うちの子、可愛いだろぅ~
いらっしゃいませ~
ぐっとも~にんぐ!朝だ!
昨晩はとんでもないことをしてしまった。後悔で眠れないと思ったが…爆睡してしまった。は、ははは。
今日はこの後、セツナさんの件があるので屯所はお休みだ。
雹と一緒に朝飯前の鍛錬にむかう。
すでに庭ではトワ君、セツナさんが手合わせを。
「おはよ~昨日はよく眠れましたか?」
「「おはよう~」」
「おじさま、お世話になりました。ええ、近々で一番よく眠れましたわ。」
「セツナさん今後のことですが、食後にでも…」
「ここにいてはダメでしょうか?」
へ?
「と、とんでもない!こっちが勝手に…できる限りのことは…日本は無理でも送還の 「昨日も言ったとおり、あの世界は嫌!。この世界で生きていくわ。」 …はい」
「おっさん、あきらめろ。強情だぞ姉貴 ”ばし!” 痛って~な!」
「姉貴じゃなくて、『オネエチャン』か『オネエサマ』。OK?」
「はぁ?…チンチクリ ”バキィ” 痛ええ~ 「OK?」 …OK…」
じゃれてるのか?ま、良きかな。
「トワ兄の姉さん?じゃ、セツナ姉さんか…」
「雹く~ん、そう!そうよ!お姉さんよ!可愛いぃ~♡」
ちんまい女の子が背伸びして雹の頭をなでてる…微笑ましい。
「コホン。さぁ、練習すっか。」
…セツナさん、さすが”勇者”。絶技だな…全く見えん…トワ君もドン引きだ!雹は尊敬の眼差しってやつか。もちろんおいらもドン引きだ。
おいらは少し早めに切り上げる。ビルックも起きた事だろう。朝飯だ朝飯。
「「「パパ!おはよ~」」」
お!マイキティズ!
「うわ~~~~~ぁ~~~なんです!なんです!この可愛い生き物は!なんですかぁーーー!!!!」
予想通りセツナさん崩壊、さすが!マイキティズ!破壊力満点だ!
「「「…ぱ、パパ?」」」
脅えないでマイキティズ!怖ええよ!セツナっち!
「…大丈夫だよ。このお姉さんはトワ兄のお姉さんだよ。」
「トワ兄ホント?」
「おねえさん?」「ほんとに?」
「…不本意ながら…このちんちくりんは俺の姉さんだよ。ホントに。セツナ姉さんだ」
軽く毒吐いてるが今のセツナっちには聞こえてない。
「「「セツナおねえちゃん!」」」
”ぶっは!”
ぅん?
「…可・愛・い…」
おいおい…勇者様、鼻血でてるぞ…しかも両方から…
「おっさん、悪い…姉さん、可愛いもの集めるの趣味なんだ。しかもモフリスト。」
「うん、わかってた、昨日から…」
「父さん、朝食の準び 「おおお~子豚ちゃん?はぁ、ここは楽園かぁ!」 …朝食…」
ビルック引くな。セツナっち。豚耳をコリフニしてご満悦の様子。
「コホン。あとで紹介するから…朝食にしよう。’ここあ’、’ちょこ’もおいで。」
「!っきぃやぁー可愛い!、?な?なに!このちっこいのも!」
あ!ちっこい妖精もみっかった…ダッシュで散っていく…
セツナサン…怖いです…
食後、キティズに引っ付いてるセツナっちを引きはがし、お話タイムだ。泣きそうだな…セツナっち、後でモフれ!
