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第31話  騎士王とは霊長類最強なのではと考えに至った。の話

改稿済

「というか! 黒杉さんは、なんでちゃっかりドラゴンを仲間にしてるんですか! よりによって、この施設でも上位に入るくらい強い魔物なんですがぁぁ!! あなたはモンスターテイマーじゃないでしょ!? 村人なんでしょ!!」


「え? そうなの?」


……まぁ、正確にはドラゴンに変身した鵺なんだけど。


いや、それ以前に待て。


ファノンはドラゴン級。

クレナも意思を持つ伝説級の武器。


……あれ?


俺、戦わなくても良くない?


「もしかして俺、後ろで応援してるだけで全部解決するんじゃ……?」

「させません!!」

「ごしゅじんも戦ってほしいのだ!」


二人に勢いよくツッコまれてしまった。

正直、アイリスも含めると、俺が一番最弱なんだよな……。

というか――周りに強い奴が集まり過ぎ問題がある。


そんなことを考えていると、雷嘉が水嘉へ小さく視線を送る。

その合図だけで、水嘉はぴたりと足を止めた。


「ふぇ?」


一歩、前へ出る。

そして、俺たちの真正面へ立ちはだかった。


「ふええええぇ……すぅー……」


大きく息を吸い込み、静かに目を閉じる。

小さな拳を握り締めると、周囲の魔力が渦を巻くように拳へ収束していく。


(……おいおい)


嫌な予感しかしない。

俺は思わず額に冷や汗を浮かべた。

一方、ドラゴンへ変身したファノンは容赦なく突撃する。

巨大な翼が風を切り裂き、獰猛な咆哮を上げながら一直線に水嘉へ迫る。


距離は十メートル。


五メートル。


三メートル。


そして――残り一メートル。


その瞬間だった。


「……っ!」


水嘉の瞳が開く。

普段の眠たそうな垂れ目は跡形もなく消え失せていた。

そこにあったのは、鬼神すら怯ませるような鋭い眼光。

全身から放たれる圧だけで、空気が震える。


「ぎゃっ!?」


その目を見た瞬間、ファノンの表情が引きつった。

本能が危険を察知したのだろう。

慌てて翼を広げ、急ブレーキを掛けようとする。


しかし――遅い。


高速で突っ込んできた勢いは止まらない。


「ふぇぇぇぇぇぇ……」


可愛らしい声とは裏腹に、水嘉は静かに腰を落とした。

拳をゆっくり引き絞る。

その一撃に込められた魔力だけで、足元の地面がミシミシと悲鳴を上げた。


「魔邪流殺法――」


その小さな拳が放たれる。


一鬼痛貫イッキツーカンッ!!」

「がぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?」

「うぉぉぉぉぉっ!?」


バゴォオオオオン!!


水嘉の拳がファノンの顔面へ深々とめり込む。

まるでどこぞのバトルアニメのように、拳の形がそのまま顔へ刻まれた。


次の瞬間――


ドゴォォォォォォン!!!


衝撃波が爆ぜ、水嘉の足元を中心に地面が蜘蛛の巣状に砕け散る。


「え、ちょっ――」


そのまま水嘉は腰をひねり、全身の力を乗せて拳を振り抜いた。

巨体のドラゴンが、まるで紙飛行機みたいに宙へ舞う。

当然、その背中へ乗っていた俺も運命共同体だ。


「うわあああああああああああっ!!」


俺とファノンは仲良く吹き飛ばされ、森の中を何度も跳ねながら転がっていく。

俺は辛うじて茂みに突っ込み、葉っぱがクッションになって助かった。


しかし――


ファノンだけは違った。


ゴロゴロゴロゴロッ!!


勢いよく後転しながら転がり続け、


ドガァァァァン!!


巨大な岩へ真正面から激突。

岩は粉々に砕け、そのまま瓦礫の山の下敷きになった。


「ファ、ファノンーーーっ!?」


思わず叫ぶ。

いや、だって。

あのドラゴンが殴り飛ばされるとか、誰が予想できるんだよ!


すると――


ガラガラガラッ!!


