮)を起こす。
「おはよう」
「っ?おまえは?あれ?」
もちろん、手足はロープで括っている。簀巻きじゃ!動けまい!
「これ?…て?」
盗賊の懐から引き抜いたナイフ…その刃は、黄色い粘液で濡れている。恐らく、毒。
その毒でぬら光る刃を賊に見せる。…黒だね。良かったね!(仮)が取れたぞ!盗賊君!
「…」
だんまりを決め込む盗賊君。さて…
「君たち盗賊?」
「…」
”ぴしゅ!”
賊(真)の内腿を軽く斬る。彼持参の”毒ナイフ”で。
「ぐあぁ、ど、毒?毒消し、毒消し…」
あせる盗賊。残念。
「毒消しもこちらで~す。で、貴方は盗賊?」
「くそ!よこせぇ!」
さわぐ盗賊。さらに裏腿を”ぴしゅ!”斬る。
「痛ぇ。毒が…毒…」
斬ったところが変色してる…。すげぇ。結構強い毒のようだ。
「さぁ、答えて?君が死んでも代わりはいるから。早くしないと死んじゃうよ~♪」
…焼き芋屋の呼び込みであったなぁ”はやくこないと~逝っちゃうよぉ~♪”って違うか!
「…た、助けてくれるか?い、言えば助てくれるかぁ?」
「さぁ?取引できる立場?いいよもう、違うの攫うし。じゃあね。」
「ま、まってくれ!言う言う、グリズリ盗賊団だ!商業ギルドのゾル…何とか?が、ここを獣人のガキを連れた5人組が通る。極上の”マジックバッグ”にワインたんまり入ってると。金も持ってるとも。装備も一流だと!おっさんは殺して、ガキは領主に献上すると!そういう話だった!見逃してくれよ!なぁ。」
怒鳴りだしたぞ?なるほど。味方を呼んでいるつもり?でも残念。ここは既に結界の中。トワ君に視線を向ける。
コクリと頷く。
「大きな声を出してるけど…ここ遮音結界中だから」
「!っ!」
ちらりとわんこをみたな?
”ざざざっつ、”
「ぐぎゃぁああ」
座っている膝の下の地面からツララが生え男の足を縫い付ける。
「おまえ、俺の子、人質にしようとしたな?チラ見しただろ?さようなら。」
男の腹に刃を全て入れ、ひねる。不快な手ごたえ。命を絶つ手ごたえ…死をもたらす手ごたえ…
”がっふぅ。”血を吐く男。
「何人襲ったか知らんけど。これまでだね。」
ナイフを引き抜き今度は喉を断つように横なぎにする。血管類が切れたのかおびただしい出血。
「ひゅぅひゅぅ…」”どざり”
振るったまま、空に固定された右手…感覚が戻るとともに震える右手。
その震える右手を左手で押さえ、腹に抱き、息を吐く…
「ふっ、ふぅぅーーー。これで殺人童貞卒業かぁ」
…男の心臓の鼓動に合わせて血が”ぴゅう!ぴゅう!”と吹く。
”うぐぅ”
思わず口を押える。我慢我慢。ぐっと酸っぱい物を飲み込む。
「おっさん…」
「…くふぅ。だ、大丈夫だよ。トワ君、雹たちも。この世界に生きると決めたんだ。こんな奴らにやられてたまるか!さぁ!気合い!はいぱわーじゅうてん!トワ君ここにあのごつい馬車出して。」
「おう?なにしに?」
「ライ、カイ今回は留守番だ。まだ武術習ってないからな。強くなった時!その時は一緒に戦おう!」
「「うん!今は留守番してる。俺達、強くなるよ!」」
馬車に飲み物と干し肉を出す。
「すぐ終わると思う。ここで待っててね。」
「「うん」」
「さぁ!戦だ!」
…先ほどの地点に3人で戻る。
「トワ参謀、作戦を!」
「おっさん?」
「これくらい遊ばんと人殺しなんかできるか!」
「…それもそうか」
「…悪いな」
「言いっこなしだぜ、おっさん」
「うん。父さん」
「じゃ、作戦な。雹はあそこの斥候をしとめる。口塞いで首だ。」
「解ってる」
「俺はあいつ。で、おっさんはフォローで。他に斥候見えるか?おっさんの魔力視で?」
「いない…な」
「斥候倒したら、あの群れにおっさん攻撃魔法を、その後各個撃破で。賊の頭はたぶん先にいる。気が付いて頭の増援がくるまでに制す。」
「頭が戦闘中にきたら?」
「まぁ余裕よ。万が一の時は撤退しながら迎撃。馬車前で決戦だな。頭が間に合わないときは隠れて待ち伏せだ!」
「「おう!」
トワ君と雹が物音も立てずに標的のもとへ…”ぐうぅ””ぎぐ”ヤったようだ…こっち来いサイン確認!