「じゃ、今後のことについて相談したいと思います!まず今回の召喚について、改めてお詫びします。すいませんでした!」
「はい。もういいですよ!」
「おっさん、記者会見みたいだな!」
「ええ~。で、セツナさん召喚に至った経緯についてですが、私どもの家族の経理、執事的な?子供たちの世話、教育のできる方、武術、護衛できればなお良し!女性型に来てもらうよう願いました。」
「…おっさん。そんなの来たら、制御できんだろうに…豚と一緒だぞ?」
「その通り。面目ない。最初コアによる魔物の構築・作成だと思ったんだ。ダンジョンモンスターとして。それであれば制御できるでしょ。
…結果、召喚だったんだ。要望が多すぎたんだろうね。途中で召喚術破棄したんだけど…セツナさんがぶち破って降臨されたんだ。」
「そうか…確認は必要だね。ってか、空間ぶち破ってくんなよ!姉さん!」
「しょうがないでしょ!召喚!て喜んだら途中で止まるし…妙な空間に悪魔もいたんだぞ!困るわ!」「悪魔?それにしてはおっさん、邪念がねぇな!」
…するどいな…
「…はて…」
「…おっさん、目が泳いでんぞ。巨乳とか、爆乳とか?豊乳とか?」
っく!伊達に長い付き合いじゃねーな!こいつわ!
「…そんなことは…あ!執事、羊ぷぷぷ…とは思ったよ?…巨乳なんて…」
「あああ!それでか!」
どうしたセツナっち!
「どうした?姉さん?」
「羊角の超爆乳美女悪魔が先にいたの。襲ってきたから経験値になってもらったわ。それでかぁ。」
じろり。
「…そ、う…。で、でも、時間…」
「おっさんの被害者だな…南無~」
な、なんてこった!もう一人の被害者が!でも、時間が合わない!おいらのせいじゃ…
「時間?異次元よ。こっちで一瞬でも。中々いい戦いだったわよ。ごちそうさまぁ。美味しく頂きました~。はい、お釣りね!オ・ジ・サ・マ。」
とポイ。アンモナイトのような立派な角、一対だった…
「…暖炉の上に安置して弔おうと思います…生涯…」
「それで、あね、姉さんはどうするの?」
「決まってるじゃない。こっちで隠居生活をエンジョイよ!そだ、先に解呪たのもうかな?トワいい?」
「おっけ!ほら、おっさん、いつまでもいじけてないで魔力よろ~」
うっさいわ!爆乳悪魔さん…フォーエヴァー!
「…魔力~送りまぁす…」
「…まぁ、いいか。いくぞ姉さん?」
「ばっちこ~い!」
…解呪完了。
「すごいね。物量で来るとは思わなかったわ。力で呪いを調伏って…」
「おっさんありきの力業。他にも魔石に魔力込めて爆弾にもなるんだぜ!」
「ほほぅ。ロマンですな!」
…ロマンのわかる子?
「では、お任せしても?」
「無問題。こちらの文字なんかもアップデートされたようだし?教えることも可能ね。なんなら、武術や、魔法も指導するわよ?」
…おチビ達の教育についても話し合った。週に2~3日くらいは孤児院に顔を出すことや、なるべく引きこもらないようにしようと。
家のこと、特に家計についても任せた。この家の主として君臨してくれるであろう。
身分証なぞはいらん!と言ったが、この後、マシューさんとこに行って申請、その後ドワーフさんの所に寄る予定とした。
「それで、そちらの方が、トワ君の実のお姉さま?」
「はい。ちこのんちく ”びし!” 痛っ…肉親です。」
こりんやっちゃな…トワ氏
「セツナです。初めまして」
「姉弟で、勇者なんてよっぽど良い血筋なんですね」
ごもっとも。
「さぁ、これと言っては」
「…セツナさん、お姉さんの割には姿かたちが…それに召喚陣はすでに…」
そう言っておいらを見るマシュー女史。照れるぜ。
「姉は俺より5年先に、ここではない別の世界に召喚されたそうです。そこで… 「そこで、ロリコン伯爵に神薬飲まされてこんなナリに。まったく大したことはされなかったけど…腹立つ…ぶち殺したいわ!」 …だそうです。」
「…それは、災難だわね。…で、こちらへは?」
「その世界とこの世界は近い次元、あり方だったようで、ひょんなことから、空間をぶち破って。こちらに…。」
「…ひょんなこと?…」
ジト目やめて、
「憶測ですが、トワ君の認識では突然の消滅だった訳で…姉に”逢いたい”愛が作用したのではないかと。素晴らしき姉弟愛が!…」
「…おっさん(…なに演説ぶっこいてんだよ!おっさんの巨乳暴発じゃねーか!)」
な、なにかな?トワ君。そのジトジトの視線わ…
「はぁ、解かったわ。身分証ね?」
「ご明察。」
「トワ君達みたいに、高次教育受けてるよね?ギルド所属で良い?できれば月に一日手伝ってくれるとありがたいのだけれど」
「私?大丈夫よ。おチビ預けたら顔だすわ。分析解析ランドマーク何でもござれ!」
「頼もしいわね!期待しちゃうわよ?」
盛り上がってるな。
こそこそ…
「と、言ってるけど大丈夫なん?お宅のお姉様は?」
「姉貴ああみえて、M〇T行ってたんだ。それで飛行機に。」
「M〇T?…マサ〇ュー〇ッツ工科大学か!」マジか…
「そそ。」
すげぇな…何がって?ふっ、おいらごときじゃ凄いという事しかわからんわ!
