王からの脅し依頼と水晶から出てきた創造神
想わぬ形で魔女?のいる洞窟に向かうこととなった俺達とアルトゥール、
アルトゥールが言うには・・ディャーヴォルが持っていた財宝を聞いた王、
その中にかなりの貴重品があるかもしれないと王は考えたらしい。
その昔・・・
死神と言われた頃のディャーヴォルは財宝を使って様々な武器を買っていた、
その中にオリハルコン・・俺達のいる異世界では普通にある金属だが・・
だがこの地では伝説の武器の素材と言い伝えられてて王も欲しがっていた。
そして・・・
アルトゥール達がディャーヴォルと接触してると聞いた王がこれを利用した、
すぐさまアルトゥール達に向けて使者を放ち王直々に手紙を書き届けていたのだ、
アルトゥールはこれを読んで了承、というか断れない内容だったからだ。
まず・・・
今迄の事は家族親族・・リディア達も含む全員が無罪を約束されたこと、
それはディャーヴォルも含む、過去の犯罪も無罪とする内容だった、そして・・
もしオリハルコンを持ち帰れば全員を昇級させ褒美も加える大奮発だった。
当然ながら・・・
この内容には王の住む首都で働く身内やその子供達も含んでいるからだ、
さらに血縁関係ではないが部下の友人知人まで絡んでいた内容だからだ、
ある意味これは見えない脅しでもあるので断るに断れないのだった。
その手紙を俺達も見る、俺もエリーナもこれは断れないと納得した、
手紙を見るに・・王は相当優秀のようで逃げ道を文書で完全に塞いでいた、
これは受けるしかない・・だが自分達では戦力不足なので俺達に・・
・・・・
俺達もどの道この魔女?のいる洞窟は行く必要があると考えていた、
だがヘイゾウお兄さま達はまだ準備が整わないので戦闘は避けろと言う、
確かにまだ半年も経ってないので各艦の新装備は半分程度しか進んでいない。
・・・・・
俺とエリーナは幹部を呼び会議を開く、これにはディャーヴォル達も参加、
というか・・正確な場所はディャーヴォルしか知らないので当然参加となる、
この時揉めたのがリディアの扱い、妊娠したので残そうと考えたが・・
「嫌です!私はディャーヴォルの妻です!どんなことがあっても行きます」
・・・・
なぜかアレクサンドラと肩を組み必死で艦に残ろうとする母と子だった、
これはテコでも動きそうにないので了承、だが一つだけ条件を加えた、
それは戦闘には参加しないこととアレクサンドラが保護すること・・
「それは当然だね~私が娘と孫をしっかり守るよ!、だからね~」
・・・
アレクサンドラはなぜか俺に近づき耳打ち、その内容に驚く俺・・
「そ・・それは可能だが・・当てはあるのか?」
「ああ死ぬ前に知り合った男の子が忘れられなくてね・・」
・・・
俺は以前作ったモンスターカードを金庫から取り出しある一枚を渡す、
それはルア達と同年代の子供のカード、何でも借りがあるらしい、
そのカードを受け取ったアレクサンドラは・・期待を膨らませていた。
その後も会議は続く、そして結論としては現地に趣くが偵察のみに限定、
止むない時は戦うがそれ以外はオリハルコンだけ探し出す事に限定した、
そして5日後の朝に出発する事となった、これは王への返答の為だった。
「依頼はお受けします、つきましては艦隊に攻撃はしないでください」
アルトゥールはこの要望書を部下に渡し王に届けさせた、それに納得する王、
すぐさま各地に伝令を放ち艦隊を見かけても無視するよう厳命した。
そして5日後・・
「各艦出航!!謎の洞窟に向かって出撃してください!!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・・
各艦は出航、尚今回はアルトゥール達も乗せて謎の洞窟に向かっていく、
アルトゥールの部下は約50人程、殆どが一般兵で素人に近かったので・・
暇見ては精鋭達が稽古をつけていたのでかなり戦えるようになっている。
・・・
アルトゥールはこれも考えていたのかな?
・・・
今は深く考えないようにしよう・・
そのアルトゥール達は移動中各艦を見学しては・・なぜか自販機巡り、
お金を入れてボタンを押せば商品が出てくる・・これに猛烈に感激した、
他にもクレーンゲームにドハマり、景品を手に入れた顔は子供のようだった。
・・・・
俺は深く関わらないように気をつけることにした。
ドシューーーーーーーーーーーン!!!!!!!
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・・
遊撃艦隊は大和と武蔵を除き100km移動する度に一旦降りた、
そして艦底氷針を展開してはまた浮上、これを数回繰り返し移動、
季節は冬に入ったばかりだったが思った以上に雪が積もっていた。
そして3日後の朝・・
「おい見えてきたぞ、あの山の麓に例の洞窟がある!!!!!」
洞窟を知っているディャーヴォルが大声で知らせる、あと3km程だ、
辺りは山ばかりで艦は分散して谷間に降りるしかない地形だった、
なので各艦は分散、個々に艦底氷針を展開して谷間に着陸していた。
ドシューーーーーーーーーーーン!!!!!!!
