新たな敵
何かさ!
高菜と弘のキャラめっちゃぶれてない?
読み返してて思った!!
どうしよっ!
視界が景色と成るのに、それほど時間はかからなかった。
まあ、転移ってそういうものだから、うん。
転移したのは、屋根の上?
多分ここ地上だよね、脱出通路的な意味もあっただろうし。
そこから見る景色は、お祭りのような雰囲気で、どこか懐かしいような……何でだろ?
と、そこで。
自分が乗ってる屋根の建物の近くで、棒立ちしてめっちゃ考えてる弘様を発見。
あれ?
あの人なんで……あー、花さんか。
そういや『欠片』を探すっていう目的で下りてたんだもんな。
反逆者って言われても反論できないんじゃ?
グーパーグーパー。
手は動く。
羽も……出せるね、うん、これなら大丈夫。
そもそも私、あんま魔法使えないし羽さえ使えればこっちのもんよ?
引っ掛かったのが私でよかったね。
とりま、下降りるかね、このままだと流石に目立ちそうだから。
▷
僕ら、家族。
つまりは、麗華さん、凛さん、陽太さん、霊さんの、誰か。
誰です?
誰?
僕には霊力が見えませんし……!!
どうしましょう!?
「―――っ!!」
「あ、ごめんなさい、驚かせました?」
「あ、なたは……」
目の前に影ができたために驚き、飛び跳ねて後退してしまいましたが、そこにいたのは姉様と同じ金色の髪を持った理桜瑠さんでした。
はっきり言えば何故地上にいるのか等聞いておきたいところですが、そんなことをしている暇はありません。
「理桜瑠さん!このあたりで霊力は感じ取れますか!?」
彼女は霊力が分かる、地上でもはや唯一です。
この際使う意外ないでしょう。
「霊力?あー、ありますよ?弘様と同じくらいの強さですが。戦うっていうならやめといた方が―――」
「何処ですか!?」
「え?ここを南に突っ切ったらでっかい建物あるでしょ?その裏に高菜様と霊力の塊みたいな―――」
「ありがとうございますっ!!」
そうして私は急いで走り出しました。
高菜の場所へと。
「高菜様やあれとやりあう気なら絶対やめた方がいいと思うんだけど……」
行き場のない伸ばされた手と共に、発せられた言葉を聞かずに。
▷
「あるところに、天使と獣人の子供が生まれました」
太陽が沈み始めたある家の、周りに埋め尽くされた白い花を前に、薄い明りに照らされた、二つのローブをまとった者の影があった。
「その子の母親である天使は、【上位者権限】を持つ王家の血を引いていました」
片方の影は鈴蘭を前に、ペラペラと喋りながら哀愁の目をしていたが、もう片方の影は相手が何を言っているのか分からないようだった。
「しかし母親の父、彼女にとって祖父にあたる人物は、自分の娘が獣人と結婚することを良く思いませんでした。
その結果、愛し合っていた母親と父親は引き離され、彼女は母親のもとへ身を寄せることになりました」
影は花に触れながら語る。
「そこで彼女に待っていたのは虐待、罵倒をされ続ける日々……。
さらには母親の妹が弱っていた母親に毒を飲ませ、彼女が母親を殺すように仕向けた挙げ句、それを理由に家から追い出そうとしたのです」
立ち上がり、影は相手を見て語りかける。
「彼女は今も、母親の妹達と戦い続けています……たった、一人で」
しかし、風でめくれたローブの下に会ったのは、満面の笑みだった。
「悲しい物語だと思わない?──羅唯」
あざました!
どうやって完結させようかめっちゃ迷ってんだけど、どうにかするから暖かく見守ってください!




