第27話 料理は心の栄養、戦う相手は腐っても剣聖だったの話
26/06/22 改稿済
あれから一週間が経った。
俺とクレナは、何とかあの規格外悪魔三姉妹から逃げ延びることに成功していた。
この一週間で、この訓練所について色々なことが分かってきた。
まず、このフィールドは異常に広い。
森、湖、谷、砂漠――そして、それ以外にも地域が存在しているらしい。
地下施設のはずなのに空には太陽と月があり、季節まで再現されている。
本当にどうやって作っているんだか……。
そして、この訓練所は自給自足が前提になっている。
つまり、食料は現地調達だ。
そのせいか、森には食べられるキノコや果実も生えているのだが――。
問題は、その中に普通に毒キノコが混ざっていることである。
最初は俺も気付かなかった。
だが、【探求の千里眼】で確認した瞬間、血の気が引いた。
何故なら――。
「ご主人様ー!キノコ見つけたー!」
クレナが嬉しそうに拾い上げたキノコの名前が。
【ワライダケ】だったからだ。
しかも、その周辺には【マヒダケ】やら【ネムリダケ】やら、危険な代物が普通に生えている。
俺は慌ててクレナを止めた。
あと一歩遅かったら口の中に入っていた。
本当に危なかった。
というか、訓練施設なんだからもう少し安全にしてくれないか?
なんでサバイバルと毒物知識まで要求されるんだよ……。
次に、この訓練所には野生の魔物や動物も生息している。
普通の魔物ならまだいい。
問題は、その中に英雄級の魔物が何体も存在していることだ。
正直、訓練施設に放し飼いしていいレベルじゃない。
そして、その中でも特にヤバい奴がいる。
初めて見た時は本気で目を疑った。
―――その時だった。
「ギャオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!!」
突如、空気を震わせる咆哮が響き渡る。
思わず空を見上げた。
そこにいたのは蒼い炎を翼に纏い、空の彼方を悠然と飛翔する一体の漆黒の竜。
その巨体は山にも匹敵し、羽ばたく度に青白い炎が尾を引く。
まるで空そのものを燃やしているようだった。
圧倒的。ただその一言に尽きる。
遠く離れているにも関わらず、本能が警鐘を鳴らしていた。
アレと戦うなと……絶対に勝てない。
そう確信できるほどの存在感だった。
「いや、どうやって隔離してるんだよ……」
思わず呟く、英雄級?
いや、あれ本当に英雄級で収まってるのか?
少なくとも今の俺が相手にしていい魔物じゃないことだけは分かる。
というか、訓練施設に置いていい生き物じゃないだろ。
この地下施設はいったいどうなっているんだろうか。
最初は精巧なホログラムか何かだと思っていた。
だが、一週間も生活しているとそんな考えは薄れていく。
空には朝になれば太陽が昇り、夜になれば月が浮かぶ。
風も吹くし、雨も降る。
季節の変化すら感じられるほど自然だった。
本当に地下なのか疑いたくなる。
そんな景色の中で、一つだけ気になる場所があった。
遠くの山の頂上。
そこには古びた寺のような建物が建っている。
最初はただの背景だと思った。
しかし、妙な違和感があった。
何故か、あそこだけ空気が違うのだ。
気になった俺は【探求の千里眼】を発動した。
「ッ!?」
次の瞬間。
目の奥を針で突き刺されたような激痛が走った。
思わず片目を押さえて膝をつく。
視界がぐにゃりと歪む。
その一瞬だけ、見えてしまったのだ。
山頂の寺の前に佇む巨大な影を。
それは狐だった。
いや、狐というにはあまりにも巨大で、異質だった。
九本にも見える緑の尾。
黄金色に輝く瞳に人を見下ろすような鋭い眼光。
まるで神話から抜け出してきた化け物だった。
そして、その存在と目が合った気がした。
その瞬間、俺は理解した。
「あそこだけは……絶対に近付いちゃ駄目だ」
理由は分からない、相手の正体も分からない。
だが、それだけは確信できた。
あの寺には、この訓練所で最も触れてはならない何かがいる。
その結果――。
軌光石が眩く輝き、新たな文字が浮かび上がった。
───対象となった全てのスキルが極限に達した為、以下のスキルが統一され、新しいスキルを習得しました。
対象スキル
・釣りEX
・料理EX
・木こりEX
・鍛冶EX
『万能』
・家事系スキルが大幅強化
・料理に一定時間のバフ効果が付与される
・鍛冶で作成した武器に補正効果が付与される
・釣った魚の品質が向上する
・伐採した木材の品質が向上する
・採掘した鉱石の品質が向上する
「万能……?」
思わず呟く。
名前だけ聞くと凄そうだが、説明を読む限り生産職特化のスキルらしい。
だが、その中でも気になる一文があった。
――料理にバフ効果が付与される。
「マジか?」
試しに採取したキノコや山菜を使い、簡単な炒め物を作る。
出来上がった料理を口へ運ぶ。
すると――。
「おっ?」
身体の奥から熱が広がる。
疲労が少し軽くなり、筋肉に力が漲る感覚。
まるで身体強化を受けた時のようだった。
「本当に効果あるのか……」
これは思った以上に便利かもしれない。
戦闘前に食べておけば、かなり有利になるだろう。
そうして俺がスキルの可能性を考えていると――。
「ご主人様の料理がもっと美味しくなるの!? やったぁ!!」
何故かクレナが大喜びしていた。
喜ぶところ、そこなのか?