瓦礫が勢いよく吹き飛び、小さな影が飛び出してきた。

ドラゴン姿を解除したファノンだった。

涙目になりながら一直線に駆け寄ってくると、そのまま俺のコートの中へ潜り込み、ブルブル震え始める。


「うわあああああぁぁぁん!! ご、ごしゅじんしゃまぁぁぁぁぁ!!」


ぎゅうっと俺へしがみ付きながら、半泣きで叫ぶ。

その姿は幼稚園児が転んで泣いてるようにしか見えない。


「あ、あの化け物は何なのだぁぁぁぁぁっ!!」

「……」


いや。

それ、お前が言うセリフなのか。

仮に妖怪なのに、"化け物"と言わせる大聖女って、一体何なんだよ……。


だが、ファノンの言葉もあながち間違いではなかった。

さっきまでの水嘉は、優しさの象徴とも言える大聖女だった。

しかし、拳を放ったあの一瞬だけは違う。

あの穏やかな垂れ目は鬼神のように鋭く吊り上がり、放たれた覇気だけで空気が震えていた。


……あれを大聖女と呼ぶには、あまりにも物騒すぎる。


「ふぇええええぇぇ、化け物じゃないですよぉ」


パキポキッ


本人は、いつもの泣きそうな声とは似つかわしくない言動。

……水嘉の言葉に説得力は一ミリもない。

ついさっき、ドラゴンを拳一発でホームランした人が言う台詞じゃない。

しかも本人は、自分が何をしたのか全く理解していない様子だった。


(実は大聖女じゃなくて、鬼神とか拳聖とか、そっち系にジョブチェンジした方がいいんじゃないか……?)


俺は本気でそう思った。

少なくとも、「大聖女」という肩書きから連想する人物像とは百八十度違う。

身の危険を察知した俺は、そっとファノンを抱えたまま水嘉から距離を取った。


「よくやった、水嘉」

「ふぇえええぇぇ……雷嘉お姉ちゃん」


雷嘉は優しく微笑み、水嘉の頭をぽんぽんと撫でる。

傍から見れば、姉妹の仲睦まじい微笑ましい光景だ。


……普通なら。


だが、俺の脳裏には、ついさっきドラゴンを岩まで吹き飛ばした光景が焼き付いて離れない。

どう考えても、今一番近づいちゃいけない姉妹だった。

そんな俺をよそに、雷嘉は腰へ手を伸ばす。


スッ――。


取り出したのは、巨大な盾と一本の剣。

そして、にこやかな笑顔のまま、こちらへ向き直った。


「まったく、黒杉さん。修業中だというのに、仲間を増やしてどうするんですか?」

「いや、三人がかりで俺を殺しにかかるのもどうかと思うぞ」

「修業ですから」


雷嘉は呆れたように肩をすくめる。

次の瞬間だった。


ブォンッ!!


轟音と共に、巨大な盾が一直線に俺へ向かって飛んできた。


「っ!?」


速い――!

反射的に身を捻り、回避しようとする。

だが、その瞬間。


「……え?」


目の前にあったはずの盾が、忽然と消えた。

消えた……いや、違う。


視界から外れた、その一瞬。


「――そこです」


耳元で声がした。


「なっ――!?」


気づいた時には、雷嘉が目の前まで踏み込んでいた。

飛ばした盾を囮に、その陰へ身を隠し、一気に間合いを詰めてきたのだ。

振り上げられた大剣が、容赦なく俺へ叩きつけられる。


「ごしゅじん! あぶないのだ!!」


ファノンの悲鳴が響く。


(しまっ――!!)


咄嗟に刀を抜き放ち、頭上へ掲げる。

分かってる!危ないことくらい、見れば分かる!!

俺は咄嗟に刀を抜き放ち、振り下ろされる剣を受け止めた。


ガギィィィィン!!


金属同士がぶつかる轟音が森へ響く。


「ぐっ……!」


重すぎる。

刀越しに伝わる衝撃だけで腕が痺れ、足元の地面がミシミシと悲鳴を上げる。

雷嘉は細い腕とは思えない膂力で、そのまま力任せに押し込んできた。


「まだまだですよ♪」

「うおっ!?」


嫌な予感が走り、俺は力比べを諦める。

刀を滑らせるように受け流し、その反動を利用して大きく後方へ跳んだ。

もし、真正面から受け続けていたら――間違いなく刀ごと叩き斬られていた。


「……この姉妹達、脳筋しかいないのか?」


思わず本音が漏れる。

細い腕。華奢な体格。

どう見ても力自慢には見えない。


なのに、一体どこにあれだけの怪力を隠しているんだ。

もはや魔法とか筋力とかいう話じゃない。

物理法則そのものを殴り飛ばしている気がする。


それを追撃するように、紅嘉と水嘉が左右から一気に飛び込んでくる。


「クレナ!!」


俺が叫ぶと同時に、黒姫ノ紅が眩い紅い光を放った。

その光は瞬く間に人の姿へと変わり、クレナは俺の前へ降り立つ。


「ご主人様!」

「紅嘉は任せた!」

「はい!」


返事と同時に、クレナは迷いなく紅嘉へ駆け出した。

一方、俺は肩にしがみついていたファノンへ視線を向ける。


「ファノン! 水嘉を頼む!」

「任せるのだ!」


今度はと再び鵺化したファノンが地面を蹴り、水嘉へ向かって一直線に突撃する。

戦場は、一瞬で二対二へと分かれた。


ギィィィィン!!