「おっさん、あの硬そうなやつに、できればその周辺も。雹見えるか?あのローブの5人。後に待機、魔法が合図だ。やれ…」
「応!」
雹がきえる?
「流石、豹人だな、おっさん合図まかせた。約一分後、おっさんの呼吸で」
「おう…」
トワ君が消える…
「一分か…い~ち…だめだ。ん、まだ早い?脈拍で時間を…今、”とくとくとくとく!”激早!…もう…もういいか。いくぞう!…あ、あの数…動きを止めるには…下から槍を…魔法は想像だ!想像はぁ…爆発だ!太郎先生!見ていてください!太陽のランス!!!」
たむろする5人の重装甲の尻の下から赤銅色の槍が天を…穴を?目指して突きあげる!
”ぶばっしゅぅじゅあああああぁぁ~”
恐ろしい音と共に、蒸気が辺りに立ち込める。近けりゃ、いろんな臭いがするだろう…。
あふぅ…おえぇ…
「「「「「ぎぎぎひやぁぁぁあああぁ~」」」」」
尻や、股間?、鎧の隙間に滑り込む、灼熱のの槍…あ?あ!なぁ?!
”ぐっぼぉおお!どごぅおお!”
…爆発しちゃった…そりゃ、ノリで思ったさ…だって、芸術は爆発するだろ?でも…
<オリジナルスペル ”太陽の槍”登録…えぐいな!おい!>
…同感です…その瞬間で
”!トサ!、ドドサ!…”
5人のローブをはおった盗賊の首が落ちる…すげ、トワ君の方も…って、一人ずつ真正面から斬り伏せる…勇者の剣か…盗賊に動くものはいない…叫び声一つ無しに…
「よし!向こう気づいてないな?次は本隊…気を抜かないように。」
「そうだね…って!サラっと流してるけど、おっさん…なんだぁあの魔法は!敵ながら可哀そうだぜ?」
そりゃ、尻に赤熱した槍ぶち込まれ、爆発だもんな。
下半身…特に腰辺りが完全に破壊される…運悪く深く刺さった者は胸部まで。いや、運良くだな…一瞬で死ねるのだから…死にきれなかった者には慈悲のとどめが刺される。
「想像はぁ、爆発だぁ!って、ノリで出来たんだけど…マジ爆発するとは…」
「尻に燃え盛る槍、下からぶっさして、ぼん!鬼畜魔法?殺傷能力はんぱねーな!」
「スマン…」
さぁて。後は仕上げだ。
「あと何人くらい?トワ兄?」
「10人か?おっさんの目は」
トワ君の言う通り。低木の繫みの奥にテントを張り寛いでるものが10人。サーモグラフのように見える魔力視で見ても同じ数だ。
しかし…丸見えだぞ?馬車が…頭悪いな…。
「ビンゴ!10名、あのいい装備が頭っぽいけど…ぶっ飛ばしちゃう?鬼畜魔法で?」
「…父さん」
「…生け捕り出来そう?強そうだよ?無理は禁物。」
「ま、腕はいらんだろ。生きてれば。ん、あれ商業ギルドの職員じゃね?」
うん?確かに賊に見えない男が混ざってる。
見えないだけで、これだけ賊と親しくしてるんだ。腹の中は真っ黒だろうな。
「そう?」
「昨日だか、一昨日にみたぞ。あいつも確保だ!生きてりゃいいさ。じゃ、雹は左翼。後方待機」
「おう!」
また消える。かっこええな!
「で、おっさん、さっきと同じで合図よろ~」
「うし!」…
「太陽の塔!じゃなかった!太陽の槍!」
カシラの隣に酒樽もって突っ立てた副官風の足元から灼熱の槍が尻から人体をぶち抜く
”ずじゅぅぅうううううぅ~”
「ぐげはぁば!」
「な?どうした!」
”どぐぅおぉお!”