どうやら森で採れた食材を使った料理は、クレナのお気に入りになったらしい。
小柄な見た目に反して、とんでもない量を食べる。
本当に驚くほど食べる。
アイリスと同じタイプだ。
というか――。
「武器って飯食う必要あるのか?」
ふと疑問に思う。
別に食べなくても問題ないはずだ。
だが、アイリスもそうだった。
恐らく食事は栄養補給というより娯楽に近いのだろう。
そんなことを考えていると。
「ご主人様! お代わり!」
空になった皿を掲げながら、クレナが元気よく言った。
「は?」
俺は鍋を見る。
そして再びクレナを見る。
「いや、もう無いぞ?」
「え?」
「というか、さっき結構な量作ったよな?」
十人前近くはあったはずだ。
俺は確かにそう記憶している。
しかし鍋の中は綺麗さっぱり空だった。
「もう全部食べたのか?」
「うん!」
満面の笑みだった。
「うん!じゃねぇよ!」
思わずツッコむ。
どこに入ったんだ、その量。
身体の大きさと摂取量が全く釣り合っていない。
クレナは少しだけしょんぼりした表情になる。
「えー……」
「駄目なものは駄目だ」
「むぅ……じゃあ我慢する」
口を尖らせながら渋々引き下がるクレナ。
だが、その視線は未練たっぷりに空の鍋へ向けられていた。
俺は小さくため息を吐く。
このまま好きなだけ食わせていたら、そのうち森の生態系が崩壊するんじゃないだろうか。
そんな不安が頭を過った。
薬剤師に転職したことで、新たにスキルを習得した。
・『調合』
・『薬草』
シンプルだが、今の俺には十分すぎるほど重要な能力だ。
俺はすぐに実験場所を探した。
そして運良く、滝の裏に隠れるような洞窟を見つける。
外界から遮断されたその場所で、俺は一週間ほぼ籠もりきりで調合と薬草の練度を極限まで高めていった。
「……できた」
ぽつりと呟く。
平らな岩の上には、いくつかの丸薬が並んでいた。
赤、青、黄、緑、白――色ごとに性質が異なる。
これらは全て、ステータス強化を目的とした薬だ。
試作にしては、悪くない出来だと思う。
この世界において薬剤師という職業は、本来「治療」に特化したものだ。
回復、解毒、病気治癒、状態異常の解除。
それが基本であり、常識。
バフ効果を持つ薬など、通常は作ることができない。
いや、正確には――作ってはいけないとされている。
理論上は可能だが、実用化できる者はごく一握り。
世界全体でも片手で数えられる程度だと言われている。
その中の一人が、フヴェルングにいるらしい。
「確か……アバダギさん、だったか」
研究者でありながら、禁忌級の薬を扱う人物。
若返りの薬すら作ったという噂がある。
まともな存在ではないのは間違いない。
そして同時に、この世界における“薬の限界”を超えている存在でもある。
俺は視線を岩の上の丸薬へ戻した。
「……試すか」
一口サイズの赤い丸薬を手に取り、躊躇なく口へ放り込む。
次の瞬間、身体の奥から熱が湧き上がった。
筋肉が締まり、感覚が研ぎ澄まされていく。
明らかに、ただの栄養補給ではない。
「成功だ……!」
思わず声が漏れた。
効果はおよそ十分。
短時間だが、戦闘前の強化としては十分すぎる性能だ。
赤は攻撃力、青は防御力、黄は素早さ、緑は回復、白は魔力回復。
用途ごとに分かれた、即効性の強化薬。
しかも一口で摂取できる。
戦場で使うには、あまりにも実用的すぎる。
(……やばいもの作ったかもしれないな)
そう思いながらも、口元が少し緩んだ。
使い方次第では、戦況をひっくり返せる切り札になる。
そんなことを考えていた、その時だった。
――ドォォン!!