クレナの腕が紅く輝き、刃へと変化する。

紅嘉の剣と真正面から激突し、激しい火花が辺りへ飛び散った。


「やるな!」


紅嘉が口元を吊り上げる。

クレナも一歩も引かず、鋭い眼差しで睨み返した。


「ご主人様には……指一本、触れさせません!!」


その一言には、揺るぎない決意が込められていた。

ファノンは水嘉へ向かって一直線に突撃した。


しかし、真正面からぶつかることはしない。


水嘉の目前まで迫った瞬間、その巨大な身体が黒い霧へと溶けた。


「ふぇっ?」


一瞬だけ、水嘉の視界からファノンが消える。

次の瞬間。


「キシャアアア!」


背後から巨大な尻尾が唸りを上げた。


ドゴォォォォン!!


不意を突かれた水嘉は、そのまま岩へ向かって吹き飛ばされる。

轟音と共に岩が砕け、土煙が辺り一面へ舞い上がった。


「グルッ!(やったのだ!)」


得意げに胸を張るファノン。


「おいバカ!」


思わずツッコむ。


「その台詞はフラグだからやめろ!」


案の定だった。

モクモクと立ち込める砂煙の中から、小さな影が飛び出す。


「ふぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」


水嘉は地面を蹴ると、今度は一直線ではなく、木を踏み、岩を蹴り、ジグザグに跳び回る。

その動きに、一瞬だけファノンの視線が遅れた。


「ガルッ?」

「ふええええええ!!」


その隙を突き、水嘉の頭突きがファノンの腹へ炸裂する。


ゴバァァァン!!


「ぎゃるるるるるるーーーっ!?」


今度はファノンの巨体が宙を舞い、そのまま木々をなぎ倒しながら吹き飛んでいった。

その衝撃でファノンの巨体が大きく仰け反り、


「キシャアア!!(さっきの恨みを晴らしてやるのだあああ!)」


今度は二人まとめて吹き飛んでいく。


ドガガガガガッ!!


木をなぎ倒し、岩を転がしながら、互いに絡まるように転げ回る一人と一匹。

もはや戦いというより、怪獣映画だった。


「……」

「……あっちは、あっちで大丈夫そうだな」


いや、色んな意味で大丈夫じゃないけど。

そんな二人(?)を横目に、俺の前には剣を構えた雷嘉だけが残る。


気付けば戦場は自然と一対一になっていた。


「さて……続きといきましょうか、黒杉さん」

「全然嬉しくねぇ……」


俺は刀を握り直し、雷嘉と正面から向き合った。

俺と雷嘉が一対一の状況になっていた。

相変わらず剣と剣がぶつかり合い、互いに鍔迫り合いとなる。


だが――押される。


「ぐっ……!」


じり、じり、と俺の足が地面を削りながら後退していく。

細い腕とは思えない怪力だ。


「私はこう見えても、毎日ちゃんと鍛えてますからね♪」

「鍛えたら、そうなるのかよ!!」


どんな筋トレを積めば、こんな細腕で俺を押し負けさせられるんだ!

力比べでは勝ち目がないと判断した俺は、咄嗟に雷嘉の腹へ向けて蹴りを放つ。


「はっ!」


しかし雷嘉は一歩だけ後ろへ引き、その勢いを受け流すように軽々と回避した。


「女の子にキックなんて酷いですねぇ」

「何言ってんだよ!!」


思わず声を荒げる。


「目の前にいるのは女の子じゃない! ゴリラだ!! しかも剣で殺しに来るゴリラだ!!」


その瞬間。


ピキッ。


……何かが割れるような音がした。


「…………」


雷嘉を見る。


笑っている。

口元は、確かに笑っている。

だけど――目だけが笑っていなかった。

しかも、うっすら涙目になっている。


(……やべ。)


今のは、言い過ぎたかもしれない。

だが、もう遅い。


「……誰が、ゴリラですって?」


雷嘉が静かに呟く。

その声は小さい。

なのに、背筋を氷でなぞられたような寒気が走った。

笑っている。

確かに笑っている。


――だが、目だけは笑っていなかった。


「……あ」


しまった。

そう思った時には、もう遅い。


ブォンッ!!


轟音と共に、雷嘉が盾を投げ放つ。


「っ!?」


速い――!!

そう認識した瞬間には、もう腹へめり込んでいた。


「カハッ……!?」


鈍い衝撃と共に、胃の中身が逆流する。

息ができない。

身体が紙切れのように宙へ弾き飛ばされる。


(やばい……!)


目の前を高速で流れる景色。

このままじゃ、どこかへ激突する。

俺は必死に意識を保ちながら、まだ前方を飛び続けている盾へ視線を向けた。


「っ……!」


空中で体勢を捻り、飛翔する盾を足場代わりに踏みつける。

その反動で身体を回転させ、まるで体操選手のようにハンドスプリングを決めながら、盾の軌道から離脱した。

次の瞬間。


────ズガガガガガガガガガァァンッ!!!