爆発!カシラやそのお仲間は血や臓物を頭からかぶり唖然としてる。
「ぎゃぁーー!いてえー」
「な!なにが!」
あちこちから聞こえてくる悲鳴、絶叫。お頭さんも何が起きてるかわからず、辺りを見回す。
「こんにちは盗賊さん。」
その目前にトワ君。ヒーローの登場だ。
「く、くそがきがぁ!」
”きぃん!”
さすが、盗賊の頭というべきか、すぐに己を取り戻し、腰の剣を抜く。が、トワ君の方が速い。剣は、くるくると空を舞う。
その返す刀、白線を引く魔剣の一撃で頭の右腕が肘から飛ぶ!
「いいいててぇーーー降参だ!た、たすけて~!悪かった!」
「根性ないなぁ。あれ?多いや」
槍を出してカシラと職員以外を駆逐する。死に切れていない者も慈悲のとどめを。
”どしゅぎゃりん”
「おうげぇい」
骨をかすめたようだ。肺から心臓にかけて突き入れる。
「こ、降参しただろ!なんで!なんで!!」
切断された肘を抑えて叫ぶお頭。どのみち盗賊は死罪だ。
「はぁ?オッサン、俺達は降参なんか求めてないよ?降参勧告してないじゃん。お前が勝手に武器を捨てた…いや、斬り飛ばされたんだよな。知るか。」
「ひでぇ 「はぁ、お前ら、命乞いした人間助けた事あるか?」 …あ、ある!あるよぉ!」
「嘘つけ。どっちにしろ、縛り首だろ。おっさん頼む。」
「そういうこと。止血と」
”ぼうぅうじゅう”
火球の魔法が、傷口を焼く。こういった奴らにはこれで十分だろうさ。
「ぎぎやぁやぁ~」
「拘束よろ~」
そして一人、無傷で突っ立ったままの商業ギルドの職員。こちらと目が合うとにこやかに、
「た、助かりました、私、商業ギルド職員の 「しらじらしい。裏切り者の副ギルド長の手下だろ?」 …」
「おい!貴様ぁ!お前が持ってきた話だろうがぁ!」
ぎゃぁぎゃぁ暴露しだすお頭さん。庇うことも…って職員が先に売ってたもんなぁ。はぁ、醜い。
「お頭さんの言う通り。最初から見てるんだよ。こっちはね。認めれば殺さん」
「お、横暴だ!訴えるぞ!」
「…死人に口なし。ここで死ぬか?」
どのみち、死罪だけどな。親分さんに渡しても…
「…う、た、助けて…」
「右手いらんだろ」
「ままて、」
”びきぎぎゅう”
思い切り槍を叩きつける。
「ぎにゃあぁああ~腕が、腕が」
おいらの腕前じゃ、骨は砕けたが切断までは行ってない…まぁいいか止血っと。ふぁいあ!
「”じゅわいわいわ~”ひぎぃいい~」
「ハイ!職員さん。お聞きします。アジトはドコデスカぁ?」
「…」…。
「あらら。聞こえないのかな?トワ君、左手もいらないって。」
「了~解!」
「ま!まってくれ!言うから助けてくれ!」
「じゃ案内よろしく。騙したら首どっかいちゃうかもよ?」
「…わかった…こっちだ。」
「貴様ぁ!」
「はいはい君は静かに。うるさかったらここに置いていくよ。」
猿轡装着!
「うぐぐうぅ、おうぅうぐ…」
「いい子だね。アジトにあと何人?」
「…」
「職員さん知ってる?」
「…」
「もう死にたいのね。了解!」
「まってまって!」
「いい加減学ぼうよ。自分は斬られないって妄想よ?まぁ、親分は許さんと思うけど」
「…はい。街内にあります…あとは2人です…」
「はぁ?街内にアジトあるの?どゆこと?」
「…うぐぅううぐうううう!」
「うっさい!」
”ぷす”カシラの耳を槍で突く
「ぐんぐうぅ~…」
「で?」
「衛兵長と…商業ギルドの…」
ふむふむ。
「じゃ、馬の処に見張りは?」
「…二人」
雹とトワ君に合図。二人はコクリと頷き馬の繋いであるところに。
おいら?ここで留守番さ。剥ぎ取り…金目の物を頂くこと…しておいてと言われたが…死体だよ?当然ちゃ当然だけどぉ。心細いよぉ。血の匂いを嗅ぎつけて魔物がきたら…怖いよぉ~。早く帰ってきてね!