洞窟の外から爆音が響く。
「……来たか」
砂煙と共に現れたのは、見覚えのある影。
紅嘉だった。
口元を歪め、獲物を見つけた獣のような笑みを浮かべている。
「みぃーつけた」
背筋に冷たいものが走る。
俺は即座に赤と青の丸薬を口へ放り込んだ。
身体が一気に軽くなる。
紅嘉の眉がわずかに動いた。
「うん?今なにしたんだ?」
紅嘉が目を細める。
「お前、一気に力が漲ってないか?」
「魔力感知できないのに分かるのか?」
「いや……魔力っていうより、もっと別の何かだな。よく分からんが」
興味と警戒が混ざったような声だった。
そして紅嘉は、右手に彼女よりも大きな黒鉄色の大剣を構える。
左手には歪な形状のナイフ、明らかに異質なのはナイフの方だった。
見た瞬間に分かる。
あれは当たってはいけない武器だ。
一度でも肉を裂かれれば、そのまま深く食い込み、簡単には抜けない類の刃。
まるで“喰い付くために作られた刃物”だった。
そして今まで意識していなかったが――。
紅嘉がまともな剣を使っている姿を見るのは、これが初めてかもしれない。
「オレは一週間ずーっと探しててな……正直、飽きてたところだ」
大剣を肩に担ぐように持ち上げる。
その動作だけで空気が重くなる。
「だからよ――簡単にくたばるなよ!!」
「速いッ!?」
次の瞬間には、もう地面を蹴っていた。
踏み込みと同時に空気が爆ぜる。
右手の大剣が地面を削りながら振り下ろされ、火花が散る。
ギギギギッ――と耳障りな音を立てて、大地に深い溝が刻まれていく。
(速い……!)
シルクほどではない。
だが、それでも十分に人間離れしている。
逃げ遅れれば、確実に斬られる速度だ。
「クレナッ!!」
「はいっ!!」
呼びかけた瞬間、右手の武器がわずかに震える。
だが、俺はすぐに“変形”させなかった。
(……まだだ)
この一週間で分かったことがある。
クレナの【黒姫ノ契】同調変形は、確かに強い。
だが、その分だけ俺の魔力を持っていかれる。
それに、今のクレナは実戦に慣れていない。
初手から頼るのは違う。
「いける……俺だけで止める」
来る――真正面!!!
大剣の軌道は読めている。
なら、"正面突破"だ!
「いくぞッ!」
俺は踏み込み、迎え撃つ体勢に入った。
クレナの刃が、紅嘉の大剣へ真正面からぶつかる――。
――速い。
だが、見えている。
(真正面だけじゃない……来るなら“もう一手”だ)
左腕を狙うナイフの気配を、俺はわざと無視した。
その瞬間だった。
「――ッ」
俺は一度だけ、後方へ跳ぶ。
逃げた――そう見せるために。
紅嘉の口角が上がる。
「逃げんのかァ?」
次の瞬間、俺は収納から短刀を二本抜く。
だが投げない。
構えたまま、わざと一瞬“遅らせる”。
(来い!)
紅嘉は笑いながら踏み込む。
大剣が振り上げられる。
その瞬間、俺は短刀を一気に投げた。
シュッ!!
しかし狙いは紅嘉ではない。
足元の岩だった。
ガキィン!!
短刀が岩に突き刺さる。
砕けた石片が視界を覆う。
「くだらねぇ小細工だなァ!!」
紅嘉は大剣を振るう。
その一振りで石片を吹き飛ばす。
だが――。
俺が欲しかったのは、その一振りだった。
「今だッ!」
俺は踏み込む。
距離が一気に詰まる。
(速さ勝負なら……この一瞬だけは俺の領域だ)
今度は赤と黄の丸薬を噛み砕く。
一瞬、視界が研ぎ澄まされ、全身が軽くなる。
世界の動きが“遅くなり"、地面を蹴る感覚が消える。
紅嘉の腕が振り上がるより早く……俺は“間合いの内側”へ入る。
――ズッ。
紅嘉の左腕がわずかに遅れる。
ナイフの軌道がずれる。
(見えた)
俺は体をひねって回避しながら、短刀を紅嘉の大剣の柄へ滑り込ませる。
銀閃と金属音が混じり、一瞬だけ、剣の軌道が“死ぬ”。
紅嘉の眉が動いた。
「……おいおい」
紅嘉の口元から笑みが少し消える。
「今のは偶然じゃねぇな」
「見えたからな!」
「へぇ……」
その目だけが細くなる。
初めて紅嘉が“獲物”ではなく、“相手”を見るような目をした。
だがすぐに笑う。
「いいじゃねぇか」
次の瞬間――力任せに押し潰される。
ガギンッ!!短刀が弾かれる。
距離が再び離れる。
俺は息を吐く。
(……一瞬しか持たない)
だが、それでいい。
“殺されないための一手”は打てた。
「クハハハ!!!楽しい、楽しいぜええええ!この金属音同士でぶつかるこの音がたまらないぜぇ!さぁ!戦いだぁああ!!」
「姉妹揃って、戦闘狂しかいないのかよ!!!」
紅嘉は迷いなく距離を詰めて右手の大剣で何度か叩きつけた後に、一撃を込めるように振り下ろしてきた。
空気が裂ける。
直撃すれば骨ごと叩き潰される一撃。
そのまま――真正面から受ける。
キィィィィンッ!!