「…うん?…ちなみにトワ君志望大学はどこぞ?」
「ん?京大?」
おふぅ…なんたるエリート姉弟。あれ?…諸星…って…
「…ちなみに防衛大臣やってた、名物大臣ってさぁ…?」
「ああ、俺の爺さんだ。面白い爺さんだぞ。」
ってことは前総理の親戚、遡れば偉人もぞろぞろ…ってことで…しっかり、特別な血筋でした!さすが!勇者様!
「そんな家系の2人が消えたなんて…大騒ぎだな…」
「うちの家系って、大昔から、放浪癖?があるとか?結構行方不明多いんだよ。今思うと、召喚されてたかも。まさかだよね~」
「…そうなんだ…実感、実体験しちゃったね。」
「まぁ、兄貴二人いるから大丈夫だろ、あっちは。案外、前鬼畜勇者、ご先祖様の親族かもなw」
今明かされる衝撃の事実!召喚体質?だから、セツナっち引っかかったのか?推測の範囲を出ないが…
なにやら、むこうも握手してる。なんらかの商談が成立したのだろう。
「なかなかやるわね~」
「そちらこそ~」
「「ふふふふふ」」
目が笑ってない…怖ええ。
「で、ミッツさん、報酬は3回追加でいいわね。」
「ふえた?」
「今回も私の裏書付けるわ。」
「はいぃ~~お願いしますだ~」握手
「商談成立ね」
「ハイ…」
「ワイン期待してるわよ~。」
「ハイ…」
「おチビちゃん達の書類は一週間くらいね。お姉さんのは…5日くらいかな。」
「ハイ。了解です!」
「前金はどうする?」
「セツナさんのはまだか…じゃ、とりあえず、1000000K、小金貨で。」
「了解~期待してるよ~」
取りあえずセツナっちの必要なものを買い物だ。
「そうそう、マシューさん。糸や布地ってどこで売ってます?」
「被服店か問屋。一般的なものならギルドでも購入可能よ。」
「下でいいです?」
「ええ」
「ありがとうございました」
部屋を出て、購買カウンターへ行き、針、糸、布地、綿を適当に購入した。
「セツナさん、必要なものがあれば買っておいてください。服でもなんでも。」
「大抵のものは”収納”に入っているわ。お気遣いなく」
「とりあえず500000K渡しておきますね。」
小金貨50枚渡す。
「いいのかしら?」
「いいのです。お金がないと始まりませんし。」
「あね、姉さんの”収納”も無限?」
「ええ。時間停止付き、”無限収納”ね”生き物”は入らないから不便なのよ…細胞の死をもって”無生物”とみるのか…獲物を直ぐに入れられない…とにかく不便。」
「お!俺のが上位だな!すぐに入れられるぞ。…ごっそり虫出てくるけどな…」
「トワの分際で生意気ね!」
仲のいい兄妹いや、姉弟だな。
「はいはい。町で買い物しながら次に行くよ~」
「おっけ~」
お次はドワーフさんのとこか。リュックの試作もできている事だろう。楽しみだわ。
本日もお付き合いいただきありがとうございました。またのご来店をお待ちしております。