さて・・
ここからは徒歩で移動するのだが・・
・・・
相手の力量がわからないので俺とエリーナ、応援に来たサユミとタケシ、
それと道案内のディャーヴォルの5人で行くことにした、尚リディアは留守番、
他の精鋭達は万一に備えいつでも出撃するよう待機していた。
尚俺が向かうのは交渉になった場合の為、最高司令官が話すとなれば・・
常識のある相手ならば無視しないだろうという配慮だった。
相手を刺激しないよう俺達は徒歩で移動、しばらくすると洞窟に入った、
なぜか俺と腕組みして歩くサユミ、尚エリーナはタケシと腕組んでいた、
それを見て猛烈に呆れるディャーヴォルだが・・見て見ぬ振りをしていた。
・・・
まあ普通は夫婦で腕組むからな、おかしいと思われてもしょうがない・・
・・・
しばらく洞窟の中を歩いていると明るくなってきた、それは・・
まるで水晶の部屋、ここだけなぜか水晶が光りもの凄く明るかった、
そして俺達がその部屋に入った瞬間・・女性の声が聞こえてきた。
「あ・・あらディャーヴォルじゃない?武器は持ってきてくれた?」
「あ・・ああ用意しているが・・まずはこの方々と話してくれないか?」
「あらお客さん?いいわよどうせ私は動けないんだし・・」
姿は見えないが・・どうやら水晶の中に閉じ込められているようだ、
ディャーヴォルが俺を手招きして呼ぶ、俺は応じて水晶の部屋に入る、
すると壁の一部に人間姿の影が映し出された、これが本体なのか?
少し驚いた俺だったが・・気持ちを切り替えて語りかける。
「初めまして、私はルーカス・コウ・ウィリアムズと申します」
「あら貴方神がかり的な力を感じるわね、もしかしたら別世界から?」
「仰る通りです、私は地球という星から異世界に召喚された男です、
以降様々な出会いを通じて今の力を手に入れてこの地に来ました」
「なら話は早いわね、私は最上級創造神の一人、名はアデラと言うのよ、
ある神と衝突して・・悔しいけど負けてこの部屋に閉じ込められたの、
だけど突貫で作ったこの部屋はある武器で壊せるけど内側からは無理なの」
「それで・・ディャーヴォルに武器を?」
「ええそうよ、だけどこの地ではその武器は無いようで全て壊れたのよ、
でも貴方の持つその武器なら壊せるかも・・頼んでもいいかしら?」
「それはいいですけど・・条件があります」
「出来る範囲なら応じるわ、どういう事かしら?」
「ええ我々は「共存」をコンセプトに動いています、それは神でも同じです、
なので貴方にもそれを求めます、尚最上級破壊神、創造神も同意見です」
「あら私以外にも創造神・破壊神が?」
「ええ全員ではありませんが仲間として共存しています、なので・・
貴方にもこの部屋から出た後は我々と共存を求めます、どうでしょうか?」
・・・・
「うふふ・・・貴方面白いことを言うわね、でもその話は本当のようね、
でも私を封じた創造破壊神は手強いわよ、それでも同じ事が言えるの?」
「それは当然です、共存を脅かす者に関しては戦います、ですが・・
我々は何度も言いますが共存が目的なのでそれらを滅ぼす気はありません、
ですが弱肉強食のこの世では戦わないとわからない事も理解しています」
・・・
創造神は黙り込む、まさか自分と同格の者が来るとは完全な予想外のようだ、
だが俺なら創造神をここから出せる、そして仲間も出来るのは確定となる、
単独だとまた封じられる可能性が高いが俺達と組めば・・
・・・・
さすがに半永久にここに封じられるのは嫌なようだ、なのでこの創造神は・・
断る理由はないと考え・・・
「い・・いいわ、私も貴方方と仲間になりたい・・だからここから出して!」
「ええわかりました、今から砕きますので離れてください!!!」
俺は聖刀大和を取り出し構える、すると創造神の影は横に移動していく、
そして右手でここを刺せとジェスチャー、俺はそこに向けて身構える、
よく見るとここだけ少し色が薄い、そこに目掛け俺は聖刀を突き刺す!
ズササササーーーーーーーー!!!!!!!
聖刀大和は水晶を突き刺し・・次の瞬間水晶はひび割れ砕け散る!
バリーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!
すると水晶の部屋はコナゴナに砕け・・
「あ・・ああやっと出れたわ!!!」
30歳位の・・ショートヘアの美女が現れた。