耳をつんざく轟音。

振り返ると、盾は一直線に飛び続け、

行く手にあった巨大な岩を――


一つ、二つ、三つ、四つ、五つ……。


まるで豆腐でも斬るように粉砕しながら突き抜けていた。

砕けた岩が土煙を巻き上げ、森全体が震える。


「……」


俺は無意識に生唾を飲み込んだ。


(あれ……まともに食らってたら……)


肉塊どころじゃ済まない。

跡形もなく消し飛んでいたかもしれない。

背筋を冷たい汗が伝う。

恐る恐る後ろを振り返る。


そこには――


にこり、と満面の笑みを浮かべた雷嘉が立っていた。


「黒杉さん?」


今、この森で一番怖い存在だった。


「ふふふ……良いことを教えてあげますね」


雷嘉は優雅に微笑みながら、自分の盾を軽く叩く。


「この盾の重さ、約千キロあるんですよ」

「……せ、千キロ!?」


思わず聞き返してしまう。

いやいやいや。

それ、もはや盾じゃなくて建材だろ!?

冷や汗が頬を伝う。


(やばい……。)


ゴリラどころの話じゃない。

歩く災害だった。

雷嘉はそんな俺の反応を気にも留めず、今度は手に持った剣を持ち上げる。


「じゃあ問題です。」

「……え?」

「この剣は五百キロあります。」

「…………」

「何故でしょう?」

「さ、さぁ……?」


後ずさる俺。

問題を出されているはずなのに、全然頭へ入ってこない。

というか――


(俺の刀……よく折れなかったな!?)


むしろ頑張ったよ。

後で思い切り褒めてやろう。

雷嘉は楽しそうに人差し指を立てた。


「普通の剣だと、私が一回振るだけで壊れちゃうんです。」


「…………」

「だからハグレさんにお願いして、『今作れる中で一番丈夫な武器』を作ってもらいました」


にこっと笑う。


「その結果、普通の剣より百倍くらい重くなっちゃいました♪」

「"なっちゃいました♪"じゃねぇぇぇぇぇ!!」


思わず全力でツッコむ。


「その武器作ったハグレもどうかしてるし! それを普通に振り回してるお前もどうかしてるわ!!」


すると、戦闘中に俺が錬成して放置していた剣が地面へ転がっているのが目に入った。

雷嘉はそれを何気なく拾い上げる。


「ちょうどいいですね」


そう呟くと、軽く剣を構え――。


「ふんっ!」


ブォンッ!!


剣が振るわれた瞬間、俺の頬を凄まじい風圧が掠めた。


「っ!?」


思わず後ろを振り返る。

そこには――。


ズガァァァァァン!!


俺の何十倍……いや、百倍はあろうかという巨大な岩が、まるで豆腐でも斬ったかのように真っ二つになっていた。

斬撃の余波だけで周囲の木々が揺れ、粉々になった岩が轟音と共に崩れ落ちる。


パキンッ。


雷嘉の手にあった剣は、その一振りに耐えきれず粉々に砕け散った。


「ありゃ」


雷嘉は砕けた剣を見つめ、小さく肩をすくめる。

おいおい!一応【万能EX】【鍛冶EX】【錬成EX】で作ったものだぞ!?

そう簡単に壊れないはずなんだけど!??


「外しちゃいましたかぁ。それに……」


砕けた剣を見て、少しだけ残念そうに呟く。


「武器も壊れちゃいましたね」

「……」


いや。

壊したのお前だからな!?

しかも、あれだけの威力で外してるってことは……

当たっていたら、俺は岩と同じ運命だった。


背筋を冷たい汗が伝う。

ゆっくりと雷嘉へ視線を戻す。

彼女は、にこりと笑っていた。


優しく、穏やかに。


――目だけは全く笑っていなかった。


(拝啓、母さん、父さん。俺は今、とても可愛い女の子に殺されそうです。)


雷嘉は剣の柄をくるりと回しながら、一歩。

また一歩と、ゆっくりこちらへ近づいてくる。


「さぁ、黒杉さん♪」


その笑顔のまま、優しく語りかける。


「一緒に修業しましょう?この機会にデートでもしてみます?」


さらに一歩。


「今度は、みっちり女の子の扱いも教えてあげますから」

「ひぃぃぃぃぃっ!?」


その歩き方はまるでホラー映画の怪異そのものだった。

走れば逃げ切れそうなのに、何故か絶対に逃げられない。

そんな理不尽な恐怖だけが全身を支配する。


そして、その日――


森中へ俺の情けない悲鳴がいつまでも響き渡った。


俺は、この日を境に「言葉は選んで使おう」と固く心へ誓った。

ぎゃるうう!

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