5分くらいして…
「父さん終わったよ。ただ…女の人族が3人いた。あと、俺たち馬車、動かせないんだけど?」
葉ぁ?何で馬車?と思ったが…いい身分だな!おい!ちっ!…い、いや、おいら達の前に襲撃された可能性だってあるな。落ち着こう。ひっひっふー。
「…そだね。父ちゃんも無理だわ。職員さんどう?」
「…動かせます…」
「じゃ、行こうか」
雹に案内させ、頭目とギルド職員を小突きながら続く。
馬車のわきに布に包まる女性が3人。首を斬られた男5人…
「おい?2人って言ってなかった?」
「…勘違ぁ~”ぴゅん”いいいぃ~~~」
耳が飛ぶ。この!
「よくも息子たちを危険に晒してくれたな?今は”腕”は必要だから耳だけど…着いたら…もらう。」
「お願いです…おね”パン”」
「うっるさい。この女の中に仲間は?」
「…」
「いるな?」
一人ずつ目を覗きながら…
「盗賊の女は?」…
どいつもこいつもまっかっか。怯えた表情でも、その目には隙を見せたら一撃を食らわせて逃げようという気で満ちている。
「なんだ全部か…」
「違います!」
「私たちは街から連れて…」
「…じゃ、街の住人も心配してくれてるな。悪い事してなけりゃ迎え入れてくれるだろ。」
「「「…」」」
「一応拘束はさせてもらうぞ。動けば殺す。」
「「「…。」」」
全く…心配して損したわ。てか、遠足気分で襲撃か?腐ってやがる。こいつら。
「トワ君、馬車、良い方だして。」
「おっけ~」
「職員さん、馬の換装よろしく。おいらにも教えてよ。」
「「俺も」」
「…はい。助け…」
「だ~め。でもちゃんと命令に従えば…良いことあるかも?」
「…はい!」
みっちりと馬具の使い方を教えてもらう。ついでに馬の乗り方も…鐙ないのね…乗れるか!…雹は乗ってるけど…
「父さん、馬飼えないかなぁ。」
一回りデカい赤い、紅の毛の馬の鼻先を撫でながら雹がいう。
「赤兎馬か!」
「せきとば?」
「いや、心の声がでた。大昔に最強の武人が乗ってた馬なんだ。真っ赤に燃えるような赤く大きい馬だったと。スタミナもスピードもある化け物馬だったとね」
サラブレッドあたりだろうね実際は。中国人だって小さかったんだろうから。演技なんかの尺寸だって現在とだいぶ違うし。キラキラした目で馬をみる雹。
「乗れるの?」
「うん!なんかよくわからないけど…曲がりたい方に行ってくれるような?だめ?」
「…方天画戟を持たせねば!」
「おっさん。そこは青龍刀だろ?」
「トワ君ロマンだな!で、トワ君は乗れそう?」
「おう。もうちょいかな。案外馬ってかわいいな。俺も飼うかな?」
「せいりゅう?がげき?なに?」
「さっきの話の武将の武器。槍の横に刃物がついてるのや、グレイブ?のどでかいやつ。馬の上で振るうかんじ?」
「よくわかんないけど…なんかかっこいいね!」
「雹…それが”漢””ロマン”だ!」
「応!」”ははははは”
「おっさんおれ、こいつ飼うわ。黒くてでかいから…」
「ダメだよトワ君…」
世紀末覇者のと一緒じゃ…
「…疾風にする」
「父さん?」
「いいよ。ちゃんと世話しろよ?」
「うん!じゃせきとばで。」
「雹、”ば”は馬って意味なんだ。セキトだな。」
「わかった。赤兎よろしくね。…それで、赤兎ってどういう意味?」…
「赤いうさぎ。ぷくす」
トワ君…国民的カップ麺みたいに言うなよ…が、赤いのだ!3倍速いぞ!
「ええ~~~!」脱線…
馬車に拘束した盗賊を詰め込み、御者台においらと職員。操馬を教わる。疾風にトワ君、赤兎に雹。
もちろん、それぞれワンコ装備だ。お子ちゃまが大人しくするわけがない!
戻った時はワンコ爆睡してたよ…起こして軽くおやつ食べて、再びエキドレアに向ってゴーだ。
本日もお付き合いいただきありがとうございました。またのご来店をお待ちしております。