金属が悲鳴を上げるような衝突音。
だが止めた。
――と思った瞬間だった。
ズブッ。
「っ――!?」
左腕に鋭い痛みが走る。
視線を落とす。
紅嘉の左手。
あの歪なナイフが、すでに俺の腕を貫いていた。
「いってえええええええええ!!?骨までいってんだろこれぇぇぇぇ!!?」
「ヒャッハアアアア!!滾る滾るぜえええ!!血を断ち、肉を裂くぜええええ!!」
「それを言うなら“肉を切らせて骨を断つ”だろうがァァァ!!」
叫びながらも、冷や汗が止まらない。
左腕が焼けるように熱い。
痛みだけじゃない。
力が抜けていく感覚がある。
(やっぱり……このナイフ、ただの刃じゃない)
握力が落ちる。
クレナを支える右腕にも負荷がかかる。
一瞬でも判断が遅れれば崩される。
俺は咄嗟に距離を取るため、【収納】から短刀を数本放つ。
シュッ、シュシュッ!!
しかし――。
放たれた短刀が銀閃を放ち紅嘉の前まで迫る。
しかし、笑ったまま大剣を一振りした。
キィンッ、キィンッ!!
全ての短刀が、空中で斬り落とされる。
まるで最初から軌道が見えていたかのように。
「なっ……!?」
「どうしたどうしたァ!!それだけかァ!!」
紅嘉は楽しそうに歯を剥く。
その動きは荒いのに、刃の精度だけが異常だった。
(速い、じゃない……読まれてる)
背筋に冷たいものが走る。
これはただの力押しじゃない。
紅嘉は笑い狂いながら大剣を振るい続ける。
だが、その動きは単純な暴力ではなかった。
一見すれば荒々しい剣撃。
しかし視線を落とした瞬間、背筋が冷える。
地面に落ちた短刀。
それらはすべて――“同じ位置で、同じ角度で”真っ二つにされていた。
偶然ではない。
すべて計算されたような、異常なまでに均一な斬撃。
(……こいつ、本当に“剣聖”だったか)
荒いのに、精密すぎる。
暴力と技巧が同居している、理解しがたい剣だった。
そして何より、紅嘉の剣は止まらない。
遊びではない、鍛錬でもない。
これは明確に、“殺し合い”だ。
今まで相手にしてきたシルクとは違う。
あの人の戦いには、どこか余裕があった。
だが、目の前のこいつにはそれがない。
一切の躊躇がない。
「……っ」
喉の奥が乾く。
その時だった。
ふと、シルクの言葉が脳裏をよぎる。
――『僕は、これが本当に殺し合いでしたら、使えるものは全部使いますけどねー』
「……そうか」
小さく息を吐く。
指先の震えが、ゆっくりと収まっていく。
そうだ、これは訓練じゃない。
試合でもない。
目の前の相手は、本気で俺を殺しに来ている。
なら、俺も、それに応えなきゃいけない。
「……分かった」
視線を上げる。
紅嘉を見る。
【収納】から丸薬と刀を取り出し、丸薬を嚙み砕く。
力が抜けていた握力が一時的に戻る。
再び刃を向けて戦闘態勢になる。
「なら、こっちも遠慮はしない」
「……!」
ほんのわずか……空気が変わる。
鋭い眼光を向ける。
それを察知したのか、紅嘉はニィっと笑う
だが確かに、戦場の温度が一段上がった。
―――――――――――
【黒杉 陽一】
職業 村人
LV30
HP3000
MP5000
SP2700
攻撃 700
防御 500
魔力 4000
精神 2700
素早さ 600
器用さ 3000
運 15
・「極限砲撃」
・「極限投擲」
・「探求の千里眼」
・「万能」
「収納・EX」・「錬成・EX」・「調合」・「薬草」
「十文字切り」、「スラッシュ」、「跳躍」、「改竄」
「連打撃」、「乱舞」、「ヒール」、「シールドバッシュ」、「ガード・アップ」
「剛力」、「金剛」、「加速」
「一刀両断」、「残影」、「魔力感知」
初級魔法・炎、水、火、雷、土、風、闇、光
初級呪術「呪」「恨」「影」
『黒姫ノ紅』装備時
・黒姫ノ炎
・黒姫ノ刃
・黒姫ノ罪
・黒姫『蒼炎ノ刻』
・黒姫ノ影
・黒姫ノ契
パッシブ
成長・Ⅱ
転職の加護
自動回復・Ⅰ
MP自動回復・Ⅰ
千手
ヒャッハー”!




